「ちょうどいいが いちばんおいしい」時代、ブッフェとの向き合い方

ライフスタイル

 

少々地味なニュースだったりはするのだけれど、グルメジャーナリストの東龍さんが、『』というタイトルの、なかなか興味深いコラムをネット上にアップされておったので、今日はそれについて論じてみたい。内容を簡単に説明すると、以下のとおりだ。

 

先日、一般社団法人『日本ブッフェ協会』(※ゴメス註:それにしてもいろんな協会があるもんだ…)が「ちょうどいいが いちばんおいしい」というプレスリリースを配信。

世界では、まだ8億人の人々が栄養不足にある状況下で、「もったいない」という言葉の発祥地である我が国・日本(※ゴメス註:知りませんでした!)として、食品ロス削減にフードチェーン全体で取り組んでいくため、官民が連携した国民運動を展開する(予定)。

 

そんな時流のなか、日本ブッフェ協会は

 

・「大食い」「元を取る」「食べ残してもかまわない」は、ブッフェ本来の食べ方ではないということ、自分らしく適量だけ取って食べることを勧めていく。

・ アドバイザリーボードを中心にし、ブッフェファンに影響力のある料理人やパティシエにブッフェの在り方について話してもらう。

 

……などの方策を、今後行っていくらしい。

なんとも耳の痛いお話ではないか。私をも含む関西人は、どうも

 

「ブッフェ(ビュッフェ?)スタイル(※我々世代は「バイキング」と呼んだほうが馴染みがある)の外食サービスを目の前にすると、つい「元を取ろう」と俄然張り切ってしまいがち」

 

……な傾向が強い……みたいなことはここcitrusでも何度か書いたことがある。

 

「元を取る=得する」ことが、何故かサービスを提供するお店側との勝負へと直結し、負けず嫌いな関西人は「得をしてお店側に勝利すること」によって、自身のアイデンティティを死守するのである。どれだけ食べたら損益分岐点に達するのかは人それぞれの主観的感覚で曖昧だったりするのだが……。あと、一説によるとお相撲さんでもないかぎり、ブッフェで額面に見合うだけの料理を食べ尽くすのは無理だとも聞くが……? もしかすると、この日本ブッフェ協会による詔(みことのり)は、暗に関西人を中心に発せられたものなのかもしれない。ひどい書きようではあるが、私も関西人なんで許してほしい(^^;)。

 

ただ、私はブッフェ(バイキング)スタイルになると、たしかに「大食い」してしまいがちではある。が、いったん盛った料理はかならず全部たいらげる。「食べ残してもかまわない」なんて甘えた考えは1ミクロンも持ちあわせていない。「盛るだけ盛って残すだけ残す」のはブッフェ(バイキング)マニアとしてはもってのほか! 恥ずべき行為以外の何物でもない。そんな愚挙を犯してまで、まるで草野球に現役のプロ野球のピッチャーを入れるような“マナー違反”を犯して(※例として適切かどうかは定かではないw)勝利したところで、一体なにがうれしいのか? 

 

「元を取る」という勝ち負けに対するこだわりをそう簡単に捨てきれない(私を含む)関西人の皆さまは、せめて「皿に盛った料理は絶対に食べ残さないこと」から始めてみてはいかがだろう? そして、そうすることによって健康を害しでもすれば、ちょっとは自身の偏った価値観に疑問だって抱けるのではなかろうか。繰り返し引用するが「世界では、まだ8億人の人々が栄養不足状態にある」のだから……。

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山田ゴメス

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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