ハリスツイードのタグ、オロビアンコのリボン、ジャケットのラペルピン…あなたのファッション、間違ってませんか?

 

■生地タグ、フードの紐、「UVカット」シール…どうしてますか?

 

ハリスツイードの生地タグって、真ん中にオーブマークがついててなんだかお洒落ですもんね。もしかしてヴィヴィアン ウエストウッドのディフュージョンかも、と思って付けたまま着てるのでしょうか。生地タグは一種の品質保証ラベルです。この生地ブランドの品質を信頼して使っていますよ、というメーカーの姿勢を、あくまで店頭限定で表示しているものですので、着るときは外しましょう。

 

生地タグ以外にも、本来外すべきものをつけたまま着ている人、ほかにもいますよね。

 

・ベントやポケットのしつけ糸

ジャケットの後ろ裾のベント(切れ込み)を縫い付けてあるバツ印のしつけ糸を外していない人、結構いますね。会社に着ていって、上司に指摘されてから外す、またはオフィスで先輩OLに「もう、社会人として失格よ」なんていわれながら外してもらうというのは、なんとも羨ましい。ジャケットのセンターベント、サイドベンツだけでなく、ポケットのしつけ糸も外してくださいね。パンツもですよ。コートの裾もお忘れなく!

 

・オロビアンコのブランドタグ

若いビジネスマンに人気のバッグブランド、イタリアのオロビアンコ。ブリーフバッグに取り付けられているリボンタグを付けたままの人、結構います。デザインが可愛いので、あえて付けてるのかもしれませんが。昔、ジェネラルリサーチの赤いリボンタグを付けたままの人、いましたよね。ニューエラのBBキャップのブリム(つば)の貼ってあるシールも付けたままだったり。ヒップホップミュージシャンの真似みたいですが、外したほうが、お行儀がよろしいかと。

 

・マフラーやスカーフの洗濯タグ

マフラーを巻いたとき、生地端の洗濯タグがピラピラしてるの、カッコ悪くないですか? あれは絶対カットすべきと思います。ハサミで切ると、白い部分が残りますので、リッパーで丁寧に。僕はブランドタグも糸から外しちゃいます。関係ないですが、IKEAの商品についてる、あの長いタグ、切りますよね。傘の内側にビロ~ン、ぬいぐるみにもビロ~ンって、あれほんとめんどくさい。

 

・シャツのカラーステイ

ワイシャツの襟をピンとさせるために入ってるカラーステイ。え、外すの?という人もいると思いますが、あれって肩パッドがしっかり入った英国調のスーツ専用です。構築的なスーツには、襟羽根のパリッとしたドレスシャツが似合うので、カラーステイを入れてタイドアップするほうがいいんです。でも、いま主流の肩パッドのないイタリア式のアンコンジャケットのときは外したほうが見た目も着心地もソフトですよね。といいつつも、お洒落上級者には、薄くて軽いジャケットに、あえて襟だけパリっとさせて着る「はずし」という着こなし方もあるようです。ちなみに僕はカラーステイは速攻外して、「バジル」と書いて植木鉢行きです。

 

・ジャケットのラペルピン

ラルディーニの「花」、ガブリエレ バジーニの「スカル」、タリアトーレの「シルクハット」、イザイアの「赤珊瑚」など、イタリアの人気ブランドのジャケットには、ラペルピンがついているところが多いですね。アクセサリーとして付けられていますし、実際に大流行したので、国内外の多くのブランドがラペルピン付きのジャケットをリリースしています。確かにアレ、お洒落なのでつけていてもいいと思いますが僕は外しますね。ある意味、ブランドロゴみたいなものですし、ラルフローレンの馬とか、ブルックスブラザーズの羊みたいなものかと。DCブームの頃のロゴ入りトレーナーみたいな気がして、ちょっと気恥ずかしいんです。

 

・サングラスのレンズに貼り付いている「UVカット」シール

ときどきビニール片みたいなのをレンズにつけたままの人を見かけます。生地タグやブランドタグと同じ品質保証シールは、外して使うのが普通かと。ユニクロや無印良品のお店で陳列しているときのサイズ表記シール、あれもつけたままの人、見たことあるし。テレビやHDDレコーダーの「Blu-ray」とかパソコンの「Windows10」のシールも外しますよね。え、つけたままですか?

 

・スウェットパーカのフードの紐

チャンピオンとかのスウェットパーカのドローコード(紐)、つけたままですか? あれ邪魔じゃない? 寝間着にしてると首とか口とか、うざったいし。僕は抜いて捨てちゃいます。フードをかぶることもなければ、ドローコードで絞ることもないので。古着のスウェットパーカで、紐ついたまま売ってるやつ見たこと無いですし。ちなみにスウェットパンツの紐は、ウエストのゴムがゆるんできたときにずり落ちるので死守します。

 

 

■実は間違っている人が多数!「外すべきボタン」の基本は?

 

タグやシール以外にも外すべきものを外してない人、結構います。その最たるものはボタンです。2つボタンのジャケットは、上一つ掛けが鉄則です。最近あまり見かけませんが、3つボタンジャケットの上2つ掛けってのも基本で、一番下のボタンは外しておくものです。今主流の段返り3つボタン(一番上のボタンがラペルの裏側についている)ジャケットは、一番上も外して、真ん中ひとつ掛けが正解です。

 

・ダブルのジャケットの外側下ボタン

6つボタンダブルの一番上のボタンは掛けられないようになっていますので、留めないことはいわずもがな。一番下のボタンは掛けられますが、外して着るほうがスマートです。最近のダブルは昔のバブル時代のダブルと違ってフォルムもコンパクトで細身ですし、ラフに羽織るように着るように作られているので、むしろ前ボタンは掛けないで着るほうがこなれて見えます。ちなみにデザイナーズ系のブランドやこだわりのテーラード仕様では、ダブルの下ボタンだけ1つ掛けるというスタイルのものもあります。ややこしいですね。

 

・本切羽の袖ボタン

ジャケットの袖の飾りボタンが、外せる「本切羽」という仕様があります。袖丈をお直しできるスーツのとき、お店で「本切羽にしますか?」と聞かれる事がありますよね。あれって「高級スーツの証」といわれた時代もありましたが、全然そんなことなくって、イタリアのテーラーさんが「うちのスーツは、こんなとこまで手を入れてるぜ!」とか「俺の手かがりのボタンホールを見てくれ!」という自慢です。イギリスのサヴィルロウのテーラーでは「開き見せ」といって、ボタンホールらしきステッチだけで、開かない飾りボタンが一般的でした。で、本題。本切羽なら、袖先のボタン1つか2つ外しておきましょう。そうでもしないと、本切羽にする意味が無いですから。いや、もちろん留めておいてもいいですけどね。「ジャケットの本切羽は不要。あれはカニを食べるときに袖をまくるときぐらいしか使わない」と書いた往年の洒落者もいます。

 

・ベストの一番下ボタン

スリーピーススーツのベストは、一番下のボタンを掛けるとシルエットがくずれます。あれって、もともと飾りですので。酔狂なテーラーさんが下ボタンまで掛けられる仕様で仕立てたベスト以外は、外して着るようにしましょう。え、ネクタイの先っちょが覗く? それで良いんですよ。気になるようなら、パンツの中かシャツの内側にでもしまいましょう。

 

・カーディガンの一番下ボタン

これも外しておくほうがスマートだと思います。きっちり下まで留めるとリブがキュッとバルーン状に絞れて、なんだか不格好です。ハの字型に開いているぐらいが、ちょうどいいと思います。ボタンで留める型のニットベストも同様です。

 

・ダブルジップニットの下側ファスナー

ジップアップニットでダブルジップ式になっているものって、あるじゃないですか。あれ、下のファスナーはちょっと開いておくほうがいいと思いませんか。防寒の意味で、きっちり上下閉じて着るのは構わないのですが、トップスをニット一枚で着るときは、上下ともちょっと開けて、自然にX型にフロントが開くぐらいが、こなれて見えますし。それにX字型のフロントは、ウエストのくびれをイメージさせて痩せ見えする効果もあります。細身のジャケットなど、ボタンを掛けると(3ボタン段返りなら、もちろん真ん中1つ掛けですよ)キュッとX字のシワが入っちゃったりしますよね。あれって、サイズが小さくてきついように見えますが、イタリア語で「ジャッカストラッパート」と言って、タイトめに着こなすポイントだったりするんです。

 

・スニーカーのシュータンの紐通し穴

レースアップスニーカーのシュータン(ベロ)の上から3分の1ぐらいのところに切れ込みが入っていて、紐を通せるようになっていますよね。あれって、締め付けをキッチリするためだったり、スニーカーを履くときにシュータンが中に入っちゃわないようにだったりすると思うんですが、アスリートじゃないなら、あの切れ込みに紐は通さないほうが、レースアップがきれいに見えますよね。趣味のランニング用スニーカーならともかく、普段履きのコンバース オールスターのシュータンは切れ込みに通さなくても良いのではないでしょうか。

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