「あきらめなければ夢は叶う」の深いい意味

話題

 

本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーとともに「社会人の働き方・生き方」を一緒に頭を悩ませるTOKYO FMの人気ラジオ番組『Skyrocket Company』が8月23日に放送した

 

「社会人意識調査」のテーマ「『あきらめなければ夢は叶う』という考えはアリ? ナシ?」

 

の結果が、。回答数426人のうち、「アリ」と答えた人は67.6%、「なし」と答えた人は32.4%で、数字上では(およそ)3人に2人が「アリ!」と“夢”に対して前向きな姿勢を示すという、番組的には、まあ“ハッピーエンド”なかたちとなったのではなかろうか。

 

あきらめなければ夢は叶う──いかにもJ-POPの歌詞とかにも使い勝手が良さそうな、甘美的響きを含む言葉だ。いくつか紹介された「アリ派」の意見も以下のように、なかなかにアツいモノばかりが紹介されている。

 

「リオ五輪カンボジア代表の猫ひろしさんのニュースを観て、『夢』に突き進む勇気と熱意のかっこよさに感動しました。諦めたらそこで試合終了。たくさんの試合を自分で終わらせてしまったなぁと思い返すこともあるので……夢に向かって走っている人、かっこいいと思います!」(東京都 27歳 女性 会社員)

 

「夢は叶うか叶わないかが重要ではなく、目指す過程が大切なのだと考えています。私は『これがしたい』という明確な夢がありません。目の前のことに精一杯になってしまうからです。夢を叶えようと努力している姿は、輝いています。結果はもちろん大切ですが、人生をおもいっきり楽しむため、諦めず夢を叶えようとすることは、必要だと思います」(東京都 33歳 男性 会社員)

 

ここで私は考える。じゃあ、自分はいったい「アリ派・ナシ派」のどっちなのか、と。

 

……それなりの長考を経て、まずたどり着いた結論は「私には夢らしき夢がない」! あえて無理矢理挙げるなら「男として、職人として生涯現役のまま死んでいくこと」? 

 

「しょぼい」と言われれば、しょぼい夢でしかないのは認めるが、「実現可能ではあるけれど、じつはそう簡単に実現できる夢でもない」という“当落ギリギリラインの設定”という点では、(無理矢理のわりに)我ながらイイ線を突いている気がしないでもない。

 

「生涯現役」であるには、とりあえず最低限「健康」には気を配る「努力」をせねばならないし、現状「文筆業」という職業に就く者としては、昨今のめまぐるしく変化するメディア事情のなか、「才能」以前にある程度の「したたかさ」を持って立ち回る狡猾さも必須となってくる。

 

かつて、ゴルゴ13が「プロフェッショナルの条件」として、作中で述べた名言中の名言を想い出してほしい。

 

「10%の才能と20%の努力…30%の臆病さ…残る40%の運だろうな…」

 

「オリンピックに出たい」という夢をあきらめられなかった猫ひろしは、少しでもその夢を実現可能なレベルにまで引き上げるため、10%の才能を20%の努力で磨いてきた。そして、30%の臆病さに対抗し、「国籍を変える」といった「したたか」な手段に打って出て、残り40%の運に身を任せ、結果リオ五輪の男子マラソンで完走を果たした。

 

逆に言えば「したたかさ」や、たとえば「豊かな経済力」などの“三段跳び”をもってしても、どうにもならない夢は、多少下方修正しつつ“当落ギリギリライン”まで設定し直すくらいの柔軟性はあってよい。そういう“補足項目”が認められるなら、私は「あきらめなければ夢は叶う」と、日々みずからを鼓舞する生き方も「アリ」だと提言したい。

 

ただ、女子に「好きなタイプの男は?」と訊ねた際に、よく出てくる「夢に向かって頑張っているヒト」といった回答は、どんなにお人好しな私ですら、適当にかわされている感しかただよってこない……。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

山田ゴメスのプロフィール&記事一覧
ページトップ