今年の「世相ブラ」は黄金色、 “女子が抱く理想”と“男子の好み”とのズレが止まらない

 

出典:より

(東京ウォーカー)。この「世相ブラ」ってやつは、女性に自信を与えることを目的に、その年の時流や話題をテーマとして、なんと1987年から製作されているらしく、今年のバージョンは黄金色の和紙を素材とする「ファーストウーマンブラ」(非売品)。大会史上初4連覇を成し遂げたアスリートや、初の女性都知事誕生など、さまざまな分野で先陣を切って時代を切り開いていく女性たちの活躍に着目。こうした女性たちの活躍によってもたらされる、より明るい未来を表現したブラジャーなのだそう。

 

勉強不足と言ってしまえばそれまでだが、私はトリンプさんが30年近くも前から、こういうアグレッシブな試みに取り組んでいたことを、今の今までまったく知らなかった。過去の「世相ブラ」をざっと調べてみれば、

 

2014年:パッションブラジルブラ

2013年:おもてなしコンパクトブラ

2012年:女性維新ブラ

2011年:なでしこ応援ブラ

2010年:マイ田んぼブラ

2009年:婚活ブラ

2008年:裁判員制度ブラ

 

 ……と、ネーミングを見るだけでも総じてベタベタな感じで、デザインもカップのトップや周辺に「真心」だとか「婚活中」だとかと描かれていたり、カップ部分が鉢植えであったり……と、もはや一部はコスプレに近いシロモノだったりもするのだけれど、我々男子からすればどんなかたちにせよ、キレイなネーチャン(=トリンプガール)がブラジャーいっちょうの半裸姿をさらしてくださるのは、まことにありがたいかぎりである。もし、この“グラビア企画”を目の当たりにできる機会が倍に増えるなら、ぜひ「世相パンティ」もトリンプさん、あるいは他の下着メーカーさんでもかまわないのでご検討いただきたい。

 

さて。もちろんのこと、これらの奇天烈ブラの数々はすべてが非売品であり、実際に初ベッドインした彼女の装着しているブラが鉢植えだったり、「婚活中」と描かれていたり、貝殻だったりすると、男子としてはギョッとしてしまうばかりだろうが(貝殻はアリ?)、そこまで極端ではないにせよ、昨今は女性の下着のデザインが“デコラティブ”の方向に向かっているのもまた事実……なのではなかろうか。

 

勝負下着は私が持っているなかで一番可愛いのをチョイスしたい──その気持ちはすごくよくわかる。ただ、男子はじつのところ“イザ決行の瞬間”において、案外女子の下着をあまりつぶさにチェックしてかったりするものなのだ。“初”の場合は、たいがいが照明も薄暗いし、脱がすだけで必死だし……。

 

できればシンプルなほうが望ましい。カラダのシルエットや透け感を阻む過剰な装飾は、むしろ邪魔。そりゃあ、いきなりアダルトショップで購入したような、あかるさまにエロいスケスケ系で攻められたら、さすがに男子側も引いちゃうのかもしれないが(私は引かないが)、女子が考える「細かいディテールにこだわった可愛い」と、男子が感動する「最高!」が微妙に一致していないことだけは、おそらく間違いない。

 

ダイエットの程度から去年あたりに流行ったおフェロメイクまで……「女子が抱く理想」と「男子の好み」とのズレが修正されないまま放置されている案件は、ちまたにごろごろと転がっている。これら一つひとつを真摯な討論によって、地道に解消し、おたがいが歩み寄っていくことこそが、世界的に騒がれている「若者の草食化」に、少しでも歯止めをかける有効な手段なのではなかろうか?

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