ウエディングプランナーも判断に迷う「結婚式のブーケトスは廃止すべき!?」

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ono mihoko

ウエディングプランナーも判断に迷う「結婚式のブーケトスは廃止すべき!?」

結婚式でのブーケトス。あれをいっそのこと廃止にしないかというニュースが話題になっています。

 

 

ブーケトスは、プランナーにとっても実はコワイ演出。なぜなら完全にゲストの皆さまの“盛り上がり”というか、“ノリ”にかかっている比重が高いから。ゲストの皆さまが盛り上がってくださればよい雰囲気でできるし、反対に見事にしらけたムードにもなれる。おそろしい演出。

 

「ブーケトスをしたい!」という花嫁さまの場合、わたしはまず列席されるゲストの顔ぶれを伺います。

 

よくよく話を聞いてみると、ゲストの女性陣の中に独身女性が2名だけ……だったり、30代、40代の独身女性(しかも全員、花嫁の会社の先輩・上司)ばかりだとか。

 

こんな状況だったら、ブーケトス、反対します。花嫁さまがブーケトスに強い思い入れがある場合を除いて、全力で反対します。そして他の演出を提案します。20代前半の女性ばかりであっても、大人しいご友人ばかりだと伺えば、ブーケプルズへの変更をご提案したり。やっぱりブーケトスは、きゃーきゃー言いながら盛り上がってくれるメンバーでやらないと、しらけてしまうもの。

 

 

むかし、フラワーシャワー&ブーケトスを屋外でおこなうカップルの結婚式を後ろで見ていて(←仕事中。でも担当じゃないからのんびり見守る)、やっぱりありました。記事中のようなくだり。

 

28歳女性は参列者が20代前半ばかりならば盛り上がるとは言いつつも、「でもさ、参列者女子ほぼアラサーの式であんなんやったらさ、未婚の身からしたらただの地獄だよ。うちらはもう結婚してるからさ、○○行ってきなよ~いや…私はいいよ…目立ちたくないし……なんで~!?GETしたら結婚できるかもよ~!?いや……本当はずかしいから……勘弁して……という会話が各グループで交わされ…

 

(より抜粋)

 

誰もブーケをキャッチしようという気持ちがなく、ついに投げられたブーケは私たちスタッフの目の前にボトリと落ちました。我々も反射的に取ればよかったのだろうけど、いかんせん反射神経も鈍くなってきたお年ごろのメンツばかりだったので、とっさにキャッチできず……。

 

その後、担当していたプランナーたちがどんな感じでまとめたのかは思い出せないのですが、挙式後に仲間内で、あれはブーケをキャッチするのが正解だったのかどうかで議論した記憶があります。何にせよホント、怖い演出です。

 

ただそうは言っても「ブーケトス廃止」は如何なものかと思います。

 

 

まず「ブーケトス」は年齢に応じて、やる・やらないの判断を下されていることが多いということ。実際、誰でも彼でもブーケトスをやっている訳ではないのです。

 

「ゼクシィ結婚トレンド調査2013 首都圏版」によると、ブーケトス・ブーケプルズをやった花嫁は、24歳以下で51.0%、25歳〜29歳で44.1%、30歳以上になると19.2%です。

 

フラワーシャワーなど、各世代で5割以上行われている演出と比べると、ブーケトスはちゃーんと年齢に応じて行われている傾向が強いんです。

 

だから、30代花嫁の結婚式に30代独身女子のあなたが列席して、ブーケトスがあったらそれはもう諦める。19.2%にあたったと思って諦めちゃう。

 

花嫁であるあなたのご友人が「どうしてもやりたい」演出なのかもしれないし、あなたのご友人が「あんまり空気読めないタイプ」なのかもしれないし、もしかしたら「担当したプランナーがススメた」かもしれません。

 

真意のほどはわかりませんが、19.2%という狭き門にあたったのであればもう、楽しむしかありません。

 

 

そして、いくら「おもてなし婚」などと、ゲストをもてなすことを優先させる結婚式でも、やっぱり主役は「花嫁」。結婚式という1日だけは、花嫁さまのワガママ聞いてあげてほしいというのが本音。気分の乗らないブーケトスであっても、そこは花嫁さまのためにも盛り上がってもらいたい。

 

そして結婚式後に、友人ゲスト連れ立ってお茶をしながら結婚式の品評会なぞして、その日のうちにスッキリ水に流してもらいたいな、と。

 

そしてプランナーは、ブーケトスには他の演出以上に気を配る。代替案を提案したり、盛り上がるよう花嫁の友人ゲストに協力を仰いだり、先手を打つことはいくらでもあります。

 

ステキな結婚式をつくるためには、会場スタッフ、花婿・花嫁、そしてゲスト、すべての関わる人たちが楽しむこと、そして協力してもらうことが大切。みんなを巻き込める結婚式をつくるためにも、私たちの仕事はまだまだやれることがたくさんあると改めて考えさせられました。

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