絶対に結婚したい30代女性は「三低」を選択肢に!

人間関係

後藤百合子

■女性が結婚相手の男性に求めるのは経済力一点集中
バブル華やかりし頃「高学歴・高収入・高身長」の「三高」が理想の結婚相手の条件とされ、その条件を満たす男性は引く手あまたでした。さすがにオールクリアは無理でも2つ揃った男性の多くは卒業後数年で「女子力の高い」女性たちに次々とゲットされていったものです。

 

そしてバブル崩壊後失われた20年を経た現在、すでに多くの女性のターゲットは一点集中で「高収入」だけに集まっているといっても過言ではありません。

 

※内閣府平成23年「結婚・家族形成に関する調査」報告書より
※「既婚」は結婚3年以内

 

この表から明らかなのは、年収が高くなればなるほど既婚または恋人がいる男性の割合が高いということ。年収300万円未満で既婚の人は15%にも満たないのです。

 

それもそのはず、30代未婚女性の75%(20代の未婚女性にいたっては80%!)が結婚相手に「経済力」を望んでいるのです。男性の収入が多ければ多いほど既婚者が多いのは自明の理でしょう。

 

平均的な男性サラリーマンの年収は400万円台前半ですが、この層でも約半分は既婚か恋人がいます。当然、平均以上の年収の未婚男性をめぐる女性の競争は激しいものになっています。これは多くの未婚女性が実感しているのではないでしょうか。

 

 

■男性が求めるのは「容姿」と「年下」
しかし、意外と知られていない事実があります。男性と同年代の未婚女性がこの層の男性と結婚するのは実はけっこう大変なのです。その理由は、同じ調査で30代の未婚男性の約45%が結婚相手の条件に「容姿」を選び、男性の年齢が上がれば上がるほど年下の女性と結婚する人の割合が増えること。

 

20代では年上女性と結婚するパターンもけっこう多いのですが、この調査の男性は30代前半では約73%、後半では83%の人が自分と同い年かそれ以下の女性と結婚しています。つまり、容姿など女子力によほどの自信がない限り、女性は若ければ若いほど結婚に有利になるのです。

 

■高学歴・高収入・年上を求める女性ほど結婚しにくい
さらに追い打ちをかけるように、女性は学歴が高くなればなるほど未婚率が上がる、という統計もあります。

 

女性が結婚相手の男性に自分より高学歴や高収入を求めたい気持ちはわかりますが、学歴の高い女性ほど年収が高くなる割合も高いでしょうから、自分と同じかそれ以上の学歴・年収を男性に求めればそれだけ相手の選択の幅が狭まるということに他なりません。本人は自覚していなくても深層意識でそこにこだわっている限り、結婚への道はさらに遠のいてしまうのです。

 

また、自分より高収入を求めるとどうしても年上の男性に目がいきがちになります。しかし30代前半で結婚している女性の26%は年下男性と、30代後半ではなんと40%の女性が年下男性と結婚しているのです。相手に「上」を求めなければ結婚しやすくなる、というのは学歴や年収だけでなく年齢も同じです。

 

 

■30代既婚男性の過半数は「妻にも働いてほしい」と思っている
いっぽう通説に反し、私の知る範囲では、最近の働き盛り世代の男性は自分より高学歴、高収入の女性に対して女性が思うほどにコンプレックスをもたないことが多いようです。結婚・出産しても働き続ける女性が増えているのに加え、将来への不安が山積する現代日本社会において、リスク分散のためにも結婚しても妻にはずっと働いてほしい、と願う男性も増加しています。

 

それがわかるのが、やはり同じ調査の別の設問です。行政に実施してほしい取り組みとして「夫婦がともに働き続けられるようになる職場環境の充実」を挙げた人が、30代男性未婚者では39%ですが、既婚者になると10ポイント以上も多い51%となっています。同じく女性でも30代未婚では52%ですが、既婚者では65%が希望。つまり独身時代は男女ともに「専業主婦」を望んでいる層でも、実際に結婚するとシングルインカムでは生活が厳しかったり、将来への経済的不安があるために共働きを望むカップルが増えているのではないかと思います。

 

■絶対に結婚したい女性は三低を選択肢に!
2030年には女性の生涯独身率が25%になる、という予測もあり、男性と同じく女性の未婚率もじわじわと上がってきています。しかし、多くの未婚女性が未婚でいる理由は結婚したくないからでも、経済的に結婚できないからでもなく、結婚したい気持ちはあるが適当な相手に巡り合わない、が大多数を占めているのです。

 

そんな未婚女性の結婚への近道は、まず相手に対し高学歴や高収入、年上という条件を求めず、低学歴(学歴にこだわらない)・低収入(年収にこだわらない)・低年齢(年齢にこだわらない)の相手にも選択肢を広げることから始まるのではないでしょうか?

 

男性の年収を平均の400万円以下、さらに年齢も20代まで広げればぐんと選択の幅は広がります。経済力が心配といっても相手の年収で足りなければ、不足分を自分の年収で補えばいいだけの話なのです。

 

それでもどうしても三高のこだわりをはずせない、ということであれば、もう一度自分の女子力を徹底的に磨き直すしか対処方法はなさそうですが……。

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