日本人もびっくり!? ヨーロッパの面白標識クイズ

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日本人もびっくり!? ヨーロッパの面白標識クイズ

2020年の東京五輪に向け、日本も外国人向けの新たな地図記号作成に乗り出しているようですね。ナチスの鉤十字と混同される恐れのある「卍」や、警棒をクロスさせた交番の印などが変更対象となっているようですが、いずれも日本の文化や歴史に精通していなければわかりにくいもの。しかし、このような一見わかりにくい標識はもちろんヨーロッパにも存在します。それでは、由来のあるものから笑いを誘うものまで、少し紹介しますね。

 

■「ヘビと杯」の地図記号は何でしょう?

 

 

【解答】

薬局

 

ギリシャ神話における医学の守護神・アスクレーピオスの飼い蛇と、彼の娘であり、薬学の象徴として知られるヒュギエイアの杯で表したユニークな薬局のマーク。世界保健機関(WHO)の旗にもこのモチーフが用いられています。

 

ヘビは日本では神の遣いとして扱われている反面、キリスト教の影響でヨーロッパでは悪の象徴とされています。しかしヨーロッパの起源であるギリシャ文化では、やはり神格化されている模様。結局ヨーロッパでのヘビは、良い存在なのでしょうか、それとも悪魔の手先なのでしょうか? 気になる方は現地で尋ねてみてください。

 

■黄色いラッパ(ホルン)の地図記号とは?

 

【解答】

郵便局

 

日本でラッパのマークと言えば正露丸ですが、ヨーロッパにおける黄色いホルンは郵便局やポストのマーク。かつて郵便馬車が手紙や荷物の到着を知らせる合図としてラッパを吹いていたことが由来なのだそうです。色も、日本の郵便局のシンボルカラーが朱赤であるのに対し、こちらでは黄色が主流。ヨーロッパ旅行中にハガキを出したりするのに、知っているとちょっと便利なマークです。

 

 

■このカップル信号機の意味は?

 

【解答】

普通の歩行者用信号機

 

同性愛者への寛容な姿勢と交通規則遵守を喚起すべく、2015年春からウィーンで導入された「世界初」の革新的なカップル信号機。ヘテロカップル(男×女)の赤・青です。

 

信号に加え、レズビアンカップルの女×女バージョン、ゲイカップルの男×男バージョンと6通り存在します。いずれもハートがプカプカ浮いていて、遊び心もたっぷり。しかしオーストリアの懐深い包容力を示せると歓迎の声が上がる一方、税金の無駄遣いだとの見解も。これを日本で実施したら、いったいどのような顛末になるのか、個人的にはとても興味があります。

 

参照:「」

 

 

■この赤×白十字はどこの旗?

 

【解答】

ウィーン市章

 

これはウィーン市の略章で、正式なエンブレムにはハプスブルク家の双頭鷲の一部を受け継いだ鳥のモチーフが加わります。他にも似たものとしては、スイス国旗やイングランド国旗、マイナーなところではウクライナ領ヴォルィーニ州の旗、トンガ王国の軍艦旗などなど……。それぞれ立派な由来や歴史があるのでしょうが、ヨーロッパの人々は、何かと言うとすぐに十字を紋章に使いたがるので、ややこしいこと、この上ありません。

 

■カンガルーの“いない”道路標識がある国は?

 

【解答】

オーストリア

 

2005年に開催された愛知万博では、オーストリアのパビリオンが「オース“トリ”アは鳥、オース“トラ”リアは虎!」と必死に差別化を図るキャンペーンを推進していましたが、両国を混同するのはどうやら日本人だけではない様子。こんな自虐的な交通標識のほかにも、これをモチーフにしたブラックユーモア溢れるお土産Tシャツが観光客に人気を博しています。

 

こうして眺めていると、ヨーロッパの長い歴史や文化が窺えるものに交じって、ウィットに富んだマークがちらほらありますよね。日本も自国の伝統をしっかりと守りつつも、外国人訪問者をクスッとさせる標識を作り上げることができたら、これから観光立国としてさらに発展していけるのではないでしょうか。

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ライジンガー 真樹

All About「オーストリア」ガイド、ダイアモンド社 地球の歩き方「ウィーン特派員」。 ウィーン移住をきっかけに、オーストリアの歴史・文化・グルメなどの魅力を日本の人々にも伝えたいと願い、CA乗務の傍ら旅行...

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