夜間電力メニューの変更で電気自動車のメリットが半減

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ガソリン価格が急上昇した。定期的に価格チェックしている5つのスタンドのレギュラー価格は直近の5日間で4~5円上がっていた。しかし本日ポンと2~3円上がってます。10日間スパンで考えると10円の値上がりといった感じ。以前から「ガソリンの輸入価格から逆算した価格はレギュラーで110円台後半」と書いてきたけれど、そんなイメージ。

 

もっと値上がりするだろうか?私はこのあたりが現在の健全な相場だと考えている。レギュラーで115~120円。軽油90~95円というレンジ。原油価格の大きな変動や、戦争、為替相場の激しい変動などない限り、値上がりすることも値下がりすることもないと考えます。原油相場もバレル50ドルあたりから上に行きにくい状況になっているから、そんなもん。

 

この5年でクルマの実燃費は大幅に向上している。おそらく皆さんの平均値を取ると、10年前は10km/L前後、5年前なら12km/L前後。今や14km/L前後くらいまで伸びているだろう。ガソリン単価が120円くらいなら、10年前より燃料出費額は少ないハズ。ハイブリッドやディーゼル、新世代の軽自動車に乗り換えたような人は、燃料コスト半分か?

 

これから電気自動車やPHVを買おうとしている人にとってのバッドニュースは、夜間に安い電力メニューの新規受付を止めたこと。電気自動車は夜間の安い電力を使った時に割安感出てくる。アウトランダーPHEVの場合、50km走るのに10kWh使う。夜間電力なら120円。そいつが無くなると320円になってしまう。同じ距離をガソリンで走ったら400円だ。

 

秋に出てくるプリウスPHVも安い電気を使ったらモトが取れるけれど、普通の電気料金だと成立しない。ちなみに50km走った時の電気代は250円(現在公表されているスペックから推算)。ガソリンだと240円で逆転しちゃう。新しい電力料金体系が発表されるまで新規ユーザーにとってPHVは全く魅力ないパワーユニットになるかもしれません。

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自動車評論家

国沢光宏

1958年東京中野生まれ ベストカー編集部を卒業しフリーランスに。以後、冴えない自動車評論家稼業。ベストカー、カートップ、エンジン誌などに寄稿。ラジオやTVのコメンテーターも。WRC出場2回。2005...

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