「3列シートSUV」が増えてきている理由と選ぶ際のポイント

ライフスタイル

3列シートがあるかどうかというのは、実用車を求めるユーザーにとって非常に重要なことに違いありません。近年はSUVも、サイズのそれほど大きくないクルマも含め、3列シートを持つクルマが増えてきました。

 

SUVというのは、むろん車内の広さではミニバンにはかないませんが、見た目のよさから人気が高まってきたのはご存知のとおりで、ミニバンから乗り替える人も続出しています。そんなときに、すでに3列シート車の便利さを知っている人にも選んでもらえるようにと、各メーカーが3列シートを持つSUVの設定を増やしているのです。

 

ただし、3列シートというのは、あればよいというものではありません。

 

ミニバンであれば、フリードやシエンタのサイズで3列シートを成立させているのは大したものですが、もともとパッケージ的に制約の大きいSUVの場合は、むろん十分に居住性を確保しているクルマもありますが、たとえ3列シートがあったとしても、余裕のない足元スペースや狭い頭上空間、いわゆる体育座りをしいられる着座姿勢、万が一のときにちゃんと機能するのか不安を覚えるヘッドレストなど、ここに座らされる人はかわいそうだなと思わずにいられないものが見受けられるのも事実です。

 

購入検討の際は、乗せるとしても小柄な子どもだから大丈夫と思うかもしれませんが、ぜひご自身も一度はためしに座ってみることをおすすめします。また、可能であれば、ぜひ近場だけでも、誰かに運転してもらって3列目の乗り心地を確認しておくとなおよいでしょう。3列目の印象を確認する機会はなかなかないと思いますが、車軸の真上付近に座ることになるので突き上げが大きかったり、シートのクッションが薄かったり、後ろから盛大に騒音が侵入してきたりと、想像以上に快適性が低いことに、おそらく多くの人が驚くことでしょう。それを、あなたの大事な家族に問答無用で味わわせることになるかもしれないわけですから。

 

ところで今、そう遠くないうちに、マツダCX-8やレクサスRXなど、比較的ボディサイズが大柄で3列シートを持つSUVがいくつか新たに登場するという情報があります。次期フォレスターも3列シート車が選べるようになり、かわってエクシーガの後継であるクロスオーバー7が廃止される見込みです。これらニューモデルの3列目の居住性はどんな感じなのか、期待して待つことにしましょう。

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モータージャーナリスト

岡本 幸一郎

1968年5月、富山県生まれ。 学習院大学を卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作、自動車専門誌の記者を経てフリーランスのモータージャーナリストとして独立。 カテゴリーを問わず幅広く市販車の最新事情を網羅す...

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