グラドルの「パーフェクト乳」より素人の「リストラおっぱい」がネット界でウケる理由

 

「○○○○ちゃん(←若手超人気女性タレントの名前)が出演してくれたからって、かならずしも数字が取れるとはかぎらないんですよね…」──昨日、飲みの席でそんなことを、某ネット情報サイトの編集部(=citrus編集部w)の方々が話していた。

 

私がつい最近までcitrusでライターを務めていた『バズリズム2』(※音楽界で活躍するアーティストの“違った一面”を紹介するトークバラエティ。MCはバカリズム)の番組告知コラムも、ゲストが大物であるほどPV数が稼げる……わけでもないようで、少々マニアックだが、たとえば比較的高い年齢層のあいだで多くの支持を得ているアーティストが意外な健闘ぶり見せることもあったりするという。

 

数日前、私はやはりここcitrusに『』なるタイトルのコラムを寄稿し、「カンニング竹山クラスのテレビでの売れっ子芸人ですら、YouTubeで結果を出すのはむずかしい」という事実に、その要因をいくつか自分なりに指摘してみたばかりだが、要するに「ネット住民」と呼ばれるヒトたちは、

 

「テレビを筆頭とする既存メディアではなかなかお目にかかれないモノを鑑賞すること」

 

……を、ネットサーフィン(←死語?)の“楽しみ方の一つ”としている側面があるのだろう。

 

一方で、「リストラおっぱい」と名付けられたツイッター上での投稿写真が、たちまちフォロワーを万単位まで増やし、ネット界で反響を呼んでいるらしい。OLの制服などに包まれたパツパツの胸元のアップや、その制服を脱いでの豊満な谷間を(顔は隠しての)スマホで自撮りしたものばかりをアップした“作品集”で、投稿者は昨年2月に正社員として3年間働いていたIT企業をクビになってしまったnanoさん(年齢非公表)。いわゆる、まったくの“素人さん”である。東スポによる本人への凸撃取材によると、

 

会社の経営が厳しくて、私も含めて数十人がリストラに。転職活動を始めるも、無職の暇な時間に鬱々としていた彼女は、その空き時間に何か“アート”を発信しようと生まれたのが「リストラおっぱい」だった。

 

……のだそう。

 

「(おっぱいの)サイズはよく変わるのでFかGカップ。私の胸は左右に離れるので、寄せるブラを選ぶようにしています。付き合ってきたのもおっぱいに興味のない男性ばかりで、あまりほめられたことがなかった。肌のキメが細かいくらいで、特に神に愛されたバストを持ってるわけじゃありません」

 

……とnanoさんは淡々と語る。なんとも微笑ましい、良い意味でのアマチュア感(=ギョーカイズレしていない)が滲み出る、謙虚なコメントだ。

 

「リストラおっぱい」といった、シンプルながらも力あるネーミングも秀逸だが、仮に「もっとパーフェクトなおっぱいを有し、その“見せ方”も熟知しているプロのグラビアアイドル」が、コレと同じことをやったとしたらどうだったか?

 

おそらく、いくらパーフェクト乳とはいえ、どんなに“見せ方”が戦略的により優れているとはいえ、すでにグラビアやDVDやスポーツ新聞の芸能欄ほかで散々見慣れたおっぱいを「トリミング」しただけでは、ここまでのブレイクは果たせなかったのではなかろうか。

 

「素人さんが左右に離れがちなForGカップのおっぱいを試行錯誤しながらスマホで自撮りしたお宝感」こそが重要な鍵となる──とどのつまりがそういうことなのかもしれない。

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