「いい親」になろうとするな。「バカになれる親」になれ!

人間関係

 

子育に疲れる親、疲れた親と向き合い傷つく子供……「あるべき論」に縛られユーモアや自由な心を失った親子をときおり見かけます。とてもつまらなそうで、とにかく親も子供も無表情。そんな親子を電車の中や街のレストランでみかけることがあります。親は子供に注意ばかり!もちろん子育ては皆千差万別。それぞれの形があっていいと思います。しかし、あまりに窮屈そうにしている親子を見て思うところがあります。もっと子育ては「バカ」になっていい、と感じてならないのです。

 

私の子育て論には賛否両論あるかと思います。でも、こういったやり方もあるという事実をお伝えしたいと思っています。もちろん押しつけるつもりはありません。参考事例としてお読み頂けたら幸いです。子育ては人それぞれ、その家それぞれであると感じています。それを前提でお読み頂けたら幸いです。

 

 

■会話中、子供に上手に突っ込ませていますか?

 

話の途中で子供からタイミングよく軽快に突っ込まれていますか? 突っ込まれたときには、うまく乗っかって面白い返答ができていますか? この関係づくりが親子にも必要です。正しいことは言うけれど「つまらないお父さん、お母さん」では残念です。「突っ込ませる」ことにより親子の距離が縮まり、笑いが生じます。子供の会話センスの向上にもつながります。愛のある突っ込み……、この技術をしっかり身につけさせてあげること。それは大人になるために必要な教育の1つなのです。そのためにはまずあなたが愛のある楽しい突っ込みを会得しないといけません。

 

 

■子供がいじってきたら一緒に笑っていますか?

 

子供があなたのことをいじったら、一緒になって笑っていますか。怒ったり、黙ったりしてはいませんか? 頭の固い不機嫌なおじさん、おばさんになっていませんか? それでは子供の「いじりセンス」が健やかに育ちません。子供がいじってきたら乗っかってあげましょう。そして一緒になって笑ってあげて欲しいのです。その瞬間は子供が「愛のあるいじり」を練習し身につけている大事な成長過程です。いじりの一つにも対応できないのはつまらない親ではいけません。それでは子供も同じような「冗談の通じない」「いじりの1つにも乗っかれない」いわゆる堅物の大人になってしまうのですから。もちろん言い過ぎの場合や、人を傷つける場合は注意をし、さじ加減を指導してあげてください。

 

 

■子供と一緒に悪ノリできていますか?

 

悪戯や悪ふざけ……もちろん度を超したものはいけません。しかし、許される範囲の「悪ふざけ」や「悪戯」をしっかり一緒になって楽しめてますか。悪ノリ1つできない「面白くない親」では子供がかわいそうですね。悪ノリや悪ふざけが適度にできないのは、とても寂しい事です。大人になって堅物のレッテルを貼られ苦労するのは子供のほうです。そうならないためにもしっかり一緒に悪ふざけを楽しみましょう。実はこの悪ふざけ、仕事のストレス解消にぴったり! 腹の底から子供と一緒になって笑い合い、はしゃいでください。心地よい眠気もやってきますよ。

 

 

■子供の頃のダメ体験を自分の親を交えて話してみましょう

 

パパもママも子供の頃はこうだったと、ダメダメ武勇伝や笑える失敗談などをしましょう。子供達から見たおじいちゃん、おばあちゃんを交えて話すのもいいでしょう。これにより、子供達があなたを「同じ人間」「子供時代があった近しい存在である」と肌で感じるはずです。恥ずかしい失敗談ややんちゃで怒られた話などは、爆笑の種にもなり、家族の空気がよくなります。さらには「いい子でいなきゃ…!」というプレッシャーからも解放されます。パパ、ママも完璧じゃない、昔は子供だったんだ!そう気付くだけでも子供は安心するのです。

 

 

■30回ダブった同級生になったつもりで話してみてください

 

親友になる時間を設ける……これにより子供の胸の奥まで理解し、感じ取ることができるようになります。30歳のときに生まれた子供なら「自分が30回ダブった友人」と思ってください。それをあえて口にするのもいいですね。「俺は30回留年したオマエの同級生だから何でも話せよ!」と当時を思い出して話す。すると学校であったことを何でも話してくれるようになります。学校の友達でも埋めきれない心の隙間を埋め、心の支えをになってあげてください。ときに「負けない戦い方」を教え、実戦させ、負け癖をつくらないアシストも効果的です。いじめの早期発見にもなりますね。

 

 

■ボケでみる。ダメな親になってみる。「バカじゃねえの」と言わせる

 

あえてボケてみて、ダメな人間になってみます。もちろん許容の範囲内で。これをすることで子供がしっかりせざるを得なくなります。親も完璧ではないことを知り、自立心が生まれます。「バカじゃねえの?」そんなふうに子供達が呆れ出したら目標達成。何度でも「バカじゃねえ?」と言わせてあげてください。そのままバカになってボケ続けているうちに子供達もあることを学びます。「人間は時に応じてバカになっていいんだ」「バカじゃん!って言われていいんだ」ということです。心に余白のある、ガス抜きが上手な、おおらかでユーモアに溢れるパーソナリティが育ちます。

 

いかがでしたか?「デタラメなことばかりいいやがって!」そんなふうに思いましたか? もちろんこの方法は万能ではありません。どちらかと言えば非常識かもしれません。しかしはっきりいって「楽しい」のです。子育ては楽しくないともったいないですね。ぜひ今日から楽しい子育てライフをおすごしください。

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作家・パラレルワーク研究家

潮凪洋介

著者・作家/ライフワーク・クリエイト協会理事長。著書68冊・累計165 万部。「国民1人に1 つの“社外ライフワーク(パラレルワーク)”を」をテーマに「誰もが社外でもう一つの“好きで得意な仕事・活...

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