日本って世界からこんな風に見られている!? 『新・世界の日本人ジョーク集』

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(早坂隆/中央公論新社)

性格というのは、ひとりひとりで違うもの。でも、国ごとに持つ国民性ってあるものですよね。旅先で出会った外国人に“サムライ”とか“ニンジャ”なんて、いまだに言われたり、深々としたおじぎや両手を合わせる仕草を真似されたりするなど、日本人の文化や国民性は個性的で、世界でもいじられやすい特徴があるのかもしれません。

 

『新・世界の日本人ジョーク集』(早坂隆/中央公論新社)は世界中で楽しまれているジョークのうち、日本人が登場するものを選りすぐって集めたジョーク集です。2006年の『世界の日本人ジョーク集』、2009年『続・世界の日本人ジョーク集』に続く待望の最新ジョークが満載となっています。著者はノンフィクション作家の早坂隆氏。取材で訪れた際に海外で集めた本場もののジョークがたっぷりと紹介されています。

 

たとえば、日本人のイメージとして欠かせないキーワード、“真面目”。世界的にもトップレベルともいわれる日本人の真面目さは、こんなジョークで表現されています。

 

地球滅亡の前日に思うこと。

イタリア人「愛人と共に過ごそう」

日本人「仕事を今日中に終わらせよう」

ロシア人「今日は二日酔いを気にせずに飲もう」

 さらに、こんなジョークも。

 

各国の人々が全力で走っている。その理由は?

アメリカ人……健康のため

イタリア人……女性にもてる体格になるため

ドイツ人……美味しいビールを飲むため

フランス人……「走るな」と言われたため

日本人……働く体力をつけるため

メキシコ人……追っ手から逃げるため

とことん、日本人は仕事人間と思われているようです。長時間労働を行う勤勉な日本人の働き方は世界中から奇異な目で見られ、今や「過労死」という言葉は海外でも使われているといいます。

 

また、本書では、学校の英語学習で学んだことを忠実に守り、実生活でも生真面目に実践しようとする日本人の様子を表現した、こんなジョークも紹介されています。

 

アメリカの病院の診察室で、医師が日本人の患者に聞いた。

「How are you?」

日本人の患者が答えた。

「I’m fine thank you. and you?」

英語が苦手といわれる日本人。海外旅行へ行く女性はジョークで学んで、ご注意を。

 

アメリカ人の男たちが、街で二人の日本人女性をナンパした。

「ねえ、一緒に遊ばないかい? 電話番号だけでも教えてよ」

すると一人の日本人女性が言った。

「Sex! Sex! Sex! Free sex tonight!」

男たちは狂喜した。すると、もう一人の日本人女性がこう言った。

「彼女はこう言ったのよ。『666-3629』。彼女の電話番号ね」

英語は苦手でも、技術面では世界から高い評価を得ているようです。

 

天国とはどんな世界か?

コックが中国人

政治家がイギリス人

エンジニアが日本人

銀行家がドイツ人

恋人がイタリア人

ただし、こんな問答も。

 

地獄とはどんな世界か?

コックがイギリス人

政治家が日本人

エンジニアが中国人

銀行家がイタリア人

恋人がドイツ人

海外からの評価は、政治・外交面ではイマイチといったところでしょうか。

 

そして、さまざまな問題を抱え、なかなか解決に至らないのが日中関係。そこには複雑な対日感情があるようです。

 

中国人の教師が生徒に聞いた。

「日本の状況はどうなっていると思うか?」

「はい。日本はすでに崖っぷちに立っております!」

「よし。では我が中国の状況はどうか 」

生徒は答えた。

「はい。中国は常に日本の一歩先に立っております!」

日本人はジョークを楽しむという文化が薄い国です。しかし、海外にはプライベートなシーンだけではなく、ビジネスの場などでもジョークを楽しみ、ユーモアを大切にする国もあります。

 

本書は、日本人ってこんな風に見られているんだと気軽に笑って楽しむのもよし、世界での日本の立ち位置を感じて国際政治を知る入り口としたり、国際交流の際のネタにしたりするのもよし、過去に発売されたジョーク集と比べて、世界の日本を見る目の変化を楽しむのもよしと、さまざまな楽しみ方ができる一冊です。

 

政治や外交、観光、食文化、歴史やスポーツなど幅広いジャンルをテーマにした、さまざまなジョークに、共感したり、時にはツッコんでみたりしながら、世界の日本ネタジョークを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

文=Chika Samon

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