8秒に1個売れる「キールズ」保湿クリームが世界に放つメッセージ

話題

For M

 

「メンズビューティ」は自分への最大の投資。将来、カッコ良いオヤジになれるかは、今の美意識次第――。本連載では“耳タコ”のように、メンズビューティの必要性を謳ってきたが、今回はちょっと違う切り口でメンズビューティのブランドを紹介しよう。

 

メンズビューティのパイオニアである「キールズ」は、165年以上の歴史を持つが、製品作りだけでなく、社会貢献活動という点においても先見性を持ち、これまでも数々のプロジェクトを進めてきた。現在は世界各国で、ASD(Autism Spectrum Disorder : 自閉症スペクトラム)の支援団体「AUTISM SPEAKS」とともにASDの子どもたちの支援を行っている。

 

それでは、「キールズ」のチャリティについて、そして、自身が発達障害のひとつであるADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥障害)であることを公表した俳優・モデルの栗原類、本チャリティーのグローバルチャリティーパートナーである、アカデミー賞受賞俳優・マシュー・マコノヒーのコメントを掲載しよう。

 

今回のチャリティーの対象商品となる「キールズ クリーム UFC」(限定エディション)。世界中で8秒に1個売れている(※)キールズのアイコン的存在の保湿クリームだ

今回のチャリティーの対象商品となる「キールズ クリーム UFC」(限定エディション)。世界中で8秒に1個売れている(※)キールズのアイコン的存在の保湿クリームだ

 

 

■「キールズ」が育むチャリティー精神

 

これまで「キールズ」は、環境保護、子どもの支援、HIVエイズ研究の支援を3本柱に、日本では東北復興支援や動物愛護活動など、さまざまな社会貢献活動を行ってきた。いかにもアメリカ企業らしい取り組みと思うかもしれないが、そこには世界展開する「キールズ」だからこそ知っている「日本人のチャリティー意識の高さ」が存在することを知ってもらいたい。

 

国内のあらゆるチャリティーにおいて日本人の感覚は、欧米の社会的規範として根付いているものとは異なり、「偽善者」「えぇかっこしい」と敬遠され、世界的に見ても日本人のチャリティー活動への貢献度は低い。しかし、こと「キールズ」のチャリティーにおいては、これまでの実績が「日本人のチャリティー意識の高さ」を示しているというのだ。

 

今回「キールズ」が取り組むのは、ASD支援団体「AUTISM SPEAKS」とのASD(自閉症スペクトラム)の子供たちへの支援だ

■「日本人のチャリティー意識の高さ」を証明したエピソード

 

「キールズ」のチャリティー理念はこうだ。いちスキンケアブランドとして「キールズ」の製品は“毎日使う身近なもの”であるから、社会貢献活動にも“日々の理解”と、生活の一部である“身近なものから”というもの。日本で「ボランティア」と言うと、献身的に日々の時間を割いて、自らを顧みず行うものという印象を受ける。これも日本人にとってチャリティーが縁遠い存在になっているひとつの要因と言えるだろう。

 

これに対し、欧米のボランティアは労力をかけるものではなく、日常的に行うもの。ごく身近にチャリティーがあり、多くの人が小さなことから参加している。

 

このギャップは、さまざまなチャリティーにも見られることだが、「キールズ」の行ったチャリティーでは、意外な事実が明らかになった。

 

「キールズ」のチャリティーでは、使用済み容器を回収し再利用するというプロジェクトを行っている。あるときに、ユーザーから

 

「使われた容器は何に使われているのか」

 

という声が上がった。その施策はグローバルに展開していたため、キールズ・天谷美乃里事業部長は、本国にこの意見を届けたところ、「こんな問い合わせが来たのは日本が初めてだ」と言われたそうだ。

 

チャリティーが生活に根付いている欧米では、いちユーザーがチャリティー事業の行く末を案じること稀だ。自分たちの慈善活動がきちんと還元されているのか、チャリティーのその先をも考えている日本人は、本国を驚かせた。

 

世界中で行われたこのプロジェクトで、日本の容器の回収率も高く、容器回収の意図を問われたことで、「日本人のチャリティー意識の高さ」が証明されるエピソードとなった。

 

「キールズ」が時間をかけて行ってきたチャリティー活動は、こうしてユーザーのボランティア意識を醸成し、製品プロモーション以外の部分でもメッセージを送ることに成功したと言える。

 

続いて、今回のチャリティーについて、グローバルチャリティーパートナーであるアカデミー賞受賞俳優・マシュー・マコノヒーと、自身がADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥障害)であることを公表したモデル・栗原類のコメントのインタビューを紹介しよう。

 

※2016年1年間の販売個数による。キールズ調べ。

 

 

 

数々のハリウッド作品に出演し、ハリウッドの最前線で活躍し続けてきたマシュー・マコノヒー。彼の俳優キャリアで記憶に新しいのは、映画『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年日本公開)だろう。大減量に挑みHIV患者を好演した迫真の演技は、第86回アカデミー賞主演男優賞を受賞した。

 

今回のチャリティーで制作されたは、世界中に拡散され、多くの反響を呼んでいる。このはSNSでシェアされることで、1回につき1ドルが「AUTISM SPEAKS」に寄付される。また、マシュー・マコノヒー監修によるキールズ×マシュー・マコノヒー限定エディションの「キールズ クリーム UFC」が数量限定で発売(9月9日原宿店先行発売、9月29日全国発売)され、20万ドルを上限として「AUTISM SPEAKS」に寄付され、ASDの子どもたちとその家族の支援につながる。

 

 

■ASDの子どもたちに必要なケア

 

――「キールズ」とのパートナーシッププロジェクトについてお聞かせください。

 

「『キールズ』は社会貢献活動に積極的であり、あまり注目されていない社会問題も支援している一面があります。僕はそこに惹かれ、ASDへの認知を高め、社会の理解を深めたいと思いました。

 

ASDは世界人口の1%には影響をおよぼしていると言われており、僕はキールズ製品を愛用していて、キールズの活動を兼ねてから応援していたので、今回のパートナーシップはまさに適任だと思いました」

 

――ASDの子どもたちへはどのような支援が良いのでしょうか?

 

ASDの子どもたちとその家族への最適なサポートは、早期段階での発見の手助けと支援サービスを提供することです。発見は早くて生後18ヶ月のケースもあり、研究結果では早期段階で支援を受けるASDの子どもは、より良い発達と自立性を持つ可能性があることが分かっています」

 

 

■パッケージデザインは長男のリーヴァイが原案

 

――ご自身のASDの子どもたちとの関わりについて教えてください。

 

「長男が生まれたのち、妻・カミラと『ジャスト・キープ・リビング財団』を立ち上げました。青少年期の子供たちに、健康的な生活とよりよい将来に向けて、健全な選択ができるような手段を与えることをミッションとしています。

 

その放課後プログラムに参加している学生の中でASDの症状を持っている多くの子どもたちと出会いました。この経験からこういった発達障害が子どもと家族におよぼす影響を間近で見ることができました」

 

――今回のプロジェクトで「キールズクリームUFC」を選び、限定デザインを作った理由を教えてください。

 

「『キールズクリームUFC』はデイリーに使える製品で、特別なデザインを施すことで、たくさんの人に私たちのメッセージを伝えることができると思いました。パッケージデザインは長男のリーヴァイが描いた絵がもとになっています」

 

 

■マシュー・マコノヒー愛用の「キールズ商品」

 

――スキンケアに話を戻します。肌のケアに対する考えを教えて下さい。

 

「クオリティーの高いスキンケア製品を使うのはいつも楽しみです。最近は量より質ですね。良質なSPFクリームを日々のスキンケアに取り入れています。

 

』とメンズスキンケアラインの『フェイシャルフュールSPF15』は昔から愛用しています」

 

――ヘルシーなライフスタイルへの心がけは?

 

「日が明るいうちは外にいること、そして毎日汗をかくこと、と母親はいつも言っていました。この2つは今でも実行するようにしています。

 

また、チャリティー活動や俳優業を通して、まずは父親として『人が残せる最善のものは、健全に育てられた子ども』だと思うようになりました。

 

今回のチャリティーではまず皆さんにキャンペーンに関するを見ていただき、それを多くの人とシェアしてほしいです」

 

 

 

世界中で8秒に1個売れている(※)キールズのアイコン的存在の保湿クリーム。5つの植物オイル配合の植物オイルインクリームがバランス良く配合されているので肌になじむ使用感が特徴。季節を問わず、全身に使うことができる。ユニセックス。

 

DATA

キールズクリームUFC(限定エディション)

価格:6,600円(税抜)

発売日:2017年9月29日(金)※9月9日原宿店先行発売先行発売

内容量:123g

URL:

※ 2016年1年間の販売個数による。キールズ調べ。

※ 全国のキールズ、公式オンラインショップにて数量限定発売

 

 

 

5歳からモデルとして活躍し、パリコレをはじめ多くのファッションショーで活躍する栗原類が、2016年一冊の本を上梓し大きな話題となった。タイトルは、『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』。この告白は、大きな話題となり日本での発達障害の認知を広げた。

 

6~11歳までアメリカ・ニューヨークで過ごした彼が、ADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥障害)と診断されたのは8歳のとき。アメリカの教育は発達障害に対して、寛容で“ゆとり”があり、不自由なく幼少期を過ごすことができたという。

 

今回、日本のチャリティーパートナーとして賛同する俳優・モデルの栗原類に「キールズ」、そして日本におけるチャリティー活動について聞いた。

 

 

■「まずはお湯と水で交互に洗顔しましょう」

 

――「For M」のメンズビューティの連載では、男性ももっと美容を意識しようと謳っています。今回、「キールズ」のチャリティーパートナーとして賛同することになりましたが、ご自身は「キールズ」についてどういった印象をお持ちですか。

 

「ニューヨークにいたときに、ウエストビレッジにキールズさんのお店がありました。ニューヨークではなじみのブランドなので、母親とともにシャンプーやコンディショナーをよく使っていました」

 

――モデル、俳優として表舞台に立つ身として、美容に対するこだわりがあれば、教えてください。

 

「お仕事でメイクをしたときは、落としたあとに必ず温かいタオルで顔を拭きます。そのあとで化粧水と乳液を必ずつけるようにしています。日常でも朝起きたときは、温かい水と冷たい水とで交互で顔を洗うようにはしています」

 

――温かい水と冷たい水の交互での洗顔は、どのような効果があるんですか?

 

「詳しいことは正直分からないですが……(笑)。試しにやってみたら調子が良かったんです。肌がスベスベするようになったので、自分に合ったやり方だと思って続けています」

 

――こと美容に関して、日本の男性は海外と比べ十分にケアが行き届いていなかったり、そこまで気にしていないと思います。男性の美意識を変えていくにはどうすればいいのか、お考えがあったらお聞かせください。

 

「自分は割とそうでもないんですけど、最近は、若い人たちに美容や容姿にお金や時間を使っている人が多いなって思います。その上の世代の人たちとなると、若い人に比べたらそこまではないのでしょうけど、まずはお湯と水で交互に洗顔するだけでも違うのでおすすめします(笑)」

 

 

■自身もADD(注意欠陥障害)を持つ身として

 

――今回は、ASD(Autism Spectrum Disorder : 自閉症スペクトラム)の子どもたちへのチャリティーパートナーとして、ジョインしていらっしゃいますが、ご自身もADD(Attention Deficit Disorder:注意欠陥障害)という発達障害だと著書で書かれております。支援活動には何が大切だと思われますか?

 

「まずは、キールズさんという大企業がこういう活動をしてくれるということで、すごくありがたいことだと思っています。障害とは何なのかを知らない人もまだまだ多いと思いますし、こういった活動をキールズさんが行うことによって、社会全体に知ってもらえるきっかけになるだろうと思っています。

 

また、チャリティー活動は、俳優やモデル業と一緒で、すぐに芽が出るものではなくて、気づいたら芽が出ていたという感じだと思うので、10年、20年と継続して支援活動をしていってもらえたらうれしいです。ボクもできることがあれば全力でサポートしていきたいと思います」

 

――個人としてできることがあるとすればどういうことでしょうか?

 

「世の中にはいろんな人がいるんだということを知ることも重要ではないでしょうか。いろんな人がいて、同じ結果を出すにしてもいろんなやり方をする人がいて、それを認めてあげる。ASDはじめ発達障害の人たちに対して、一人一人が、そして社会全体がもっと“ゆとり”というか、余裕を持つことが大事なんだと思います。

 

キールズさんも長くチャリティーを続けていらっしゃいますが、そういった“ゆとり”が企業側にもあるのはいいことだと思います」

 

 

 KIEHL'S SINCE 1851

1851年、ニューヨーク・イーストビレッジに創業。ニューヨークを代表するスキンケアブランドとして支持され、「各家庭にひとつは『キールズ』の製品がある」というフレーズが成立するほどのシェアを誇る。アポセカリー(調剤薬局)にルーツを持ち、店頭販売員KCR(Kiehl's Customer Representative)が、ユーザーの肌質に応じて、スキンケアアイテムを処方するスタイルで、都内各地に店舗を展開。日本上陸は2008年。

 

 

 

 俳優・モデル

1994年、東京都生まれ。日本人の母、イギリス人の父のもとに生まれ、幼少期はニューヨークと日本を行き来して過ごす。5歳からモデルとして活躍し、帰国後は中学生のときから『MEN’S NON-NO』(集英社)をはじめ、多くのファッション誌にモデルとして登場。高校生のときにバラエティ番組出演を機に「ネガティブモデル」として知名度を上げる。2016年、自著『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』が発刊。

 

 

撮影:佐坂和也   文:滝沢康英、編集部

この情報は2017年9月9日現在のものです。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

For Mの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

For M

For M

現代の男たちに足りないもの、それは「熱」。 仕事・遊び・趣味・恋愛に、何事も全力投球でまっすぐな熱さを持って打ち込む。そんな“熱男”こそ、我々が目指す“現代の伊達男”だ。 For Mでは...

For Mのプロフィール&記事一覧
ページトップ