45歳の白無垢、水素生成器…私たちが“藤原紀香劇場”に期待してしまう理由

出典:藤原紀香公式ブログ『氣愛と喜愛で♪ノリノリノリカ』より

藤原紀香……この名前をワイドショーやネットニュースで目にするたび「うわ、今度は何をやってくれたんだろう」と、無条件にテンションが上がるのはワタシだけではないはずだ。

 

先日、歌舞伎俳優・片岡愛之助との挙式と披露宴を終えた彼女。その様子は我々の期待に120%応えてくれるものだった。45歳で再婚という状況をものともせずの白無垢姿、愛之助と交わした指輪には「吾が君を想う来世迄も(あがきみをおもうらいせいまでも)」の言葉が刻まれ、初回挙式時の十二単風衣裳と「永遠(とわ)に…」の歌詞を軽~くノックアウト。さらに伝説のブログに「この広い宇宙の中の八十億人の中から選ばれたこの出逢い、このご縁に感謝です」とのコメントを発表し、早速、翌日のテレビ番組で「いや、世界中に独身男性80億人もおらんやろ」と芸人さんにバッサリ斬られる潔さ。さすが、ノリノリノリカ姐さんである。

 

しかし“女優”という肩書きで長らく仕事をしながら、ここまで代表作が思い浮かばない人も珍しい。ドラマで言えば1999年の『ナオミ』以来、ほとんどの出演作で主役を張っているにも拘らず、だ。

 

その理由は「藤原紀香」という人の特殊なパーソナリティにある。

 

 

■どんな時もどんな場所でも「藤原紀香」を演じ切る

 

多分、彼女は常に&無意識に「藤原紀香」を演じているのだ。女優活動と国際親善とを両立させ、美容にも決して手を抜かない。峰不二子のコスプレをしたかと思えば、空腹時のクセとして、いきなり赤ちゃん言葉で喋り出す。本当なら、キャラ崩壊でめちゃめちゃになるところを、強大な自己肯定感でねじ伏せる……こんな面白い人、他にいない。

 

1000%「藤原紀香」を演じることに夢中で他に興味がない分、他人の悪口を言ったり、意地悪をしたりということもなさそうだ。そう言えば、赤文字系雑誌『CanCam』で彼女がモデルをやっていた頃、「他のモデルは怖かったけど、紀香さんだけは優しく話しかけてくれた」という話を関係者から何度も聞いたことがある。

 

今回の披露宴でも、“まきぞう”“のりぞう”と呼び合う“親友”大黒摩季が登場し、「ら・ら・ら」を歌って(結構微妙な歌詞なのに)、総額10万円以上ともいわれる引き出物のメインは誰もが期待した「水素生成器」。おまけにその機械(?)に、家紋の追いかけ五枚銀杏を入れ、桐の箱に収納するという徹底ぶり。もはやネタかと思えるクオリティである。人生の一大イベントとも言える披露宴で、こんな面白いネタを積極的に提供してくれる人を、誰が否定したり、叩いたりすることができるだろう。

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そう「藤原紀香」は、多くの女性たちにとって“憧れの存在”なのではなく“ワクワクしながら見守る対象の人”なのだ。

 

 

■梨園で開幕“紀香劇場”

 

そんな彼女が今回手に入れたのは“梨園の妻”という肩書き。人気と事務所の力とで扱いが決まる芸能界とは一味違う、家柄と上下関係に支配された伝統芸能の世界である。愛之助がお礼状などに使う落款を徹夜で手彫りしているノリカ姐さんのことだから、この世界でも表に出てくることはほぼ確定。歌舞伎座のロビーに立って、ご贔屓筋に頭を下げ、格上の奥様たちに教えを乞うた後で、テレビカメラの前に立ち「本日は、片岡紀香としてこの場におりますので……」と、目を伏せ語る。そんな“伝芸妻プレイ”が見られる日も近い。

 

そして、彼女が一番キラキラ輝くのは、夫が“ちょっとしたお遊び”をスクープされた際の記者会見だ。その時には梨園の妻・会見ランキング暫定1位の三田寛子を軽く飛び越える“神会見”を見せてくれるに違いない。ばっちり決めたヘアメイクで目に涙を貯めながら「……ご迷惑をおかけしてすみません。でも、これも彼の芸のためですから、信じてますから」。

 

“紀香劇場”が梨園で開幕する日は、多分そんなに遠くない。

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