絡んでくる酔っ払いは、この一言で撃退できる

忘年会・新年会などで飲酒の機会が増えるこの時期、繁華街の通りや駅構内、電車内などで酔っ払いに絡まれる危険性も高まります。警視庁によると、去年1年間に都内の駅構内で起きた暴行や傷害事件などはおよそ950件。忘年会などで飲酒する機会が増える12月に多く、午後10時から午前1時の時間帯に集中していたとのことです。

 

アルコールが入ると普段の人柄と違ってくる人も少なくないようです。気が大きくなるのでしょうか、あるいは「酒が入っているから」と、自分に甘くなるのでしょうか。特に、駅員さんへの暴言や暴力はよく伝え聞きます。しかし、一般市民にとっても大変迷惑な存在だといえます。

 

混雑した駅構内などでは、そのつもりがなくても肩が触れたり、バッグがぶつかったりすることもあるでしょう。その際、運が悪ければ難癖を付けられたり、怒鳴られたり、小突かれたり、もっとひどい暴力を受けるかもしれません。これは絶対に避けたいですよね。
では、どうすれば避けられるのでしょうか?

 

 

もちろん常に周囲に目を配り、危うくなりそうな人からは遠ざかっていることが大前提。「君子危うきに近寄らず」の通りです。向こうからぶつかってきそうな時は、一瞬でも早く気づいて避けて通ることです。

 

また、実は彼らは酔っていながらも相手を見ています。

 

彼らは自分より大柄、長身、体格のいい人には、はじめから相手にしないようにちゃんと見ているのです。「相手は誰でもいい」のではなく、彼らなりの計算があるので、あまり大柄でない人、体格が並か華奢な人は、ぶつかられないように要注意です。

 

よく、ファッションで革製のワイルドなジャンパーやチェーンを付けている人がいますが、あれも見た目で強く見せるためです。そのようにファッションで、相手をけん制することも有効です。

 

が、ごく当たり前の会社員、スーツにコートといったようなファッションでは、そのようなけん制をするのも難しいでしょう。気を付けていても、いきなり目の前にいきり立った酔っ払いがいて、なんだかんだといちゃもんをつけてきたら、どうしましょう? 

 

 

そんなとき、何か大声で言われたらまずは、驚いたように大きな声で、「あれー?」と言いましょう。「どうもー。お久しぶりです! お元気そうですね!」と、さも知り合いのように言うのです。

 

この時、笑顔で言えればもっとよいでしょう。「どうも、その節はお世話になりました。奥さんはお元気ですか?」とでも言えば、「え? 知り合いか?」と、一瞬正気になるでしょう。

 

つまり、相手の意表を突くのです。

 

そうして相手の気をそいでしまえば、向こうもそれ以上の言葉を失うはずです。「じゃ、どうも。お気をつけてー」と言って、その場をさっさと立ち去ってしまえばいいのです。

 

こうしたとっさのひとことは、日ごろからのイメージトレーニングを必要とします。酔っ払いに絡まれたら、自分はこう言おう! と頭の中で考えておかないと、いざというときにすんなりと出てこないものです。

 

演技力も必要です。本番に備えてすぐに反応できるようにあれこれ考えましょう。ディベート能力を問われるといってもいいでしょう。こう言われたら、ああ返す……と、想像力を活用しましょう。もし、「バカヤロー、お前なんか知らないぞ!」とでも言い返されたら……?

 

 

そんなときは「またまたー。ウチの取引先の方ですよね? よく知ってますよ」と言ってみましょう。

 

通常、仕事をしていれば何らかの取引先は欠かせませんから、「ん? 本当に取引先の者かも?」と、不安になるでしょう。そこでさらに突っ込んで、「間違いないと思うんですけどー。じゃ、御社の名前は?」と、個人情報を訊きだすようにします。

 

会社名を出さなければならないとなると、さすがにマズイと思うでしょう。しどろもどろになるか、大人しくなって自分から去って行くかもしれません。

 

彼らは知らない相手に自分が大きく出たらビビったり、たじろいでくれたりすることを望んでいます。自分はちっぽけな人間ではないと認めてもらいたい人たちです。

 

大声を上げたり、人に絡んで迷惑をかけようとしたりして、自分の存在を知ってもらいたいのです。「かまってちゃん」とでもいえるような、小市民なのです。アルコールが入って気が大きくなって何かかましてやろうという気になっているのですから、下手に応じるとこじれるでしょう。

 

 

知り合い同士なら、みっともない真似はできませんから、知り合いを装ってうまくけむに巻くようにすれば、穏やかにその場を収められるでしょう。笑顔と「どーもー」と相手に近づくくらいの気持ちで対応しましょう。

 

彼らは恐れられてこそ、いい気分がするし、そうなると信じて行動するので、逆に笑顔で親しげに返されると、それこそたじろいでしまうはずです。

 

一日を気持ちよく終えるためにも、トラブルは避けたいものです。ケータイやスマホに夢中になって周囲の状況に気づくのが遅れたり、抜き差しならない状況に陥ったりしないように、自分の目と耳と足、そして口を上手に使って、トラブルに巻き込まれないように警戒しましょう。

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