成功している男は見た目に投資する!「服飾戦略」という考え方

ライフスタイル

 

これまで、あなたはどのような基準で服を選んできただろうか。

「とりあえず無難な服が安心」

「立場を考えて常識的なスーツを着ていれば大丈夫」

というところだろうか。

「男は見た目ではない」

と考えている人も少なくないだろう。

 

しかし、「立場が人をつくる」ことがあるように、服が立場を表現し、服が人を作っていくこともある。成功している人は、中身もすばらしいが、その中身を適切に表現するための「外見の整え方」も心得ている。だからこそ、存在感も、信頼も、地位も、お金も、女性からの賞賛と憧れも、つまり望むものを次々と手に入れられる。それが、「なぜ、見た目に投資すべきか」の答えである。そう、男の「見た目」とは、戦略なのである。

 

 

■目的によって服を選ぶ

 

私はこれまでスタイリストやアパレルスタッフなどをはじめ、8万5千人を服飾指導してきたが、近年はその経験をメソッド化し、「服飾戦略術=プレゼンス・マネジメント」と名づけ、経営者、作家、医師など要職にある人をはじめ、ビジネスパーソンのために「存在感が際立つスタイリング」を行なっている。

 

自分が「いかに在りたいか」を明確にし、自分をブランド化し、戦略的容姿を整えていく――これを正しい手順で行なうと、自分の望むステージ、年収、成功が面白いように手に入る。実際に、服飾戦略を実践したクライアントからは、

「仕事の成約率が3倍になりました」

「顧客に信頼されるようになり、営業成績がナンバーワンです」

「女性からほめられる機会が多くなりました」

「大勢の前でプレゼンする場でも、物怖じすることがなくなりました」

といった喜びの声をたくさんいただく。

 

「何のために装うのか」――なりたい自分の姿を明確にし、スタイリング・コンセプトを決めて、一貫した装いをする服飾戦略の効果は、はかり知れない。あなたが持つ「強み」や「実績」が、残念な外見によって正しく評価されないとしたら、こんなに惜しいことはない。とくに、ビジネスにおける服飾戦略において大切なのは、「何を得るためのスーツなのか?」という目的を明確にすること。信頼と収入アップ、ビジネスの加速は言うまでもないことだが、

「プレゼンの場で同業他社に負けない存在感がほしい」

「コンサルタントとして起業し、会社設立を目指している」

「老後資産を安心して任せられる銀行マンと思われたい」

「認知度を向上させ、全国から集客できる魅力的な講師になりたい」

など、人によって目指すところは様々だろう。

 

つまり、その目的によって、スーツの選び方、ネクタイなどの小物の色、柄、スタイルも当然、変わってくる。たとえば、「クールで知的なコンサルタント」に見せたければ、「知性」を強調するアイスブルーや鉄紺(鉄色がかった濃い紺色)のネクタイを選ぶ。「女性からの好感度を高めたい」のであれば、ピンクと白のストライプ柄のクレリックシャツを選ぶ、といった具合だ。

 

 

■「選べる賢さ」がいい仕事につながる

 

もちろん、年代ごとに「装い」を変えていく賢さも必要だ。もし、あなたが20代でこれから組織の中で出世していきたいのであれば、「3つボタンのスーツ」に「レジメンタルのネクタイ」をしめて、「忠実さ、忠誠心」をアピールすれば、上の年代の人たちからの受けはよくなるだろう。そして、「清潔感」に何よりも気をつけ、同期よりも少しだけ「素材」や「質感」のよいスーツを着てほしい。それだけで「アイツはどこか違う」という印象を与えられる。

 

品格のベースになっているのは、「素材」や「質感」だ。素材の良いスーツを選ぶことで、「同じように見えるけれど、何か違う、品がある」と思わせ、まわりと差をつけることができる。しかも、「上質のものを選べる、見分けられる」とは、それだけ「知識がある」「見る目がある」ということだ。「選べる賢さ」とは、すべての仕事に求められるものであり、「察しがよい」という印象につながるだろう。

 

もちろん、「高ければいい」「高いスーツを買いなさい」という意味ではない。織り柄のいい生地のスーツを選ぶ、ネクタイは同じシルクでも肉厚のものを選ぶなどの視点で探せば、「手頃な値段で買える良質なもの」はある。そして、そんな一着を選べるよう、「目を肥やす」ため、勉強のため、「一流を知る」ために、自分にはまだ手が届かない高額なスーツを試着するといった「背伸び」も必要だ。そして、30代、40代と年を重ねていくにつれ、「上質な素材」のものをワードローブに増やしていってほしい。

 

体型も変わっていくし、役職も変わるだろう。常に「一歩先の自分」を目指すようなグレードのスーツを選び、未来を切り開いてほしいと思う。特に、目立つのがネクタイだ。年齢が上がるにつれてレジメンタルタイは徐々に減らして、無地や小紋柄、ドット柄に変えていくこと。とにかく、「今の自分より上」と思えるような冒険、チャレンジは果敢にしてほしい。洋服はまだ手が届かなかったとしても、本当にいいお財布やネクタイなどを購入してみるのもいい。

 

たとえば、2万円のネクタイをした日には、ラーメンを食べに行かないだろう。そういう「いいもの」を使うことで生まれる緊張感が仕事にもいい影響を及ぼすし、クローゼットに徐々にそういうネクタイが揃っていくと、男としての自信につながるのではないだろうか。

 

【関連書籍】

『』(三笠書房)

 

 

 

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ファッション・プロデューサー

しぎはらひろ子

ファッション・プロデューサー。服飾専門家。日本ベストドレッサー賞選考委員。 一般社団法人ファッションエデュケーション協会代表理事。ミストグレイ代表。文化服装学院グローバルビジネスデザイン科特別講師。...

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