現代人の間で「スマートフォンサム」急増中! 手首に謎の痛みを感じるNG行為と予防のための対策

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ケガをしたわけでもないのに体に痛みを感じた時、人は誰でも不安に思うもの。「何か変な病気だったらどうしよう」「このままずっと痛かったら困るな」と悩むこともありますよね。そして、現代では手首に謎の痛みを感じる人が急増中。日常生活に支障をきたしている人も少なくないようです。

 

 

■世界に広まる「スマートフォンサム」

 

9月13日放送の「ガッテン!」(NHK)では「新・現代病! 世界に広がる謎の痛み」と題した特集を放送。
世界に広まりつつある手首の痛みについて取り上げました。
5月にはアメリカのニュースで報道されたほか、中国の江蘇省では「十大生活習慣病」の一つに認定されたという驚きの情報まで。
手首の痛みに苦しめられている人は増加の一途をたどっているようです。

 

実はこの痛みの正体は、手首が炎症を起こす「腱鞘炎(けんしょうえん)」によるもの。
腱鞘炎は、もともとはピアニストや工場の労働者、料理人など手を酷使する人の職業病でした。
しかし、現代では一般の人でも「動かすと電気が走るような痛みを感じる」「力を入れるとビリッと痛む」といった症状を訴える人が続出。

 

腱鞘炎の人が増えている原因について、出演者の間では「“おいでおいで”のやりすぎ?」「アイドルの握手会に行き過ぎたんだ!」といった予想が飛び交いますが、残念ながら不正解。
痛みを生じさせているのは、スマートフォンやパソコンで親指を使い過ぎたことによるものなのです。
親指を開くときには手首を通る「腱」を使うため、親指の酷使が腱鞘炎の一因に。
海外では手首の炎症のことを、親指を表す「thumb」という単語を使って「Smartphone thumb(スマートフォンサム)」と命名。
今となっては常識的な言葉として認知されているほど有名な病気となっています。

 

 

■腱鞘炎を悪化させないために

 

 

手首の痛みが腱鞘炎由来のものかどうか、チェックする方法があります。
東京女子医科大学の酒井直隆先生が教えてくれたのは、親指を内側に曲げてから他の4本の指を握り込み、手首を小指側に曲げるという方法。
筋肉が引っ張られるような軽い痛みなら問題ありませんが、手首に強い痛みが出れば腱鞘炎が起きている可能性も。

 

手首に異常を感じた場合は、患部にダメージを与えてしまうため揉むのは厳禁です。
また、スマートフォンを使う時は親指を使わずに人さし指を使えばOK。
パソコンのキーボードをたたく際は手首の下にタオルを重ね、即席のクッションをつくるようにしましょう。
すでに即席クッションを使っている人からは、「勝手に『腕枕』とネーミング。
「タオルを丸めただけでつくれて重宝してます」「手首が反らないからホントにラク!」といった声が上がるなど便利さを感じる人も多いよう。
しかし、どうしても痛みがひどい時は自己判断せずに整形外科を受診するのがおすすめ。
悪化すると手術を受けることもあるので、ほったらかしは厳禁ですよ。

 

現代を生きる人にとって、スマートフォンやパソコンは生活に欠かせないツール。
役立つものが害を及ぼすものに変化しないよう、上手に付き合っていきたいですね。

 

文/プリマ・ドンナ

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