恥ずかしいからって、全部個室化……「大」問題ですね

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「学校で恥ずかしいから、全部個室化」……「大」問題ですね。

 

神奈川県の大和市では、市立小中学校の一部で、男子トイレの完全個室化をするという記事が神奈川新聞ニュースにありました。(参照:-カナロコ/神奈川新聞ニュース)

 

学校で、「大」をしにくい、という子どもの事情に配慮しての決定とのこと。私は、びっくりしてしまいました。確かに、学校での「大」問題は、大きい問題ではあるのですが、このような物理的な方法だけで解決するものではないでしょう。トイレに、ある程度、長時間入っていれば、それだけでからかう人はいそうです。実際、この記事によると、茅ヶ崎市でも取り組んだ事例があり、結局うまくいかなかったとの話も紹介されていました。

 

それはそうだろうな、と思います。では、どうするか。一つに、堂々と、「大」をする、ということがあります。堂々としている人には、結構、からかいをしづらいものです。とはいえ、それができないから、悩みになっているわけで、そんなことで悩みもしない、という人には、その切実さは、わかってもらえないでしょう。

 

さて、私の勤める学校には、1週間近くの臨海学校があります。すると、「大」無しの生活など、ありえません。しかも、低学年の時には、担任は、繰り返し、繰り返し、「大」の大切さを部屋で話します。私も、毎日、毎日、寝る前に子ども達に、話したことがあります。それでも、気にする子は、いるでしょう。だとしても、担任が、全員の前で、宣言することには、意味があるものです。

 

「大」は、堂々と、「しなくてはいけない」んだ。という枠組みを宣言します。

 

大和市でも、茅ヶ崎市でも、どこでも、ほとんどの学校で、そういう話はしていると思います。が、それだけでは、なかなか伝わらない。もう、「大」無しではいられない状況を設定してしまうのも、大きな解決方法です。

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私立小学校校長

青木洋介

1976年生まれ、都内私立小学校校長。 2013年「むさしの学園小学校の母親を変える教室」出版。 低学年から高学年までの担任を経験する中で、子どもが安心して活躍するためには、まず、母親がイキイキしていることが大...

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