1070個で断トツ!五輪で金メダルを獲れるアメリカ人の思考術

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リオデジャネイロ五輪が近づいて来ました。施設の問題、テロの問題、ロシアの問題など何かと騒がれていますが、いざ始まれば世界中が熱狂するのは間違いないでしょう。とくに日本人はどんな競技でも“日本代表”をこよなく愛します。その“日本代表”がメダル獲得争いをしようものなら、テレビの前で熱烈な応援が展開されるでしょう。

 

ところで、これまでの夏季&冬季五輪で獲得したメダル数が世界一は、どの国でしょうか。2681個のアメリカです。しかも、金メダル数は1070個で、断トツの1位です。この裏にあるのは、圧倒的なポジティブ(プラス)思考です。アメリカ人選手は誰ひとりとして五輪を「参加することに意義がある」と位置付けていません。全員が口を揃えて「金メダルを獲る」しか言いません。「銀」や「銅」など口が裂けても言いません。または、「世界記録を作る」です。つまり、設定(ゴール)は常に最高のものを求めます。ここには、「できない」という考え方はなく、「できる」というポジティブ(プラス)思考しか存在しないのです。

 

日本人選手はどうでしょうか。今回のリオ五輪で、「金メダルを獲る」と公言した選手は以前より増えてきたとはいえ、まだまだ少数でしょう。これでは世界で勝てない確率は低いままと言わざるを得ません。

 

五輪ではありませんが、2014年にブラジルで行われたサッカーのワールドカップ、日本人選手の中で「優勝」の2文字を口にしたのは本田圭佑ただ一人でした。あとは、「予選リーグ突破」「べスト8」、せいぜい「ベスト4」止まり。結果は、1勝もできずの1分け2敗で予選リーグ敗退でした。当然といえば当然の結果だったかもしれません。「優勝」と設定(ゴール)した選手がたった1人だったのは日本ぐらいで、他の国のすべての選手は「優勝」を口にしていました。このあたりが日本人が世界の大舞台で弱く、力が発揮できない要因のひとつと考えられます。

 

アメリカ人の約80%はポジティブ(プラス)思考といわれています。それに対し、日本人の約70%はネガティブ(マイナス)思考といわれています。「できる」ではなく、「できない」と考えてしまう人の方が圧倒的に多く、勝手に限界を決めてしまう傾向が強いのです。そこにイライラやムカッが生じてしまいます。

 

アンガーマネジメントは、ネガティブ(マイナス)思考をいかにポジティブ(プラス)思考に変えるかが大きなカギとなっています。なぜなら、ポジティブ(プラス)思考になれば、イライラやムカッは大きく軽減されるからに他なりません。次回からいかにポジティブ(プラス)に物事を考えていけるかのヒントを取り上げていきたいと思います。

 

「金メダルを獲る」「世界記録を樹立する」。自分としては行き過ぎた設定(ゴール)だとしても、この考えを公言する選手が増えれば増えるほど、日本のメダル数も増えることは間違いないでしょう。

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スポーツジャーナリスト

瀬戸口仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイ...

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