銀座のホステスの振る舞いにも通じる!? 『ONE PIECE』尾田栄一郎を唸らせた担当編集者の超高等コミュニケーション術

人間関係

 

一流の人たちのそばには、それを支える「側近(ソッキン)」がいるもの。秘書、マネージャー、友人、恋人……そのあり方はさまざまですが、彼らのホスピタリティもまた一流です。「一流有名人の側近から学ぶ驚きの処世術」がコンセプトのテレビ番組『ソッキング』(日本テレビ系・2018年1月4日(木)14:55~)から、ビジネスや交友関係で役立つコミュニケーションの要点を読み取っていきましょう。

 

 

■『ONE PIECE』尾田栄一郎の担当編集者は、とにかく電話に出る!

 

集英社で『ONE PIECE』の作家・尾田栄一郎さんの担当編集を務める内藤拓真さん

「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録を誇る漫画『ONE PIECE』。作者の尾田栄一郎さんには心強い「側近」がいます。それは、集英社の担当編集者・内藤さん。

 

まず気をつけていることのひとつに「尾田さんからの電話は絶対に出る。ハイテンションで出る」というのがあるそう。

 

「はいはーい! 尾田さん!! 内藤ですよ! どうしました!?」

 

たとえ会議中でも、寝ていたときでも電話に出るときはMAXハイテンション。これを習慣づけるために内藤さんは、デスクに張り紙をして忘れないようにしているだけでなく、なんと携帯に尾田さんの名前を「テンション」と登録しているのだそう。

 

でも、本当に効果があるのだろうか……。筆者が本稿を書きながらそんなことを考えていたとき、ちょうど携帯が鳴ったので、実験的にハイテンションで応答してみることにしました。

 

「もしもーし! ○○さん、電話ありがとうございまーす!! どうしました?」

 

やや重い内容の電話だったのですが、ハイテンション効果なのか会話はいつもより和やかに終了。手ごたえを感じた筆者は、愚痴ばかりこぼす実家の母に電話をかけてみることにしました。

 

「もしもーし!!! お母さん、元気~? こっちはめちゃめちゃ元気~!!」

 

母は目の前にキレイな景色が広がっていても道端のゴミばかり探してしまうような、やや後ろ向きな人ですが、この日は愚痴が明らかに少ないと感じました。なぜこのような効果が出るのでしょうか。

 

 

■「感情感染効果」がもたらすもの

 

尾田栄一郎さんの担当編集者・内藤さんのコミュニケーションでは「感情感染効果」があらわれています。文字通り、感情を相手に感染させるテクニックです。皆さんにも「明るく話す人と一緒にいるとこっちの気分まで明るくなった」などといった経験があるのでは? 銀座で働くホステスたちの振る舞いはその最たるもので、高度なテクニックが随所に見受けられます。

 

例えば、あと少しを飲み干せば新しいボトルを注文してもらえる可能性大の「チャンスボトル」にトライするとき。濃い水割りを作るといったあからさまな方法ではお客様に嫌われてしまいます。そこで「今日は飲みたい」という気分を伝染させるように接し、男性が自らボトルを空けるような雰囲気にします。

 

さらに感情感染効果は「攻め」だけでなく、女性が男性からの口説きをかわすといった「守り」にも有効です。

 

ホステスは本気で口説こうとする男性に対して、陽気な気分を感染させることでいなし、その後人生相談に持ち込むという力技で戦友的な関係を印象づけます。すると振られたような不快感を味わうこともないのに、また口説こうという気持ちになりにくいのです

 

百戦錬磨の銀座のホステスにとっては「お決まりの流れ」です。不快感を与えず距離をとることで、関係はさらに深まり、男性たちはまた店を訪れてくれます。これは、ビジネスシーンで未だにサポート役にまわされがちな女性たちに、特に身につけてほしいテクニック。ともすればセクハラにまで発展しそうな関係から、対等で友好的な仕事関係に持ち込むきっかけにできます。

 

 

■上司にも、部下にも、恋人にも! “ソッキン術”でサポート上手に

 

一流側近のテクニックは、部下のマネジメント、子育て、恋人のサポートなど、様々な場面でも応用できます。

 

1月4日放送のテレビ番組『ソッキング』では、今回ご紹介した『ONE PIECE』尾田栄一郎さんの編集担当さんのほか、青山学院大学陸上部の原監督の奥様など、錚々たる著名人の“ソッキン”の方たちが、その処世術を公開してくれます。

 

具体的なテクニックを学ぶだけでなく、その並々ならぬ努力を垣間見ることができるのは貴重な機会と言えるでしょう。
 

 

 

『ソッキング』
放送日時:1月4日(木)14:55~15:50(日本テレビ系 全国28局ネット)

 

【出演】
MC:上田晋也(くりぃむしちゅー)、浜ロン(上田ソッキン)
ゲスト:鈴木奈々、秋元真夏・堀未央奈(乃木坂46)
専門家:金谷俊一郎(歴史コメンテーター)、山名裕子(臨床心理士)
ソッキン:おかゆ太郎…バカリズムのソッキン
     河合郁人(A.B.C-Z)…滝沢秀明のソッキン
     ガンバレルーヤ(まひる、よしこ)…尼神インター渚のソッキン
     神宮寺しし丸…劇団ひとりのソッキン
     内藤拓真…尾田栄一郎(漫画『ONE PIECE』作者)のソッキン
     西堀亮(マシンガンズ)…有吉弘行のソッキン
     原美穂…原晋監督(青山学院大学 駅伝監督)のソッキン
     松崎祐介(ふぉ~ゆ~)…相葉雅紀のソッキン
     向井慧(パンサー)…又吉直樹のソッキン
     森本英樹(ニブンノゴ!)…田村淳のソッキン

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コミュニケーション研究家

藤田尚弓

All About 話し方・伝え方ガイド。企業と顧客のコミュニケーション媒体を制作する株式会社アップウェブを経営。言語・視覚の両面から「伝わる」ホームページやパンフレットなどの制作を通し、日々コミュニケーション...

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