「土曜は雨か…」夫の一言で浮気を確信した妻のするどさ

人間関係

亀山早苗

 

■「なんだか怪しい」がポイント

 

「最初にアレ?」と思ったときのことを、アヤカさん(47歳)ははっきりと覚えているという。

 

「夫が『ただいま』と言ったときの、その声がなんとなく不自然だったんです。いつもならなんてことなく『お帰り』と言えるのに、そのときは思わず入ってきた夫の顔をまじまじと見ちゃって。あとから考えれば、あれが最初にヘンだなと思ったときでした」

 

夫は当時、部署が変わったばかりで忙しいのはわかっていた。だが、あまりに帰宅が遅い日が続くとアヤカさんは心配になっていった。

 

「体、大丈夫なの?としょっちゅう声をかけていました。そのたびに夫は『大丈夫だよ』と言うんだけど、どことなく心ここにあらずという感じ。よほど忙しいのか、他に何か心奪われていることがあるのか、どちらかだろうなと思っていました」

 

そしてあるとき、テーブルの上で携帯電話が鳴り出し、それをつかんであわててコンビニに出かける夫を見て、彼女は夫の浮気を確信したという。

 

「夜中にメールだかLINEだか知らないけど、連絡とろうとする女性なんかと付き合うな!と思いましたね」

 

相手女性の非常識さに妻は怒りをため込んでいく。そして、そんな女性と付き合う夫にも幻滅していくのである。

 

 

■微妙に夫の態度が変わる

 

浮気をしながら、それ以前とまったく変わらない言動をとることは難しい。特に男性は「恋しちゃって楽しい」気持ちを隠すのが下手だ。その昔、とある会社の廊下をスキップせんばかりに歩いている顔見知りの男性に会い、「恋しちゃった?」と聞いたら、「なんでわかるの?」と驚かれたことがある。あれだけ浮かれて歩いていれば誰でもわかるはず。当人だけが「いつもと同じ」だと思っているのだ。

 

「うちの夫もそうでしたね。まじめな仕事人間だった夫が、ある日ニュースを聞きながら『土曜日は雨か』とつぶやいたことがあるんです。この人が天気を気にするなんてと意外でした。『土曜日、仕事なの?』と聞いたら、『えっ』と間があってから、『そうなんだよ、休日出勤でさ』ととってつけたように言う。おかしいなあと思いました」

 

ミナコさん(45歳)の夫は、そのとき不倫相手の女性と紅葉狩りに行くつもりだったことがあとからバレた。天気など気にしたことのない夫の不用意なひと言が、浮気発覚につながったのだ。

 

「いつもと行動が違うんですよね。帰ってきたらいったん、リビングに入ってきて鞄を置いて、ときにはそのままソファに座り込むこともある夫が、なぜかリビングに来ないで洗面所で手を洗っていたり、ときにはそのままバスルームに直行してシャワーを浴びたり。『今日は汗かいちゃってさ!』とあとからとってつけたような言い訳をするのも怪しいと感じていました」

 

バレたくなければ、とにかくいつもと同じ行動を心がけることが必要だ。それ以前に、バレたら困る行動をとらないほうがいいのは言うまでもないが。

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亀山早苗

明治大学文学部演劇学専攻卒業後(専攻は歌舞伎)、雑誌のフリーランスライターに。 ライター歴、もうじき30年。離婚歴1回の現在独身。長い間、男女関係に興味を持ち続け、さまざまな立場の男女に取材を重ねてきまし...

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