【働く女の「モテ道場」】デートのアポ取りは“仕事”じゃない! 恋愛下手が知るべき「質問」の技術

人間関係

植草 美幸

 

 

私は、女性経営者として自身の結婚相談所やアパレル人材派遣の仕事をしながら、現役婚活アドバイザーとして20~40代男女を成婚させてきました。現代社会では、たくさんの「働く女子」が仕事と恋愛のコミュニケーションの違いに悩んでいます。たとえば、ビジネスの常識を恋愛に当てはめ、相手をイラつかせてしまう、というような……。それは「質問」の質が悪いからだと考えます。一緒に考えていきましょう。

 

 

■「希望の日があれば教えてください」はNG

 

ひとつ目のテーマは「アポイント」。どんなお仕事も基本的には、相手先とのアポイントから始まるのではないでしょうか? 営業や企画職なら、相手先に提案書を見てもらい初めて成約を取り付けられます。プロデュースやメディア職なら、取材のセッティングができて初めてモノづくりがスタートしますよね。このような場合、頼む方が下手に出て、「いつでもいいので、少しの時間でもいいので、私どもそちらに伺います。なんとかお時間をください」となるわけです。

 

ひるがえって、恋愛初期。つまり、「デートのアポイント」の場合はどうでしょうか? 以下のどちらが正しいアポ取りか考えてみてください。

 

A「10日に行きませんか?」
B「希望の日があれば教えてください」

 

答えは簡単。Aです。距離感のわからない2人が牽制し合っていたら、ただのにらめっこ状態に成り果てるから、というのが理由です。

 

まず知ってもらいたいのが、「オープン質問」と「クローズ質問」の使い分け。大事なのは、恋愛相手が「はい」か「いいえ」、「右」か「左」などの一言で答えられるクローズ質問をすること。そして複数回答を作らないこと。

 

相手がデートしたくて仕方ないならまだしも、受け身タイプの人間に「希望の日」なんて無いのです。「今週は忙しいし、来週は来週で忙しいからもうちょっと先がいいかな……」など、いろいろな理由をつけて日にちを決めないものです。昨今は男も女も受け身だから、どちらかが動かなければずっとあいまいなまま1か月、2か月過ぎ、「今更2人でデートしても久々過ぎて話すことないし……」と結論が遠のくわけです。

 

 

■あえて相手に「手間」をかけさせる

 

もうひとつ、ビジネスのアポイントなら何度も相手の手を煩わさないようやりとりは最短にすべきだとの意見もあります。「いつでもいい」と言っておきながら、自分の都合が合わないと、相手に何度もスケジュールを確認させるのは失礼。無駄なメールのラリーを減らすため「●日と●日と●日でしたら調整できるのですが、ご都合いかがでしょうか?」と聞くのが正解、という考え方です。では、恋愛の場合どうでしょうか?

 

A「10日に行きませんか?」
B「10日と17日と24日でしたら調整できるので、デートしませんか?」

 

ビジネスマンにはちょっと意外かもしれませんが、正解は……

 

 

Aです。

 

ビジネスでは相手に何度も手間をかけさせるのはNG、だけど恋愛ならキャッチボールの数が1.5倍になるほうが楽しい。結果を欲しがる前にやりとりも楽しもうよ、というのが私の意見です。そこで相手を知ることもできるからです。

 

 

■お膳立てされたいけど仕切られたくない…草食男子のホンネ

 

「もし、10日の都合が悪かったらどうなるの?」と思う方。いざ「10日に行きませんか」と聞いて、「10日は都合が悪くて……」と返ってきたら、「じゃあ、1つ貸しね。17日は?」と畳みかけましょう。

 

今どきの男性はコミュニケーションで傷つきたくないし、恥をかきたくないし、笑われたくない。無理して被るストレスがぜ~んぶがいやなんです。ぜ~んぶお膳立てしくれたら乗ってもいい、ってスタンスなんですね。なのに、仕切られるのはいや。草食なんて言われていますが、これが本音。だって、恋愛や結婚なんてまだしなくていいと思っているんですから。

 

だから、「仕切ってないように見せて仕切る」ことの隠れ蓑として、「かわいいワガママ、かわいい甘えん坊、かわいい小悪魔」を演じるのが大事なんです。だから、男性に貸しを作るのは大事なポイント。「前に、貸しって言われたから合わせる」という風に、背中を押す=ちょっとした無理をさせる材料になるんです。みんなプライドを捨てればハッピーなんですよね。恋愛の場合、自分は「してあげる」の姿勢で、強制的に捨てちゃいましょう。なんなら、「今すぐ行こう」と誘ったっていいんです。

 

男「えっ?今?」
女「そう、今! ダメなら何時?」
男「今日は無理だよ」
女「あーあ、振られちゃった(笑)」
男「そんなことないって」
女「じゃー許してあげる。貸し1ね。17日は? ダメならいつ?」

 

こうやって主導権を握るんですよ。それで怒るような男は捨てていい。重い石を動かす、しかも、楽しみながら。今や10人に7人は恋人がいない、結婚もなかなかしない男女ばかり。強く美しい女性しか、結婚できません。

 

 

■無茶な頼み事なら断られてもツラくない

 

本当に好きな人には嫌われたくないからそんなこと言えない……。そんな女性も多いでしょう。何度誘ってもダメだったら悲しい? じゃあ、「1年後の12月10日に予約しちゃお!」と言って、その相手をステイ。あなたは次の相手に行けばいいんです。……っていうか、「今すぐ」なんてもともと無茶なんだから、断られても痛くもかゆくもないし、断るほうの負担にもなりませんよね(笑)。

 

もうひとつ、デートのアポイントで重要なのが、デート先です。女性の意見でよくあるのが「こんなところに連れていかれて嫌だった」というもの。さらには「あんなデートなら行かなきゃよかった」「彼は私のことを大事に思っていないの?」と被害者意識を爆発させ、勝手に怒るだけで相手を嫌いになってしまうケース。でもね、はっきり言って、悪いのは相手の男性じゃない。これも、あなたのアポイントの取り方が悪いんです。次回は、デート先、とくにお食事デート先の決め方も質問の仕方で変えられるということをお伝えしましょう。

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植草 美幸

ファッション発信基地・青山で 1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社株式会社エムエスピーを創業。その後2009年にその人材派遣業で培ったマッチング能力・人材発掘能力を生かし結婚相談所マリーミーを設立...

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