40代貯金ゼロでも定年までに3000万円! つみたてNISAを利用して増やす方法

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(中野晴啓/SBクリエイティブ)

「老後のための投資」と聞いて、個別株を思い浮かべる人も多いことだろう。しかし我々素人がたくさんの株式銘柄の中から儲かる株式を選ぶのは、バブル時代ならまだしも、今や至難の業だと言えよう。プロの投資家ですら100%勝てるわけではない個別株に、老後確実に必要となる資産を託すのは、かなりリスキーだ。

 

リスクが怖いから、銀行に預けっぱなし。しかし、これも最良の手段とは言い難いのが悲しい現実。現在の都市銀行の普通預金の金利は0.001%。100万円あれば、ようやく10円がつくという金利だ。どう頑張っても、老後資金を「増やす」ことは出来まい。「減らないからいいじゃないか」と思われるかもしれないが、1度ATMで時間外引き出しをすると、場合によっては何年か分の金利に相当する金額が飛んでいっているという事実を忘れてはならない。

 

いちばん身近で手軽な「銀行預金」が最良の手段ではないとなると、どうしたら良いのか分からず不安になってしまう方も多いはずだ。本稿ではそんな方々のために『普通の会社員が一生安心して過ごすためのお金の増やし方(SB新書)』(中野晴啓/SBクリエイティブ)をご紹介したい。著者は、「投資」を始めるのは、それこそ20代のような早い時期であることに越したことはないとしながらも、自身は40代手前で貯金がゼロだったという。本書では、そんな著者が40代からお金に関する一生分の安心を手に入れた投資法について、様々な角度からしっかりとした解説がなされている。

 

 

■普通の人がお金を貯めたいなら、最大の武器は「つみたてNISA」だ!

 

本書では「持ち家・賃貸論」や教育費、介護に関する著者の論や、個別株や投資信託のリスクについても詳しく解説されており、そちらも実に有益だ。だが本稿では、今年1月から始まった「つみたてNISA」について深く解説されている5章に重きを置いて、本書をご紹介させていただく。この新制度「つみたてNISA」に関して「いい話ではありそうだけど、難しくてよく分からない」という声が実に多いからだ。

 

「つみたてNISAとは何ぞや?」という段階の方にも、本書は丁寧に対応している。この制度についての詳細は是非本書で確かめていただきたいのだが、ざっくりいうと、資産形成で生じた利益に対して課税しない「非課税口座」の制度だ。そして庶民は、絶対にこの制度を活用すべきであると著者は強く説く。

 

つみたてNISAは、従来型NISAに対する金融庁の反省から制度設計されたものだという。それゆえ、つみたてNISAは従来のNISAとは異なり、短期の値上がり益狙いで利用できない仕組みがあり、長期投資で確実に貯められるものになっていると著者は説く。そんな新制度だからこそ生まれたメリットとして、「長期投資に十分な20年という期間が使えること」と「選び抜かれた投資信託のみが対象になっていること」について、本書は詳しく解説している。

 

年金不安、人生100年計画と、老後が不安になる話ばかりが蔓延するこのご時世。「すぐに動きたい!」と思っても子育てや介護が忙しかったり、子どもの教育費や住宅ローンが大変だったり、なかなか思うようにいかない。そんな悩みを抱える人こそ、本書を手に取って、今からでも間に合う「正しい」お金の増やし方を考えてみてはいかがだろうか。

 

文=K(稲)

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