テレビ、ファッション業界、SNSでひっぱりだこ! 急上昇中の「ぽっちゃり女子人気」の実態をぽっちゃりタレントが語る

 

近年、テレビや雑誌上で女性のぽっちゃりタレントが存在感を高めていると感じている方は多いだろう。

 

渡辺直美さん、柳原可奈子さんなどは、もはや“ぽっちゃりクイーン”と呼んでいいほどの確固たる地位を築いているし、『R-1ぐらんぷり』に3年連続で決勝進出を果たしているゆりやんレトリィバァさん、女性初の吉本新喜劇座長に就任した酒井藍さんなど有望なニューフェイスも続々と登場している。

 

ほんのひと昔前まで、メディア上ではぽっちゃり体型の女性は笑いの対象になりこそすれ、かっこよさやセクシーさの対象にはなりづらかった。それが今では『la farfa(ラ・ファーファ)』(ぶんか社)というぽっちゃり女子向けのファッション誌が人気を博したり、ぽっちゃりアイドル「Pottya」(※「o」はハートマーク)、果てにはぽっちゃり限定お見合いパーティーなんていうものまである。

 

 

ようやく世間に遠慮することなくぽっちゃり体型を保持して、ぽっちゃりならではの魅力をPRすることができる時代になったのだ。この時代や社会の変化を当のぽっちゃりタレントやファッション関係者はどう感じているのだろうか。二人の方にお話をうかがった。

 

まず一人目は豊満なダイナマイト・ボディながらキレッキレのダンスで人気を博している歌手でタレントの。

 

 

 

──女子として、芸能人として“ぽっちゃり”に対する世間の意識の変化を感じることはありますか?

 

Miyky:極端にモテるとか、大きく何かが変わったと思うようなことはないですが、道ですれ違う人とか、心なしか見る目があたたかくなったような気がしています。ほかにも、ぽっちゃりさんが着られる大きいサイズの服が多くなったり。「ぽっちゃりさんはぽっちゃりさんで良いんだ!!」みたいな……大げさかもしれませんが、ぽっちゃりさんが恥ずかしがらず生活出来る環境にちょっとずつ変わってきた気がします。

 

──痩せ型女子にはない、ぽっちゃり女子の魅力ってなんだと思いますか?

 

Miyky:包容力があるように見える、優しそうに見える、明るく見える……とかかな。まぁ全部イメージなんで、実際は人それぞれやと思います。

 

──ぽっちゃりで良かったと思う瞬間ってありますか?

 

Miyky:インパクトがあるので人に覚えてもらいやすいです。いい人にも思われやすいですね。

 

──ぽっちゃり体型であることをコンプレックスに思っている女子にエールを!

 

Miyky:人にはそれぞれ“似合う体型”というものがあると思います。今、自分を鏡で見たとき「この体型可愛いな!!」と思えばそのままで良いし、満足出来ていなければダイエットするなり筋トレするなり、もしくはたくさん食べて良い太り方を考えたりして努力して自分の似合う体型に近づいていけば、ハッピーに過ごせるんじゃないでしょうか? だから私は痩せ型女子もぽっちゃり女子も否定はしません。たまたまその人に似合う体型がぽっちゃり、もしくは痩せ型だったというだけで──なので私はこれからもぽっちゃり女子を続けていきたいと思います。もちろん、ぽっちゃりゆえの病気には気をつけなければいけませんが……。

 

続いて二人目は。

 

 

──ファッション業界では近年の“ぽっちゃり市場”はどう映っていますか?

 

古澤:ファッション専門誌ができたり通販の『ニッセン』で大きく取り扱われたり、ぽっちゃり向けのファッション市場はここ数年で急激に成長しています。個人向けファッションコーディネートの需要も高まっていると聞きます。

 

──ぽっちゃり女子の心理にも変化が起こったのでしょうか?

 

古澤:たとえば大柄な人の多いアメリカでは、太っていてもおへその出るシャツを着たりするのが昔から一般的でした。日本人もようやく発想が自由になってきたということじゃないでしょうか。ファッションは細くて八頭身の人だけのものじゃないし、太っているからこそ出せる可愛さやオーラはあると思います。

 

──ぽっちゃり女子におススメのコーディネートを教えてください。

 

古澤:ぽっちゃりした方は肌を隠して体型をカバーしようとする傾向が強いですが、逆にあか抜けない印象になってしまいがちです。身体のラインは気にせず、出すところは出して、締める部分もつくったほうが結果的にスッキリ見えます。あと、明るい色の服や大きく派手なアクセサリーは細い人よりもぽっちゃりした人のほうが似合うことが多いと思いますよ。

 

***

 

“女性はこうあらねばならない”と外見や社会活動に制約を課すことは、男尊女卑にほかならない。そもそも太っていて他人に迷惑をかけることなんてないわけだし、言葉は悪いが「デブ専」といわれる嗜好も存在する。

 

古い時代から引きずってきた精神的な足かせは女性だけでなく、女性を愛する男性をも不幸にするだけ。人間、もっともっと自由に生きていいんじゃないかと思うのだ。負けるな、ぽっちゃり女子。

 

関連記事