ショッピングモールで色気を撒き散らす、アラフォーのスーパー銭湯アイドル「純烈」が熱い

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出典:「」公式サイトより

昨今“スーパー銭湯アイドル”として話題の歌謡コーラスグループ「純烈」をご存じだろうか。これまでもCDセールスは堅調だったが、2017年3月15日発売のシングル『愛でしばりたい』ではついに週間トップ10入りを果たし総合ランキング5位、演歌・歌謡曲ランキング1位を記録。

 

CDだけではなく、セクシー写真集『純烈天国』(マガジンランド)を発売するなど堂々たる人気アーティストぶりを見せている。メディアでよく語られる純烈の特徴は、リーダーの酒井一圭さんをはじめ、戦隊ヒーロー番組やアニメで俳優・声優として活躍した経歴をもったメンバーが多いこと。

 

 

もともと主婦層や中高年女性に対するPR力が大きかったことは確かだが、しかしそれだけが彼らのすべてではない。活動の軸をスーパー銭湯やショッピングモールでのライブにおくことで“会いに行けるアイドル”としてのスタンスを確立。さらに、頻繁にライブをこなすなかで歌唱力やパフォーマンス力、精神力を磨いていったからこそ今の成功があるのだ。

 

そして、同年代のアーティストからのリスペクトも厚い。過去にショッピングモールの音楽イベントで純烈と共演したことがあるという、全員40歳手前ながら“男子高校生”というコンセプトで活躍するボーカルユニット「私立應南学院高等部」の米澤勇気さんに、彼らの実力や人柄についてお話をうかがった。

 

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。高い歌唱力とキャラクターを活かしたパフォーマンス性で全国のイベントで人気を集めている。米澤勇気さんは画像中央。

──共演前から純烈や個々のメンバーのことをご存知だったのですか?

 

勇気:もちろん! 皆さん戦隊モノのヒーローですからね! なかでも、僕の友人が酒井さんのことが大好きだったので、当時耳にタコができるくらい色々聞かされていました(笑)。かくいう僕も、友人の影響から、薦められる前からよく見ていましたけどね(笑)。

 

──純烈のステージングを間近に見て感じたことはありますか?

 

勇気:だいたいこのくらいの年齢の男性アーティストや俳優となってくると“若い頃の輝やかしいオーラ”みたいな部分から“いぶし銀”に転向して、今の持ち味を売りにしようとするじゃないですか。でも、純烈の皆さんはそうじゃなかった。ステージングもライブ後の握手やハグも、まさにアイドル。キラキラ輝く部分もあり、大人の色気もたっぷりあって、中年の演歌歌手や歌謡歌手とはまた違った「アイドル」という言葉がピッタリの皆さんでした。

 

──当時から純烈に売れそうな要素は感じていましたか?

 

勇気:僕がいうのも生意気ですが「これは人気が出る!」って思っていました。先に言ったように、中年の演歌歌手というわけでもなく、かといって往年の名曲を歌う歌謡歌手とも違って、色気と華やかさを兼ね備えた、それでいて若い女性ではなく中高年の女性が虜になるような……言うなれば大衆演劇の歌謡ショーのような部分を垣間見ました。

 

しかもショッピングモールでその雰囲気を出すんですからすごいですよ。ショッピングモールといえば、子どもにおじいちゃんおばあちゃん、お母さんが中心の開かれた健全な空間でしょ。そこに男の色気をムンムン感じさせるグループが登場して、中高年の女性が黄色い声援を送ってるんですから。「ええぇ!? ショッピングモールなのに、ぜんぜん健全じゃないよ!」って(笑)。

 

──楽屋での絡みなどはありましたか?

 

勇気:僕ら「私立應南学院高等部」も実年齢が40歳手前という“男子高校生コンセプトグループ”なんですが、歳が近いから世代共通の話題みたいなもので盛り上がりましたね(笑)。「そうそう! 昔はそうだったよね!」みたいな。

 

酒井さんをはじめ、みなさん気さくな方ばかりな上に関西の人が多かったりして、初めてお会いしたのにあっというまに仲良くなれました。おかげで、そのときのステージで最後に一緒にMCをさせていただいたんですけど、ものすごくフランクに絡んでトークさせてもらえました。あと小田井さんのメイクがめちゃくちゃ綺麗で圧倒されました。

 

──さらなる飛躍を遂げつつある純烈にメッセージをお願いします。

 

勇気:純烈の皆さんと出会ったのは、3枚目のシングル『恋は青いバラ』を出されたときでした。あれからさらに沢山のイベントやTVに出演して活躍されているのを見て喜んでいます。これからも中高年のおばさまたちに、夢を、色気を、男気を、甘く切なく、歌い続けてほしいです。そして、いつか紅白に出演されること、楽しみにしています!

 

***

 

メンバーの大半が40才を越えた中年グループではあるが、その内面から発せられる輝きでファンをとりこにしてやまない純烈。彼らのような真の実力派が認められることは現在の底の浅い幼稚な日本の歌謡曲、ポップスシーンにとってまたとない転換の機会となるだろう。今後とも長く活躍していただきたいイチオシのアーティストだ。

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シンガーソングライター/音楽評論家

中将タカノリ

シンガーソングライター、音楽評論家。2005年、加賀テツヤ(ザ・リンド&リンダース)の薦めで芸能活動をスタート。深い文学性と、歌謡曲、アメリカンポップスをフィーチャーした音楽性で独自の世界観を構築している...

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