アウトドア派におすすめの「10年楽しめる大きめキャンピングカー」3選

車・交通

トラックをベースに、運転席や車台を残し、荷台部分を客室で覆ったタイプを「キャブコンバージョン」と呼ぶ。ほとんどが普通免許で運転でき、天井の寝室部分を運転席直上まで覆った箱型が主流だ。ボディーは長さ約5m、幅約2mと大柄だが、なかにはひとまわり小さいミニバンベースのものも。キャブコンバージョンは客室の設計の自由度が高いぶん、モデルごとの間取りや機能面の違いが出やすいものの、ゆったりとくつろげるダイニング&ベッド、本格的なキッチンスペースは共通。

 

トイレ&シャワールームを備えたものも多い。また、FRP樹脂などで構成された客室のパネルには断熱処理がしっかりと施され、窓もアクリル製となり、外気の影響を受けにくい構造。おかげで、真夏の昼間に乗り込んでもあまり暑さを感じることはない。1週間程度の車中泊はもちろん、その気になれば日本一周の旅だって楽しめる、究極の“移動式別荘”なのだ。以下、ビーパルのおすすめを紹介しよう。

 

 

■バンテックセールス/コルドランディ

¥5,500,000~
ベース車両:トヨタ:カムロード
ナンバー区分:8ナンバー
問い合わせ先:バンテックセールス TEL04(2936)6528

 

 

ペットと一緒に、のんびりとアウトドアを楽しみたいという声に応えて開発されたキャブコンバージョン。客室の入り口からシャワー付きマルチルームまでの床はFRP製の防水トレイになっていて、汚れても水洗いできるため、靴を履いたままペットと一緒にアクセスできる。
さらに、助手席の後ろにはペットのベンチシートとしても使えるカスを設置。3方向からたっぷり光を取り込めるダイニングは、縦1860×横1400㎜のベッドに展開でき、バンク部(運転席直上の空間)にもふたり分のサブベッドが付く。ドッグランで走り回ったり、フライフィッシングやカヤックでくたくたになったら、シャワーを浴びてふかふかのベッドへ直行だ!

 

 入り口後方の扉からペットや長靴などを直接マルチルームへ入れることもできる。

 

2口ガスコンロが付き、広い天板(幅1365㎜)を備えた豪華なキッチン。シンクはエントランスで手が洗える場所に配置されている。

 

メインベッドは大人ふたりがゆったりと寝られる広さ。リビングのアレンジも多彩だ。

 

 


■カトーモーター/ボーノ

¥4,680,000~
ベース車両:マツダ/ボンゴトラック 
ナンバー区分:8ナンバー
問い合わせ先:カトーモーター TEL0256(62)6516

 

 

新潟県燕市を本拠とするメーカーが手がけるキャブコンバージョンは、雪国ならではの徹底した断熱処理が自慢。断熱層の厚みは最大で5㎝にも達し、冷暖房の電力消費を最小限に抑えて過ごせる。良質なナラ材をふんだんに使ったインテリアもポイント。プリント合板とは明らかに違う、優れた質感の家具類はすべて手作りで、使い込むほどに味が出そう。
また、天然木は客室の断熱・湿度調節にも効果を発揮する。内装の仕様は選択でき、2段ベッド化も可能。ベッド下にある大容量の収納スペースに加え、天袋も充実し、ロングステイでも車内が散らからない。ボディーは横風の影響を受けにくい丸みを帯びたデザインで、軽量かつ低重心設計。運転のしやすさにも配慮している。

 

テーブルを外し、ロングソファを展開すると、やはり個室感覚のベッドルームが完成。木の香りでぐっすり眠れること間違いなし!

 

リビングの入り口にある木枠が仕切りとなって個室のような空間を演出。大人5人でくつろげる広さだ。

 

後ろから見るとアメリカのクラシックなキャンピングカーのよう。

 

■セキソーボディ/TOM 23

¥3,820,000~
ベース車両:トヨタ/ライトエース・タウン エーストラック
ナンバー区分:8ナンバー
問い合わせ先:セキソーボディ TEL048(760)3377

 

 

全長4850×全幅1920㎜、排気量1500㏄の、タウンエース・ライトエーストラックをベースにしたキャブコンバージョン。標準装備仕様で車重は約1650㎏と、このタイプのなかではとても軽く、メーカーの公表燃費も10㎞/ℓと良好。専用設計の客室は、対面にもなる2~3列シートとサイドソファによるコの字構成。ベッドに展開するのも簡単で、大人3人が寝られる広さに。バンク部にも大人2名が寝られるスペースが確保されている。
キッチンはもちろんのこと、収納にも使えるマルチルームも付き、ポータブルトイレを設置すれば高速道路の渋滞でも不安を感じなくて済む。燃料消費の激しい山道を軽快に進み、渓流沿いで連泊、という使い方が合いそうだ。

 

インテリアはシンプル。そのぶん、広さを実感できる。必要十分な広さと燃費のよさを重視するアウトドアマンにおすすめ。

 

客室のドアを後方に配置することで、無駄のない直線的な室内空間を実現。窮屈さは皆無だ。

 

キッチンは最後部に設置されている。ビルトインされた冷蔵庫は65ℓの大容量タイプ。横には個室トイレとしても使えるマルチルームも。

 

※価格はすべて税抜です。

 

構成/櫻井 香、安藤政弘 撮影/中村文隆、見城 了、木村武司、柏岡裕之、林紘輝

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