「毎回いちゃもんを付ける」「わざと足を引っ張る」…あなたを邪魔する「アホ」との上手な付き合い方

人間関係

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あなたの発言にだけ毎回いちゃもんを付ける、あなたにだけ明らかに敵意むき出しの態度をとる。そういう、やたらとあなたをマークして、足を引っ張ってくる暇な輩。『頭に来てもアホとは戦うな!』(田中 耕太郎/朝日新聞出版)では、そういう奴を「アホ」と呼ぶ。

 

アホは、あなたに強い関心を持っている。だから、かまわれようと体当たりで絡んでくるのだ。これだけでも目障りで邪魔なのに、アホは最終的にあなたを踏み台にして、自分の価値を上げようとまでしてくる。

 

私がこの本で送りたいメッセージは経営戦略に似ている。「限られた資源を無駄遣いするな」ということだ。

アホの言動や行動に、どんなに腹が立ち、許せなかったとしても、アホと戦うことは、あなたの貴重な時間、エネルギー、タイミングの浪費でしかない。その怒りのパワーは本来、自分が本当にやりたいことのために使われるべきものなのだ。著者は本書を「非戦の書」であるとし、アホを戦うことなく屈服させ、さらに自分の目標達成を実現するためのメソッドを説く。

 

 

■こんな人は「アホ」と戦いやすい!

 

本書ではアホと戦う可能性がある人物として、次のような特徴を挙げている。

 

・正義感が強い
・自信にあふれる
・責任感が強い
・プライドが高い
・おせっかい

例えば、正義感の強い人はアホを善悪で判断して、真っ向から戦いがち。しかし、実業界、政界と渡り歩き、数々のアホと戦ってしまった経験を持つ著者によれば、「正義は常にまかり通るわけではない」。残念ながら世の中、アホな奴ほど出世して、権力を振りかざしていたりする。無駄に戦うよりも、世の不条理を受け入れた方が賢明なのだ。他に当てはまる項目がある人も、無意識にアホと戦ってパワーを浪費していないか、振り返ってみよう。

 

 

■それでも「アホ」と関わることになったら…

 

アホと戦わないにしても、仕事上どうしても関わらなければならなかったり、目的達成のため味方に取りこむ必要が出てきたりするケースもある。そこで、本書掲載のアホ攻略法の中から、2つ紹介したい。

 

・やられたフリ

 

頭にくる攻撃をされたら、反撃せず「やられた!」という姿を見せて、アホをいい気分にさせる。あとは、笑顔ですり寄って仕事を頼むなど、とにかく花を持たせよう。たいてい周りから嫌われているアホは、これで情にほだされて脇が甘くなる。邪魔者が影を潜めたら、あとは、自分のやりたいことに集中するのみ!

 

・アホのことをアホへ相談

 

著者が「究極の手段」と紹介するのが、アホにされている目障りな行為を「こういう人がいるんです」と、直接アホに相談するという方法。著者の体験によると、これが相当効くらしい。アホも人の子。陰湿行動とは裏腹に、本当は人から嫌われたくないのだ。そんな人間の深層心理を突く、かなり高レベルな戦術。

 

アホはどこにでもいる。会社にも、学校にも、政界にも。それゆえに、多くの世界を見てきた著者の、実体験から語られるテクニックは、納得させられるものばかり。本書には一度きりしかない人生をアホに邪魔されることなく、有意義に使い切るためのヒントが詰まっている。

 

文=吉田裕美

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