「男子のノリ」を堪能せよ。シソンヌじろうとトリプルファイヤー吉田が“童貞”をしゃべり尽くす

 

ドラマ『卒業バカメンタリー』(日本テレビ)が話題を呼んでいる。お笑いコンビ「シソンヌ」のじろう(39)が、初のオリジナル脚本に挑戦。卒業までに理想の女性と巡り会うべく、偏差値70越えのエリート大学生4人組が奮闘&迷走する姿を描いた。今回、4人組の一人、ジュン役を演じるロックバンド「トリプルファイヤー」の吉田靖直さん(30)とじろうさんに、ドラマの見どころや「イマドキの若者のリアル」を語り尽くしてもらった。
勉強はできるのに恋愛下手な4人が繰り広げる「バカメンタリー」――彼らが愚直に目指すのは「理想の女性との出会い」、ド直球的な表現をしてしまえば「童貞喪失」だ。しかし、「若い男子の草食化」が叫ばれる昨今、「恋愛や“初体験”のことで頭がいっぱいになる高学歴大学生」は時代の共感を得られるのか。

 

~『卒業バカメンタリー』連動企画~
シソンヌ・じろう トリプルファイヤー・吉田靖直 スペシャルインタビュー

 

■大学生の童貞は「闇が深い」

 

(C)NTV/J Storm

──脚本家として、演者として、このドラマは「今の20代男子の等身大を描く」という意味でどれくらいリアリティーがあるとお考えでしょう?

 

吉田:自分や友だちが童貞だったら、(20代男子は今も)それをネタに盛り上がるのでは……?

 

じろう:僕は今年40歳で(主役の)4人とは(物語の設定より)20歳ほど年上になるので、「もしかして時代感覚として古いと思われたらどうしよう……」という不安は正直ありました。だけど、世代を問わず、男の根底にある「チン○ンを見られたくない!」みたいな羞恥心は消えないはず(笑)。そういう感性に少々誇張を加え、よりバカバカしく仕上げてみたのが、『卒業バカメンタリー』なんです。

 

──ぶっちゃけた話、今の若い男子は本気で童貞を捨てたいのか……そこが僕にはわからないんです。

 

じろう:高校時代は「アイツ、○○ちゃんとヤッたらしいよ」とか「初体験済ませたらしいよ」なんて話題が男友だちの間でパッと広がったじゃないですか。ただ、大学生はどうなんだろう?

 

──受ける授業が違うから、毎日同じ面子で顔を合わせる機会も減りますもんね。

 

じろう:高校生より「一人で童貞を抱え込む」傾向が強くなってくる(笑)? 最近はSNSも発達しているので、僕らの時代よりかえって「闇が深い」印象はあります。簡単に女性とコミュニケーションが取れるぶん、ヤッている人とヤッてない人の差が激しくなっている。

 

吉田:ヤレないを通り越して、童貞であることをプライドにしたり、「個性の一つ」として捉えたりする大学生は僕らの時代もけっこういた。

 

 

■「童貞にプライドを持つのはダサい」

 

(C)NTV/J Storm

──仮に吉田さんが大学時代、童貞だったらやっぱり嫌でしたか? それとも「個性の一つ」と開き直りますか?

 

吉田:僕は個人的に「童貞にプライドを持つのはダサい」という考えです。「ヤリたいヤリたい」キャラで(笑)

 

──極論、童貞ってヤツは、その気になれば“明日にでも”捨てられますよね。この手の捨て方に違和感や嫌悪感は?

 

吉田:「幻想を無くす」ためには全然OKだと思います。セックスという行為をあまり崇高なモノとして扱わないほうがいい。アレって単なる動作じゃないですか。妙な付加価値をプラスするとヘンな感じになっちゃう。

 

じろう:僕も同じ意見。そりゃあ童貞喪失の相手がとんでもないオバサンだったことをカミングアウトしたら、そのときはバカにされるかもしれないけど、後々絶対にイイ笑い話、武勇伝になる。

 

 

■「ヤリチン」は本音で生きている

 

 

──じゃあ、いわゆる「ヤリチン」という人種にはどのような印象を?

 

じろう:僕はリスペクトします!

 

吉田:「いろんな女性とヤリたい」って欲望に素直な生き様。少なくとも本音で生きている。

 

──お話を聞くかぎり吉田さんって、わりと発想が“コッチ(中高年世代)寄り”ですよね? 同世代もしくは下の世代の男子より……。

 

吉田:ちょっとだけ「団塊の世代」あたり(のメンタル)が混じっちゃっていますから(笑)

 

──違った見方をすれば、マスコミが騒ぐほど「若い男子の草食化」は進んでいない、吉田さん的な男子もまだまだ多く残存している……と?

 

吉田:いや、僕のまわり、ミュージシャン関係の人たちの中には、かなりいますよ、草食系が。

 

じろう:音楽やっている人って、一般的にはイケイケなイメージだけど……。

 

吉田:「作品を創っているだけで幸せ」と真剣に思っているフシのある人は、確実に増えている印象です。

 

 

■「こういうのって何歳になっても楽しいんだな」

 

 

――じゃあやはり、若い世代の童貞って増えているんですかね?

 

じろう:若い人のコミュニケーション能力って、たぶん落ちているような気がするんですよ。スマホやパソコンがここまで発達して、近隣とのやりとりなんてほとんどないじゃないですか。となれば、童貞率もおのずと上がってくる……?

 

――ところで、今回のドラマで「自分にもこういうことあったな……」と過去の体験がダブるシーンは?

 

吉田:最後のほうで、(4人が集まる)サークルの部室に新入生が入ってきたとき、その子たちがいかにも今風のイケてる4人組で……僕らはずっとおどおどしているんですが、それが普通に辛かったっていうか……なんか悲しくなってきて……そこが一番(役に)入り込めました。

 

一同:爆笑

 

吉田:あと、お風呂でみんな裸になってチ○コを見せる見せない……みたいなシーンがあるんですけど、そのときはみんな演技をするのも忘れて楽しくなってきて……ああ、こういうのって何歳になっても楽しいんだな、と再確認できました。「チ○コ」っていう単語を口にするのが、とにかく気持ちがイイっていうか……(笑)

 

じろう:僕は、僕自身のトラウマが少なからず(物語の)土台になっているので全部、かな?
自分で(脚本を)書いて、自分で笑えて……それがすごく幸せでした。これまでは自分で(ネタを)書いて、自分で演って、それを観て笑うってパターンだったんですけど、自分が書いたモノを他の人が演じてくれて、それを観て笑うって初経験がもう新鮮で。

 

──では最後に、視聴者へのメッセージを!

 

じろう:女子が見たことのない“男子のノリ”をたっぷり堪能してください。男同士ってこんなにくだらないことで盛り上がるんだな……と。女子同士でもそういうのってありますよね、男子の知らない世界が。それがナマで楽しめる出来になっている自信はある! ジャニーズの二人も出演しているから、女子にもたくさん観てもらえるだろうし……。

 

吉田:童貞に「気持ち悪い」という印象をお持ちになる人もいるでしょうけど、僕としては(ドラマを通して)「可愛い」と感じられるようになってほしいですね。

 

日本テレビ『卒業バカメンタリー』

毎週月曜深夜 24:59~25:29
★Huluにて配信中
<出演>
藤井流星(ジャニーズWEST)
濵田崇裕(ジャニーズWEST)
前田航基
吉田靖直
新井浩文 ほか
<スタッフ>
脚本:じろう(シソンヌ)
音楽:上水樽力
企画・演出:橋本和明
監督:中尾浩之(P.I.C.S)
チーフプロデューサー:福士睦
プロデューサー:大倉寛子 長松谷太郎(ジェイ・ストーム) 平賀大介(P.I.C.S.)
制作プロダクション:P.I.C.S.
製作著作:日本テレビ/ジェイ・ストーム

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