金髪イメチェンを断念した松井玲奈、「元AKB48グループアイドル」という生きづらさ

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出典:「」より

AKB48グループに入って、本来の優れた素材に努力を積み重ねたすえ、グループ内では頭一つ飛び出るほどの人気アイドルとなり、卒業──だが、“フリー”になって以降、いつまで経ってもAKB時代のイメージ、呪縛から逃れることができず、もがき苦しんでいる“元メンバー”は、殊のほか多い。たとえば、元SKE48(と乃木坂46)所属で、かつては「W松井」と称され、センターを務めていた松井玲奈(26)なんかは、その最たる例なのではなかろうか。……らしい。

 

グループを卒業し女優に転身し、イメチェンを図ったが、1ヵ月も経たないうちに辞めてしまった。

松井さんは1月9日、「美容院へ行ってきました」とブログを綴った。年末に仕事に支障が出ないことを確認し金髪にしたのだけれども、ファンから「社会不適合だ」「仕事のことを考えていない、本気じゃない」と言われたという。

「昔のほうが好きと言われてしまうのはしょうがない。今の自分に魅力が足りないんだと思います」とした。

(続けて)仕事をする上で見た目は大事かもしれないけど、大切なのは人間の中身であり、人間性が好きだと言われる人になりたいし、誰かに好かれる自分ではなく、自分が好きになれる自分でいたい……と、イメチェンが短期間で頓挫することになったことを愚痴った。

 

銀行員や公務員といったおカタい職業に就いているわけでもない松井が、髪を金色に染めただけで「社会不適合」とまで弾劾されてしまうのは、本当にひどい言い草だし、かつてSKE48関連の仕事をやっていたとき、何度か接したこともある松井(玲奈)は、私の知るかぎり、心もち感情の起伏が激しく、頑なな一面もあったが、心底からファンを大切にする“プロフェッショナルなアイドル”であり、「仕事のことを考えていない、本気じゃない」ような子では決してなかった。

 

おそらく、SKE48で活動しているころから皮肉にも培ってきた、良くも悪くも「(すぐ会いに行けるアイドルとして)目の前にいるファンの声に過敏な反応を示す習性」が、いまだ抜けきっていないのだろう。そして、AKBグループ卒業組をざっと見渡してみると、そういった“誠意”が大なり小なりのアダとなって、イマイチ伸び悩んでいるケースが多い……ような気がする。

 

ただ、「黒髪→金髪→黒髪松井」を叱咤激励する意見にもあるとおり、

 

「ファンがキモオタなんだから金髪が不評なのは当然だろ。あいつらの好みは黒髪かせいぜい茶髪まで」

 

「そもそもアイドルじゃなくて女優なんでしょ。だったらキモヲタの不評とか無視してればいいじゃん」

……ってことで、とどのつまりがこんな小さなことで文句言ってくる厄介な輩は切り捨てる覚悟も、ときには必要……だと私は思う。

 

ここで、「従来のセルフイメージを崩すことなく、新しいイメージを付け足すイメチェン」と「従来のセルフイメージをいったん壊し、異なったイメージを打ち出すイメチェン」との似て非なる違いを考えてみよう。わかりやすい例をあげるなら、前者は「今年の正月、バラエティ番組に出演しまくって、おちゃめな一面をかいま見せ、好感度をグンとアップしたYOSHIKI」であり、後者は「不倫以前のクリーンな自分と決別するため、去年大晦日にガキ使SPでタイキックを受けたベッキー」……といったところだ。 

 

もちろん、松井の“女優転身”は、若さが不可欠とならざるを得ない“アイドルからの脱却”を図るという意味で、後者に近い。ならばいっそのこと、タイキック騒動が社会問題となってから「逆ドッキリされるっていうのもね、タレントとして本当にありがたかったなと思います」なるコメントを正式に発表したベッキーくらいに開き直ってみても、かまわないのではなかろうか。

 

「金髪を批判されるっていうのもね、女優として本当にありがたかったなと思います」

 

……なんて具合に、ね?

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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