「話しかけないでオーラ」の出し方と隠し方

人間関係

 

人に話しかけられるのは基本的に嬉しいものです。しかし、集中しているときに話しかけられる、本来やるべきでない仕事を頼まれる、そのくらい自分で調べろよ! という質問をされる……などなど、話しかけられたくないケースは少なくありません。

 

この程度の小さな迷惑ならともかく、デート中に元カノに遭遇してしまった! 出身地を偽って働いているキャバクラに地元の知り合いが来てしまった! といった、絶対に話しかけてほしくないケースもあるでしょう。

 

無神経な人たちからの悪意なき攻撃。そこから身を守る「話しかけるなオーラ」はどう出せばいいのでしょうか。非言語コミュニケーションの観点からマジメに考察してみました。

 

 

■筆者の恥ずかしい実体験「危機はある日突然に」

 

話しかけてほしくないオーラを出すにはどうすればいいか。一見フザけたトピックに真剣に取り組んだのは、筆者自身が危機的状況にさらされた経験があるからです。

 

「話しかけないでオーラ」を出すには…

 

あれは忘れもしない昨年の春のこと。その日、筆者は知人の男性と電車に乗っていました。時間帯は平日の夕方。ドアが開き、乗客が乗ってきた瞬間、脳内に大きなアラートが鳴り響きました。この広い東京の同じ電車、同じ車両、それもすぐ近くに、あろうことか別れた旦那が乗ってきてしまったのです。反射的に、頭が痛いかのように親指と中指でこめかみを押さえ、顔を隠しました。下を向き、呼吸は最小限に。身体中の毛穴を閉じるイメージで気を消すことを試みました。

 

しかし隣にいる男性が「どうしたの藤田さん」「○○駅だけど降りないの?」などと危機的状況を作ろうものなら、ジ・エンドです。

 

筆者は持てるすべての知識と経験を総動員し「話しかけないでオーラ」を出しました。幸い明らかな異変を感じた知人が一緒に死んだフリをしてくれたおかげで危機を脱することができたのですが。人生には「話しかけないでオーラ」が必要なときがある、再現性のある方法を考察しておかねば! と強く感じました。このような危機的状況は、いつ誰に降りかかってもおかしくないのです。

 

 

■「話しかけないでオーラ」の正体とは

 

そもそも「話しかけないでオーラ」とは一体なんなのでしょうか。コミュニケーションの観点から解説すると、オーラは「意識的もしくは無意識に発信された非言語情報」と定義できます。

 

人は意識していないときでも相手に非言語情報を発信しています。例えば、スマホやPCでこの記事を読んでいるあなたも、今この瞬間、「姿勢、表情、服装、佇まい」などの非言語情報を発信しています。

 

これを受信した相手が解読し「話しかけないでオーラがある」「デキる人オーラがある」などと理解するわけです。

 

では「話しかけないで」という意図的な非言語情報には具体的にどんなものがあるのでしょうか。「話しかけないでオーラ」を出したいあなたのために、危機一髪の経験をした筆者が、仮説をたて実験をしてみたもののうち、有効だと思われたベスト3を紹介します。

 

・アイコンタクトをとらない

このとき意図的に目線を外したのがわかるとより効果的。

 

・顎を引きうつむく

やり過ぎて体調が悪そうに見えると逆に声をかけられやすくなるので、身体全体ではなく顔だけで。

 

・口に手を当てる

パーにして掌を口に当てるとこれも体調不良に見えることがあるので、グーにして親指の横と人差し指の横を口にあてる

 

その他、腕を組む、上を向き何かを思い出そうとする、眉間に人差し指と中指をあてて眼を閉じるといった方法にも効果が見られました。組み合わせで取り入れてもいいでしょう。

 

そんな仕草くらいで……と思うあなた、非言語情報は思っているより強力です。例えば「ごめんなさい」と謝られたとします。このときに非言語(表情や声のトーン)では悪そうにしていなかった場合、あなたはどう感じるでしょうか? 謝罪の言葉より非言語のほうを信じますよね。非言語には言葉と同じ、もしくはそれ以上のパワーがあるのです。

 

 

■意図せず話しかけないでオーラを出してしまっているあなたへ

 

会社の飲み会や合コンなど、はじめての人と話すのが苦手。そんな人たちの中には、意図せずに「話しかけないでオーラ」を出している人も少なくありません。

 

なかなか目を合わせない、口角が下がって不機嫌そうに見える、黙々と料理を口に運んでいる……などなど、話しかけにくいオーラを出していませんか?

 

そんな人に試してほしい「話しかけないでオーラを隠す方法」ベスト3は以下のとおり。

 

・アイコンタクトを積極的にとる

・口角を上げる

・食事や作業に没頭しない

 

無意識に発信してしまう非言語で損をするのはもったいないこと。特に口角は印象形成にも影響を与える要素ですので、普段から気をつけましょう。

 

ある日突然やってくる「話しかけてほしくない場面」。ご紹介したテクニックが皆様の身を守る一助になれば幸いです。

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コミュニケーション研究家

藤田尚弓

All About 話し方・伝え方ガイド。企業と顧客のコミュニケーション媒体を制作する株式会社アップウェブを経営。言語・視覚の両面から「伝わる」ホームページやパンフレットなどの制作を通し、日々コミュニケーション...

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