「量産型女子大生」急増と交換不可能な愛情

話題

石田陽子

「量産型女子大生」急増と交換不可能な愛情

暖かい日が続いて、街には花があふれていて、おしゃれな女の子のファッションも春らしく爽やか……と思っていたら、同じ髪型、同じメイク、似たような服の女子大生が多すぎると話題になっていました。

 

 

買い物に行く店が同じだったり、流行を取り入れつつ値段を考えたりすると、どうしても似たようなファッションになってしまうのは仕方がないことですが、写真を見ると髪の色もコーディネートもほとんど同じ。イマドキの女子大生はみんな可愛いなぁ……などと、のんきなことが言えないほど、表情までも似ているのが気になります。

 

流行に敏感で、コミュニケーション力の高い女の子ほど、周囲からの影響を受けやすく、誰かの期待に沿うことで必要とされる人間になろうと努力しています。つまり、空気を読んで、自分から社会の中に組み込まれる人間になるべく、行動してしまうのです。

 

 

春にスタートしたドラマは恋愛をテーマにしたものが少なく、若い人たちの恋愛離れも話題になることがありますが、“交換可能”な従順である人間を目指していたら、真剣に恋愛と向き合えなくなってしまうことになります。

 

人間は商品ではないから、当然簡単に交換なんて出来ないし、もちろんダメになったら新しいものをすぐに買えばいい……なんてことはできません。

 

私の父は風変わりで、少しひねくれたところがあって、母に対しても特別優しい愛情を注いでいたわけではありません。でも、入院して一人の時間に自分の人生を振り返ったのでしょう。娘の前でも堂々と母に対して感謝の気持ちや愛情を伝えるようになったのには、正直驚きました。亡くなった今、自分ルールを貫いた面白い父の存在を改めて大切に思うようになりました。

 

生きているうちに、少しくらいぶつかっても自分の本当の気持ちを伝えたり、人と違う個性を主張してもいい。周囲の人と摩擦を起こすのを恐れて無理に合わせるのと、相手を尊重して配慮することは違うのですから。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

石田陽子

恋愛ライター。日々ラブストーリーを追い求めるAll Aboutの恋愛ガイドです。建設会社勤務後、フリーライターになりました。NTTドコモiコンシェルほかインターネットサイトでコラムを執筆しています。

石田陽子のプロフィール&記事一覧
ページトップ