「恋愛バラエティ番組」が減少している理由と復活の可能性

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賢明なるcitrus読者の皆さまは「恋愛バラエティ番組」とは、どういった番組のことをこう呼ぶのか、ご存じだろうか?

 

男女数人の出会いや恋愛模様をテレビカメラで追いかけるリアリティショー形式の番組で、50代以上なら『プロポーズ大作戦』(テレビ朝日系)や『パンチDEデート』(関西テレビ系)、40代なら『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)、30代なら『あいのり』(フジテレビ系)や『ウンナンのホントコ!』(TBS系)、20代なら『テラスハウス』(フジテレビ系)……あたりがその代表格とされている。

 

ところが、、現在ではこれらの恋愛バラエティ番組が減少傾向にある……らしい。ちなみに、ウィキペディアの「恋愛バラエティ」ジャンルに掲載されている作品は、ピークとなった00年代には動画配信番組も含めて30以上あったが、10年代には9つしかなくなっているのだという。

 

その原因をORICON NEWSは、

 

近年の恋愛バラエティに対する、どこか「やらせなんじゃないか?」といった疑念や、女子出演者を「あざとい」としてネットで炎上することが多くなったことなどの影響があるかもしれない。また、「最近の若者は恋愛に興味がない」なんて言葉も聞かれ、男子の「草食化」や女子の「おひとり様」などが論じられるなか、恋愛バラエティ番組が減少していくのは“時代の流れ”ということなのかもしれない。

 

……と、「〜かもしれない」を連発しながら、自信なさげに分析している。

 

「自信なさげ」とは言え、あながち的外れでもない、それなりに正しい分析だと思う。ただ、もう一つ“原因”を付け加えるなら、単純に「最近の若者の恋愛は“動き”が乏しい」のが、わりに大きいのではないか……と、私はにらんでいる。

 

“動き”というのは、比喩的な意味じゃなく、もっと直訳的なニュアンスで、「ナンパする」だとか「合コンに行く」だとか「友人に異性を紹介してもらう」だとか……あと、出会ってからの男女の押し引きの駆け引きだとか……そういった“恋愛の起承転結”が、今やマッチングアプリやLINEで、ほとんど完結してしまうがゆえテレビ映えしない、下手すりゃ「番組の大半がスマホの画面」みたいなことにもなりかねないから、必然として「恋愛バラエティ」なる概念自体が、もはや成立しづらくなってきているのだ。

 

私は、どんなに若者の「草食化」や「おひとり様」現象が主流化しようとも、原則として「ヒトが抱く他人の恋愛に対する野次馬根性は、昔と比べてもそんなに変わらない」と考える。したがって「動きの乏しさ」といったテレビ映えの問題さえ解決すれば、まだまだ恋愛バラエティ番組の需要はある……気もする。

 

そして、かつての恋愛バラエティ番組は、“進行役”にやすきよ(西川きよしと横山やすし)や桂三枝やとんねるずやウッチャンナンチャン……ほかの“大物”を起用し、MCの力量が番組の出来をかなりの範囲で左右していたが、これからの「恋愛バラエティ番組」を仕切るのは、もしかしたら“テレビ界の大物”ではなく、たとえばホリエモンなりヒカキンなり“ネット界の大物”のほうが向いているのかもしれない。私もORICON NEWSサン同様、「〜かもしれない」で〆てしまったのだが……(笑)。

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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