「山本彩ノーバン」って狙いすぎでしょ! 私たちを惑わす悪質すぎるニュースの見出し

 

私がここcitrusで書くコラムのネタ元は、おもに東スポ、デイリースポーツを中心とするスポーツ新聞の芸能・社会欄、たまーに週刊文春・新潮、それにネットニュースだったりするわけで、こう見えて毎日、朝は全スポーツ新聞が置いてある喫茶店でそれらをチェックしたり、コンビニで文春を立ち読みしながら気になった記事は隠れ写メしたり、電車の中でYahoo!ニュースをスクロールしたり……と、地道な努力を積み重ねているのである。

 

で、つい先日、山手線で恵比寿から新宿に向かう途中、いつものように充電切れにビビりながらスマホをスクロールしていると……こんなニュースの見出しを発見して仰天した。

 

“応援団長”さや姉、見事なノーバン

投球披露♪「日本一になれる」

 

タネを明かせば、

 

「プロ野球・阪神の大ファンでタイガース応援女子『TORACO(トラコ)』の応援団長を務めるNMB48の山本彩(22)が4月20日、甲子園球場の阪神×ヤクルト戦で始球式を行い、ノーワインドアップから見事なノーバウンド投球を披露。スタンドから拍手を浴び、『今年は若手も中堅もベテランの方も勢いがあるので、日本一になれると思います』と猛虎にエールを送った」

 

という、たわいもない内容なんだが、私は白いミニスカを着用した山本の投球フォーム写真付きの扇情的なタイトル(だけ)を見て、てっきり「すわ! さや姉がノーパンで始球式!?」、つまり「てんてん」と「まる」と勘違いしてしまい、思わず画像をピンチアウトで拡大して、その真偽を吟味してしまったほどであった。

 

こーいうの、ホント勘弁してほしい。この記事書いた記者さん、狙ってるっしょ! 絶対に。確信犯の匂いがプンプンただよってくる。老眼でスマホの文字が腕を目一杯伸ばさなきゃ読めない我々初老の人間をハメて、なにが楽しいか!? 

 

今年の4月1日、Googleがエイプリルフールネタとして企てたネット上でのウソの仕掛けが「仕事に支障をきたす」などと少々問題になっていたけど、こっちの「ノーパン騒動(?)」も充分「仕事に支障をきたしている」のではなかろうか? 私同様、写真のピンチアウトに夢中になってしまって電車を乗り過ごし、遅刻して得意先からお目玉をくらったおじさん、本文確認もせず同僚に「ナントカっていうアイドルがノーパンで始球式したんだってよ」と飲みの席で吹聴し、「オオカミ中年」の汚名を着せられてしまったおじさん……。アナタたちは決して悪くない。「日本一になれる」なんて文字数を埋めるスペースがあるなら、「ノーバン」じゃなくて、ちゃんと「ノーバウンド」と表記してよ〜、ってことなのだ。

 

だいぶ前の話だが、私は今回以上に悪質なネットニュースの見出しに遭遇したことがある。

 

○○○、3千万円でフェラ

ーリ購入!

 

ちなみに「○○○」はお色気ムンムンで名を馳せる有名女優で、モチロンそこには実名が書かれていた。なんで「フェラ」と「ーリ」で段落を落とす!? これじゃあ、誰でも「○○○の正体が高級コールガールとかだった」と勘違いしてしまうではないか。

 

「ノーパン」だとか「フェ○」だとかの、もはや字体をビジュアルで捉えがちである強烈な妄想単語を“ヒキの道具”として安易に使用するのは、お願いだから控えていただきたい。一分一秒を争う我々多忙なビジネスマンは、始球式だの他人が買ったフェラーリだとかの、どーでもいい情報に踊らされ、一喜一憂しているヒマなんてないのだ。猛省を促したい! 誰に? 私自身にか(笑)!? へなへな〜。

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