勝間和代が“ロジカル”にぶった斬る。男の料理はここがダメ!

ライフスタイル

 

5年に1度行われる国勢調査によれば、2015年の「生涯未婚率」は男性23.37%、女性14.06%。男性のおよそ4人に1人が一生結婚せず、ひとり寂しく死んでいくという驚くべきデータだ。「結婚離れ」が進む理由の一つに、男性の“家事能力”が向上していないことが挙げられるだろう。「家事も育児もやるのはイヤ」「(実家にいれば)ママが全部やってくれる」などとこぼす、親離れできない男性は未だ多い。「出会いがない」「結婚資金がない」と悔しまぎれの言い訳をするのではなく、女性に「この人となら結婚しても大丈夫!」と思われるため、“独男”は今何をすべきか。『勝間式 超ロジカル家事』(アチーブメント出版)の著者であり、家事の効率化を提案する経済評論家・勝間和代(かつま・かずよ)さんにお話をうかがった!

 

~『勝間式 超ロジカル家事』×citrus~
勝間和代 スペシャルインタビュー(前編)

 

■男はもっと「メシ」を食え

 

──一般的に、男はロジカルな生き物と言われますが、速水もこみちさんのオシャレ料理を代表する、いわゆる「男の料理」は非合理なところが多いような気がします。男の料理は、一体ぜんたい、どこに問題があるのでしょうか。

 

勝間:単純に土台がないんですよね。スピーチのやり方を知らない人に「スピーチしてください」と言っているようなものです。男性が大きく勘違いしていることが一つあります。料理というのは、食材を買って、調理し、食べ終わってから皿を洗って片づけるまでのバリューチェーン。なのに多くの男性は、調理して食べるというその中の2~3割だけが料理だと思っている。作って食べるだけなら、どこぞのクッキングスクールでもやっている、ちょっとした“イベント”のようなもの。それを繰り返すだけじゃ料理のスキルは上達しません。

 

──男は美味しいとこどりをしているだけ、ということですね。

 

勝間:「真ん中だけやらないでください」と(笑)。あと、1食300~400円で作るというコスト感覚を持つべきですよ。1食350円くらいで買い物から後片付けまでちゃんとできて、はじめて「料理をする」と言っていいと思います。誰しも1食で5~600グラムくらい食べますよね。100グラムあたり200円以上する食材を買うと、1食だけで1000円になっちゃう。
そう考えると、ごはんなんて1杯数十円だから安いものですよ。「もっとメシを食え」と。ちなみに、私のおススメ料理は「2品を1品にできる」炊き込みご飯です。冷蔵庫の食材でお腹がふくれるものを作る。これが基本ですね。ただ、味噌や醤油などの調味料については、スーパーで買えるレベルでこだわると幸せになれるかもしれません。値段的にもあまり変わりませんし、何より長く使うので。私は900ミリで1000円くらいのものを使っています。

 

 

■男の料理は「一段階調理」

 

 

──レシピを見ないと料理できない男性も多いですよね。

 

勝間:レシピが示しているのは食感と味のバランスです。レシピを見ずに作るなら、このバランスを自分のイメージで調節しなければなりません。食材ごとに調理工程を分けて、火の通し方を変えて……と。ただ、男性はこれを一度にやってしまいがち。私は「一段階調理」と呼んでいまして、豆は豆で先に蒸しておけばいいのに……と思ってしまいます。

 

──勝間さんから見て、ここを工夫すればもっとロジカルな料理ができる、という点を教えてください。

 

勝間:買い物ですかね。「安いから」と食べきれない分まで買うのではなく、必要最低限の量を買うようにすれば、無駄が省け、ロジカルな工夫ができます。料理でいちばん面倒くさいのが買い物なんですよ。食材を運ばなきゃならないので。1食500グラムとして、2人で1キロ。皆さんだいたい3~4日分の食材をまとめて買われると思うので、それだけで6キロになる。重いので、「すでに作られたもの」を買っちゃうんですよね。ちなみに、スーパーやコンビニのお惣菜は日もちをよくするため砂糖や油がたっぷり使われており、“デブの素”です。
作る量も同様です。豪快に鍋一杯の煮物を作ってしまう男性もいますが、3日も4日も同じものを食べ続けるのは苦痛でしかありません。食事をして、少しおかわりが残るか残らないか、くらいの量を作るのがベストだと、肝に銘じましょう。

 

 

■「換気扇を使う料理が大嫌い(笑)」

 

 

──勝間さんと言えば、調理家電にもこだわっている印象です。

 

勝間:これは私の持論なのですが、食材の加熱はすべて家電にまかせるべきです。油はできる限り使わない。私は換気扇を使う料理が大嫌いで(笑)。今、愛用しているのはシャープの「ヘルシオ ホットクック」と「ウォーターオーブン ヘルシオ」です。ホットクックは、切った食材を鍋に入れておくだけで焦げつかせず煮込み料理を作れてしまう優れモノ。蒸し料理も作れるので、とても重宝しているんです。食材の栄養を壊さないためには、ゆっくりと加熱することが大切だとされていますが、ホットクックならそれが可能なんです。

 

──人間の手で調理するよりも断然美味しいものを作れそうですよね。

 

勝間:あと、フライパンで食材を焼くと焦げるので、肌の老化を促す「AGEs(終末糖化産物)」が生成されてしまいます。ホットクックやオーブンレンジがあれば、そうした物質を気にせず料理できます。あ、別に私、シャープの回し者ってわけじゃないんですが……。でも、便利なものは便利だし、便利な機械は使わない方がもったいないですからね。今や家電で作れないのは「目玉焼き」くらいですから。

 


【PROFILE】
勝間和代
1968年東京都生まれ、早稲田大学ファイナンスMBA、慶応大学商学部卒。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。株式会社「監査と分析」取締役。国土交通省社会資本整備審議会委員として活躍中。著書「勝間式 超ロジカル家事」にて、手を抜きながら楽しめる家事を提案。ロジカルでストレスフリーなロジカル家事に、多くの女性が賛同している。


『勝間式 超ロジカル家事』(アチーブメント出版)

発売日/2017年3月25日
定価/本体1296円(税込)
版型/四六判 268P ソフトカバー
発売元/アチーブメント出版

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恋愛コラムニスト

わぐりめぐみ

1970年東京都生まれ B型。相模女子大学にて国文学を学び、出版業界へ。雑誌、WEB、ドラマCD、ゲームシナリオ制作など、節操なく様々な媒体を手掛けるフリーランスライター。男女の本質的な違いに着目した、独自の恋...

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