渡り鳥編集長・花田紀凱曰く、“麻生太郎節”は意外に正論?

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花田紀凱──かつて週刊文春の名物編集長として同誌を週刊誌売り上げトップへと育て上げ、その後も『uno!』(朝日新聞社)、『メンズウォーカー』(角川書店)、『WiLL』(ワック・マガジンズ)……ほか、さまざまな雑誌の編集長を歴任し、現在は『月刊HANADA』の編集長を務める「渡り鳥編集長」、さらには『編集会議』(宣伝会議)というおカタい専門誌の編集長も務めていた当時、私の全裸写真が何枚も掲載されている平成の奇書『出版業界横入りガイド』(一応、就活マニュアル本)にアッサリとGOを出してくださった、ゴメスの大恩人でもある氏が、東スポの週一連載コラム(毎月曜日)『マンデー激論?マン激!!?』で、じつに言い得て妙なことをお書きになっていた。財務省福田前事務次官の「セクハラ」騒動における、麻生太郎財務大臣による一連の発言がヤリ玉に挙がっている件に対して物申す主旨の原稿である。とりあえずはそのあらかたを以下に紹介しよう。

 

「セクハラ疑惑は少なくとも週刊誌報道だけで『あった』と設定するのはいかがなものか」

「本人がないと言っている以上、ハメられたという可能性もある。これから裁判でハッキリする」

「セクハラ罪という罪はない。殺人などと違い訴えられない限りは。私は事実を申し上げただけだ」

メディアはこれらの発言に「ケシカラン」と集中砲火を浴びせているわけだが、冷静に検討すれば「事実」を口にしただけではないか。

(中略)過去にあった、「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているやつ。医療費は(健康な)オレたちが払っている。公平じゃない」「70歳以上の老人に『病院に行かなきゃ10万円あげる』と言えば、全体の医療費は下がる」

(中略)これ(ら)もまた正論。要するに麻生大臣の数々の“失言”はほとんど正論なのだ。

周囲や自分の立場を慮って、普通の政治家なら口にしないことをユーモアを交え、ハッキリ言っている貴重な政治家なのだ。

失言を狙って、食い下がっている記者たちの方が人間的によほど卑しい。

「面白く答えると問題になりますので、つまんなく答えさせていただきます」

麻生大臣にこんなことを言わせちゃいけない。政治が、政治家がつまらなくなる。

 

「糖尿病」や「老人の医療費」への言及は、さすがに「正論」というよりは「極論」って気もしなくはないが、「極論」ゆえ「100%間違っている」とは否定しきれない、つまり「一理ある」面も確実に含まれているわけで、だからこそ麻生氏はここまで多くの「暴言」を吐き連ねてきても、いまだ政界で生き残ることができている……と私は考える。おそらく、国民の大なり小なりが薄々と感じていることを、ビートたけしや松本人志のように“外野”からではなく、麻生氏は政治家という“プレイヤー”の立場から、持ち前のサービス精神をもって「断言」しちゃっているのである。

 

花田氏が指摘する「“失言”を狙って、食い下がっている記者たちの卑しさ」より、私はむしろ「福田前事務次官のセクハラ騒動に関する麻生氏の“失言”を国会でヒステリックに攻撃する野党の議員方々の時間の無駄遣い」のほうに、いらっととする。モリカケ問題を追及するのはまだしも、挙げ足取りレベルでセクハラの概念を問いただすなんてことは、国会の進行を止めてまで「議論」するテーマじゃないだろう。もっと論じるべき重要な問題は山ほどあるだろう。基本、これまで政治関係の意見を述べる行為は極力避けてきた私だが、今日は敬愛する花田氏の「正論」に乗っかり、ちょびっとだけ頑張ってみた次第であった。ところで、マフィア帽をかぶった麻生氏のあの悪役ヅラ……『アウトレイジ』でヤクザの親分役でも演じたりしたら、むっちゃハマると思いません(笑)? 
 

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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