親の「もしも」に備えて、元気なうちに“エンディングノート”を書いてもらうコツ

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もしもの時に、残された家族が困らないよう、様々な事柄を記入しておく「エンディングノート」。親が高齢になると、万が一に備えて「書いておいてくれると助かるのだけれど」と思いますね。

 

実際、親が急に具合が悪くなっても、かかりつけの病院がわからなかったり、保険証の所在がわからなかったり、延命処置の希望の有無がわからずに慌てることがあるといいます。また、いざというとき、預金口座が凍結される前に葬儀代を引き出したくても口座がわからずに大慌て、ということも起こり得ます。

 

帰省時に親に渡したい、と考える人も多いようですが、どう切り出せばいいのか、むずかしいところです。

 

 

 

■親に「終活」をすすめる難しさ。
「早く死ねというのか!?」という言葉も…

 

親に、「エンディングノートを書いておいてほしい」とストレートに伝えると、「縁起でもない」「早く死ねというのか!?」「財産を狙っているのでは?」等、気分を害されてしまうことも。
親御さんに気持ちよくエンディングノートを受け取ってもらう方法を考えてみました。

 

(1)親の体調の話になった時にさりげなく触れる
「この前、転んで捻挫した」とか「病院に行った」など、親御さんの体調の話題になったときに、「ケガしたり、急に具合が悪くなったときに困らないよう、病院の連絡先や保険証の置き場所を書いておいてくれると助かるな」と言ってみましょう。親の健康を気遣う会話の中でなら自然に「急に入院することになったら、費用のこともあるから、通帳とハンコの場所も書いておいてね」ともお願いしやすいものです。「ほかにも、普段考えていることや気になっていることをノートに書いておくといいらしいよ」と、書き残すことの大切さを伝えられるといいですね。

 

(2)世間で話題になっていることを伝える
「エンディングノートって聞いたことある? 最近、元気なうちに書くのがブームになっているらしいよ」と切り出すと、エンディングノートに対する印象が変わるかもしれません。

 

また、テレビの「終活」をテーマにした番組などを一緒に見ると、後々、子どもが困らないようにと、親御さんの方から預貯金や不動産の話などをしてくれることもあるようです。そんなとき、エンディングノートへの記入をすすめてみましょう。

 

(3)自分でも書いてみて、そのメリットを実感する
この機会に自分でもエンディングノートを書いてみませんか? 一度書いてみると、親御さんに伝える際もスムーズです。

 

本来、エンディングノートは“死が間近に迫っている人”だけのものではありません。年齢に関係なく、携帯電話や預金通帳を紛失する可能性はありますから、そんなときの備忘録として便利です。また、誰でも、いつ事故や病気で急に入院しないとも限りません。健康保険証番号や医療保険、預金口座などを家族にわかるようにしておくことは必要です。「突然、私が入院しても、これがあると家族が困らないの。もしものときのお守りみたいなものよ」と話します。そして、「このノートを置いていくから、よかったら書いておいてくれない? 安心だから」と離れて暮らす子どもの気持ちを伝えれば、親御さんも納得してくれるはずです。

 

 

■書くことが面倒、という親に代わって
まずは、要所を書き込んであげても

 

エンディングノートを受け取ってくれても、書き込む事柄の多さにとまどう高齢者も少なくありません。さまざまなことを細かく記入するのは、高齢でなくても面倒です。まずは、入院時に必要になることなどを、かわりに書き込んであげてもいいでしょう。かかりつけの病院や薬、保険のことなどを聞いて記入します。あるいは、親御さんと話しながら記入してもいいですね。ただし、延命処置についてや遺産配分の希望などは、のちにトラブルの原因にならないように、代筆ではなく、自筆で書いてもらうことをおすすめします。あとは、「時間のあるときに、書きたいところから、少しずつ書いておいてね」と親御さんに伝えておきましょう。

 

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