【潮凪洋介のオトナ恋愛塾】あの人にもう一度会えたら…疎遠になった関係を掘り起こす「共通の思い出」

人間関係

 

■「会いたいなら連絡が来るはず」互いにそう思った瞬間、縁が消える

 

別れを数えるたび、人生の空しさ、人間関係の切なさを感じざるを得ない。仏教に「会者定離」という言葉があるように、出会った者は必ず袂を分かつ。

 

しかし、それがせめて死別の瞬間であってほしいと願う。ほんの少しの気遣いを積み重ね、関係を育てるといった前向きな姿勢で友情や愛情を、人生最後の日まで維持したいものだ。

 

目の前の相手がどれだけこちらを慕い、必要としてくれているか、不安になることはないだろうか。口に出してはいちいち確認できないが、そういう感覚を胸に抱き過ごす時間はあるはずだ。

 

「まあ、そっとしておこう。会いたいと思ってくれているなら連絡がくるだろう」

 

行き過ぎた気遣いで「あまり連絡をしたら申し訳ないだろう」とお互いが思ってしまったとき、悲劇の瞬間は訪れる。もう二度と連絡を取らなくなるのだ。何千、何万、何億という「縁」がこうして世の中から消えて行く。

 

ここでちょっとした気遣いをすると、この虚無的結末は防ぐことができる。あなたが大切に思っている相手との思い出を常に思い返し、常に言葉にしてみてほしい。「過去は振り返るな」というが、良い思い出は何度でも蒸し返したほうがいい。「思い出」こそが人生を生きた極上の作品である。

 

「あの旅行は最高だったね。あのときの綺麗な夕日は今でも目に焼き付いてるよ」「いやぁ、あのころは最高だったな。あんなに楽しい毎日といったらないよ」「互いにバカをやってたね〜。でも最高に楽しかったなぁ」そうやって少々感傷的な要素も含みながら回顧し、言葉にする。この小刻みな繰り返しが、あなたと相手の友愛を一生モノにしてくれる。相手はあなたの心の中に自分がきちんと存在していることを確認でき、「間違った大人の気遣い」で関係を冷ましてしまうこともなくなるのだ。

 

心できちんとつながっていることを伝えるために、あえて「昔話」をしてみよう。

 

【関連書籍】


「大人の男の気遣い」

 

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作家・パラレルワーク研究家

潮凪洋介

著者・作家/ライフワーク・クリエイト協会理事長。著書68冊・累計165 万部。「国民1人に1 つの“社外ライフワーク(パラレルワーク)”を」をテーマに「誰もが社外でもう一つの“好きで得意な仕事・活...

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