濡れるのがお好き!? ヨーロピアンが傘を差さない4つの理由

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濡れるのがお好き!? ヨーロピアンが傘を差さない4つの理由

最近、「外国人はなぜ傘を差さないのか?」が話題となっているようですね。これは、私もヨーロッパに移り住んで最初に違和感を覚えたことのひとつ。雨対策に万全を期す日本人から見るとかなり不思議な光景ですが、一体彼らはどうしてそのような行動を取るのでしょうか。長年観察した結果、次のような仮説が浮かび上がってきました。

 

■1.傘がかえって不便な気候
現在、日本でも最も認識されているのがこちらの理由です。

 

ヨーロッパの雨は断続的に降ることが多く、その大半は雨宿りで凌げてしまうもの。乾燥気候なので濡れてもすぐに乾きますし、アルプスを越えてくる南風や北極から吹き降ろす北風などが年間を通して強く、傘が用無し状態になることもしばしば。私自身、「雨が降ったら傘は差すもの」との固定観念からなかなか抜け出せなかったために、お気に入りの傘を何本壊したか知れません。

 

そのような経緯で、こちらの人は雲行きの怪しい日には傘を携帯するよりも、フード付きのジャケットと雨靴で外出するのが定番となっています。

 

■2.濡れた際の被害が少ない、ナチュラルな装い
日本では、お化粧は女性の(そして昨今では一部男性の)身だしなみのひとつ。しかしヨーロッパの中でも、特にゲルマン系やスカンジナビア系の国々では自然なライフスタイルを追求する人が多く、日中はすっぴんで出歩く人を方々で見かけます。

 

髪型にしても、日本人のように日常的にヘアアイロンで巻いたり、スタイリング剤をつけてきっちり装う人は少数派ですし、服装もいたってカジュアル。

 

つまり、雨に降られた際のお化粧崩れやヘア崩壊、洋服の雨染みといったダメージが軽いことも、傘を差さない理由の一つとして挙げられるでしょう。

 

 

■3.アウトドア派が多く、濡れ慣れている
医食同源の思想から、日本人はバランスの良い食生活で健康促進を図りますが、ヨーロピアンの多くは、積極的にスポーツに励むことで健康を維持しようとします。もちろんアウトドア派も多く、悪天候下でサイクリングやランニングに勤しむ人も珍しくありません。

 

それに濡れ慣れているのみならず、むしろ濡れるのを楽しむ傾向が感じられることも。欧米人が芝生の上でホースの水を掛け合ったり、飛沫の上がる遊園地のスプラッシュ系アトラクションでずぶ濡れになって喜ぶ様子を、皆さんも映画やテレビなどで一度は目にしたことがあるのでは。

 

■4.雨に濡れても大丈夫な体質
欧米人が真冬に半袖で闊歩するさまは、日本でも既におなじみの光景だったりしますよね。我々から見ると吃驚するばかりですが、彼らの平熱が37度前後と聞けば、納得も行く話。体温が35度台でも驚かない日本人と比べると、ヨーロピアンはちょっとやそっと雨に降られたくらいでは、風邪を引いたりしないようです。加えて、細くて乾きやすいドライヤーいらずの髪質も有利に働いていると言えるでしょう。

 

外国人の「雨天でも傘を差さない」という部分のみ取り上げると、ともすれば常軌を逸した振る舞いとも捉えられがちです。しかし、いくつもの理由が積み重なってこのような行動に出ているようですので、これから街で傘を差さない外国人を見掛けても、あまり奇異な視線を向けずにいてあげたいものです。

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ライジンガー 真樹

All About「オーストリア」ガイド、ダイアモンド社 地球の歩き方「ウィーン特派員」。 ウィーン移住をきっかけに、オーストリアの歴史・文化・グルメなどの魅力を日本の人々にも伝えたいと願い、CA乗務の傍ら旅行...

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