「お酒好きは脚がツル」ってホント?

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「いつつるかわからないから怖い」「なかなか痛みが取れなくてつらい」と怯える美ST世代も多いこむらがえり。運動していた若いころとは違い、筋力の衰え、血行不良、女性ホルモンの減少が大きな原因です。例えばお酒の飲み方一つでも気をつけるのが、黒ツル集団の攻撃を防ぐ第一歩。

 

撮影/齋藤裕也(t-cube) ヘア・メーク/木下庸子 取材/長澤優美子

 

 

■頻繁につるようになったら病気が隠れている可能性も…… 事実、お酒好きは足をつりやすい!

 

 

 

「脚がつる」とは、脚の筋肉が萎縮し痙攣を起こしている状態。若いころ運動していてつるのとは違い、美ST世代は別の原因が。40代女性の脚がつるのは女性ホルモン減少による筋肉の衰えや血行不良が大きな原因。冷えやむくみを感じるのは更年期、ハイヒール生活は筋力の低下、座り仕事は血行不良につながります。お酒やコーヒーの摂りすぎによる脱水、偏食によるミネラル不足も一因。もし頻繁につるなら腎臓や肝臓の病気、糖尿病、静脈瘤などの疑いも。

 

 

お話を伺ったのは……KISHI CLINICA FEMINA院長 岸 郁子先生

東京都済生会中央病院婦人科部長。慶應義塾大学医学部卒、同大学医学部非常勤講師。「医師間で信頼されている医師」にも選出される。

 

 

■お酒好きだけじゃない、40代はこんな人も脚がつりやすい!

 

 ●1.仕事は座りっぱなし

 

 

デザイナー 新保真奈さん(42歳)

ふくらはぎや足の裏が時々つります。仕事柄、朝から晩までパソコンの前で作業することもしょっちゅう。足が重く感じます。

 

 

●2.外食が多い

 

 

会社役員 藤田貴子さん(43歳)

仕事柄、外食が続くことも多く、気がつくと野菜を摂る量が少なくなっています。それによってミネラル不足になっているかも……。

 

 

●3.ハイヒールが好き

 

 

主婦・歌手 池末真弓さん(46歳)

ほぼ毎日ヒールを履くのですが、帰宅して靴を脱いだ時など、いきなり足の指がつるんです。なかなか治らなくて困っています。

 

 

●4.お酒やコーヒーが好き

 

 

薬剤師 神林友起子さん(48歳)

お酒やコーヒーが好きで、カフェイン系の飲み物を一日何杯も飲んでしまいます。愛犬の散歩をして帰宅すると脚がつることが。

 

 

●5.冷えやむくみを感じる

 

 

会社経営 眞保栄ゆかりさん(50歳)

時々、寝起きに突然ふくらはぎがつります。近頃、ホットフラッシュや冷えなど更年期の症状もあり、関連性があるか知りたい!

 

 

■つったときの対策は?

 

●1.筋肉の緊張をほぐすのが第一。三陰交も効果的

 

 

脚がつったらまずは脚をブラブラささせ、筋肉の緊張を取ることが大事。つった脚の横側のスジや三陰交のツボを押したり揉んだりするのも効果的。三陰交はくるぶしから指4本分上のところ。筋肉がほぐれると痛みが軽減して回復も早くなります。

 

 

●2.痛みが取れたら足先を上下させれば血流がグンとアップ

 

 

痛みが取れたら足先を反らせるストレッチや足先の上げ下げ運動を。長時間同じ姿勢でいると血行不良になるので、足首を動かすことで血流がアップします。運転席など狭い空間でもできますが、必ず安全な場所に駐車してから。

 

 

●3.靴を脱げるなら両手で足の指のつけ根をグイグイとマッサージ

 

 

筋肉をリラックスさせ、血流をアップさせた後、靴が脱げるなら足の指のつけ根をマッサージ。足の指やつけ根にはツボが沢山あり、血行が促進され栄養が筋肉まで行き渡ります。ふくらはぎや太ももの筋肉痛、関節痛にも有効。

 

 

●4.寝ている時につったら両ひざを立てて力を抜いてリラックス

 

 

痛みが取れても脚を一直線にしたまま寝ると再び激痛がくる恐れが。両足のひざを立ててると緊張が取れ、筋肉がリラックス。

 

 

●5.痛みが取れないときは頓服薬として漢方の「芍薬甘草湯」を

 

 

手を尽くしても痛みが治まらない時の強い味方が漢方薬「芍薬甘草湯」。頓服薬として飲んで、しばらくすると痙攣が治まります。クラシエ 漢方芍薬甘草湯エキス顆粒 ¥1,219 第2類医薬品

 

 

■つらないために今すぐできる4つの予防法

 

●1.脱水症状を防ぐために水を飲む

 

 

アルコールは浸透圧の関係で血管の中から水を奪ってしまうため、脱水症状を引き起こします。水分不足になると血流が悪くなり、つりやすい脚に。度数が高いお酒ほど脱水症状が起きやすいので、アルコールを摂取する際は必ず水も一緒に。

 

 

●2.よく歩いて筋肉をつける

 

 

脚の筋肉減少をストップさせるには脚を動かすこと。日常でいちばん簡単にできるのは歩くことです。大股歩きや早歩きはもちろん、エスカレーターを使わず階段を上ったり、一駅前で降りて歩くなど、意識して歩く生活を。

 

 

●3.ひざかけで冷えを予防

 

 

長時間同じ姿勢で座っていたり、スカートで脚を出していると、冷えが促進されて筋肉が萎縮します。夏のオフィスでは冷房でさらにつるリスクがアップ。つりやすい人はひざかけを使う、パンツをはくなど、冷やさない工夫を。

 

 

●4.海藻しらすサラダでミネラル補給

 

 

ミネラル不足で血液の電解質バランスが崩れるのも脚がつる原因の1つ。ミネラルを十分摂るためにも、カリウムが豊富な生野菜に、マグネシウム・カルシウムの多い海藻・しらすをトッピングしたサラダなどがオススメ。

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