東京と大阪で違う「イケメン」感覚。 評価方法にも地域性

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昨日、を書いているとき、あれこれと細かい調べ事をしていたら、「イケメン」のキーワードつながりで、こんなページへとたどり着いた。

 

「あまり新しくないニュースを早く伝えたい気持ちだけは負けていない」という、耳慣れないナナメ目線のコンセプトを看板として掲げる『ROCKET NEWS24』なるニュースサイトが去年の4月にアップしたもので、タイトルは『』──「東京(関東)と大阪(関西)の比較文化人類学者」の顔をも隠れ持つ私としては、じつにソソられるキャッチコピーである。さっそく読んでみると……大雑把には以下のような主旨のコラムであった。

 

私(=同コラムの筆者)の経験上、東京でイケメンと呼ばれる人たちは聞き上手が多い。(中略)会話において相手に嫌な感じを与えない人というのが重要視されているように思う。顔が整っていることで、話さなくともある程度のキャラが確立されており、会話を引っ張る能力は、あくまでその上に乗るエッセンス。幕の内弁当のご飯に乗っているゴマのようなものだ。

 

それに対して、大阪は「笑い」が取れないなら話にならない。(中略)大阪で人気者になれるイケメンは、仮に顔が整っていなくても人気者になれる人だと思う。天に二物を与えられたイケメン……このタイプは大阪にしかいない。

 

コラム内では「大阪のイケメン」を「幕の内弁当」に倣う記述こそなかったが、言うなれば「整っている顔がお米で、笑いのセンスがおかず」みたいなものだろう。なかなかに鋭い分析である。今、旬の男性俳優だと菅田将暉(大阪府箕面市出身)が「西のイケメン」、山﨑賢人(東京都板橋区出身)が「東のイケメン」といったところなのではなかろうか。

 

さらに、これらの分析をもう少々突き詰めてみると……とある傾向に気づくことができる。

 

「東京のイケメン」は、まず容姿端麗ありきで、たとえそのイケメンに致命的なコミュニケーション能力の欠陥があったとしても「イケメン」という評価は変わらない(=「残念なイケメン」と微修正されるだけ)。いっぽう「大阪のイケメン」は、容姿端麗と優れた笑いのセンスがセットになって、初めて「イケメン」と評価される。つまり、

 

「東京のイケメンは減点法で、大阪のイケメンは加点法で総合評価が決定する」。

 

そして、この減点・加点の地域性は、たとえばファッションやビュッフェ形式のレストランでの振る舞い……などでも顕著なかたちでかいま見ることができる。

 

「東京で好まれるファッションはシンプル&シック、大阪で好まれるファッションはこてこてのデコラティブ」

 

「食べ放題でも東京人は食べたい量だけのメニューをチョイスし、食べ放題なら大阪人はモトを取らんとばかりにすべてのメニューを皿にてんこ盛る」

 

もちろん、どっちが正しくてどっちが間違っているか……なんて“結論”はどうだっていい。ただ、最近は交通網の発展やインターネットの影響のせいか、こういった東西差を如実に体感できる機会もじわじわと少なくなってきているような気もする……それがちょっぴり淋しく感じるのは、はたして私だけであろうか?

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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