元SMAPのジャニーズ脱退3人組のビジネス術

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デイリースポーツによると、元SMAPの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(43)、香取慎吾(40)が、11月にAbemaTVの72時間連続生放送番組「稲垣・草なぎ・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」(11月2日、午後9:00~)に出演することが9月24日に発表された……らしい。3人での共演はジャニーズ退所後初で、番組開始と同時にSNSもスタートするという。

 
結局のところ、彼ら3人は元SMAPのマネージャーだった飯島三智氏が取締役社長を務める「株式会社CULEN(カレン)」に所属することになり、そこらへんの紆余曲折はちょっとばかりキナ臭い空気をただよわせていたりもするのだけれど、9月22日には新たにファンサイト『新しい地図』を開設し、10月16日から本格的に動き出す……のだそう。

 
さて。私はつい先日、ここcitrusに寄稿した『』というコラムで、この『新しい地図』に表記されている“古巣”を挑発するような文面について、「もっと仲良くやりましょうよ~」みたいなことを提言したばかりである。が、こうやってジャニーズ所属時代には原則として御法度であったSNSやファンサイトやネットテレビなどをすべて“解禁”し、積極的に取り組んでいく姿勢自体は、とても興味深いことだと思っている。
 

ジャニーズ事務所の、たとえば
 

  • ネットでの楽曲配信をほとんどしない
  • ネットでの(所属)タレントの使用写真に関して異様に神経質
  • 社内のデータ管理も基本は書面(なんだとか?)
  • ファンクラブ会費の支払いやチケット申し込みは郵便振り込み

 

……ほか諸々のアナログ体質は、もはや同業者やコアなファンだけではなく、普通の素人さんのあいだにも知れ渡っている既成事実だったりするが、「古い・新しい」は関係ない。要は「ビジネスとして成立するかどうか」が問題なのであって、現に、このシステムでジャニーズ事務所は大儲けしているのだから、その“頑なさ”に対し、たいしてお金も儲けていない私としてはつべこべ言う気もないし、権利もない。

 
ただ、去年までの20数年間、ジャニーズ商法にどっぷりと浸かりきっていた、しかもジャニーズの力をもってしても、そう簡単には“干す”こともできないだろう超大物である「脱退組3人衆」、すなわち「絶大なる知名度と人気を有したままジャニーズを辞めたタレント」が、ジャニーズの色を残しつつ(ジャニタレにとっては)インターネットという“未知の世界”と結びつくことによって、今後どのようなケミストリーが起きるのか……については、単純に観察してみたい気がする。

 
CGM(消費者発信型メディア)を最大限に活用するイマドキのアイドルたちと等価なかたちでネット住民に消費され、「有象無象」へと成り下がっていくのか? それとも「従来にない(元)ジャニタレ」の在り方を示唆するキーパーソンとなるのか? もし、前者のような悲しい末路を迎えてしまったなら……やはりジャニーズ事務所のアナログ体質は、このご時世ですら「正しかった」と、立証されるのではなかろうか。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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