昭和のクルマは平成のうちに!買うなら急ぐべき80年代の名車5選

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2019年4月30日。平成が最後の日となり、5月1日から新しい元号になります。「今年は平成最後の夏だ! 思い切り楽しもうぜ!」と大はしゃぎした人はきっと来年も「最初の夏だ! 思い切り楽しもうぜ!」とはしゃいでいると思うので何の心配もありません。一方で「平成最後かあ……」と感傷的になった人もいるのではないでしょうか。

 

その昔、明治生まれの人はものすごいおじいちゃん&おばあちゃんに感じましたが、今度は昭和生まれがその位置に立つわけです。新元号生まれが成人する頃、昭和生まれはみな30歳以上。昭和50年生まれとなると、60歳を余裕で超えてますからね。感傷的な気分にもなります。

 

実は同じようなことがクルマにも言えるのです。現在、1980年代に生まれたクルマたちが注目を集めていますが、そのほとんどは昭和後期製(昭和から平成に変わったのが1989年)。たとえ自分が子どもの頃だったとしても、新車当時を知っているクルマって、今でもあまり昔っぽく感じなかったりするものですが、もう30年前後経っているんです。

 

きっと新元号に変わったら一気に「ずいぶん昔のクルマだ」と気づくでしょう。そして流通台数が激減している。それにともない相場がかなり上昇していることを知り驚愕するかもしれません。

 

間に合わなくなる前に、と慌ててその頃のクルマに飛びつく人が増えるかも? 「若い頃に憧れたクルマにいつか乗りたい」と思っているなら、新元号に変わって驚く前に、少しでも早く手に入れたほうがいいでしょう。今ならまだ手に入る、昭和のクルマを紹介します!

 

 

■トヨタソアラ(Z20型)

 

 

1980年代のハイソカーブームを牽引したソアラ。’81年デビューの初代はタマ数が極端に少なくなり、また残っているとしても過激なカスタムを施したものだったりします。しかし’86年デビューの20系はまだ全国に50台以上の中古車が流通していて、カスタムしてあってもライトチューンどまりのものが見つかります。価格帯は40万~350万円と幅広くなっていました。

 

Z20型ソアラはメンテナンスも得意とする専門店が存在すること、そして’80年代の旧車が得意なショップでも扱っていることからまだ安心感は高そう。ただし元の価格が高いことからトラブルが発生したときのパーツ代が高くなるリスクは考えておいた方がいいかも。また、電装品も多いので、そのあたりも購入時に入念にチェックしておきたいところです。

 

 

■日産レパード(F31型)

 

 

レパードといえば『あぶない刑事』が思い浮かぶほど、ドラマの中での活躍が印象的でした。実際、レパード乗りにはオールバックに黒いスーツ&サングラスでコスプレを楽しんでいる人も多いと聞きます。

 

F31型レパードが登場したのは1986年。前期型はデジタルメーターでしたが’88年8月のマイナーチェンジでアナログメーターになります。また、フロントフェイスが丸みを帯びたり、グリルデザインが変更されたりしました。あぶ刑事ファンにとっては前期型アルティマのゴールド2トーンがすべてですが、そこにこだわらないのであれば後期型だったり2Lモデルを見てみるのもアリだと思います。

 

現在、レパードの中古車は全国に35台ほど。価格帯は50万~600万円となっています。レパードには全国に名を馳せる専門店があるので、興味のある人はお店に足を運んでみてください。

 

 

■ホンダシビック(AG/AH/AJ/AK/AT型)

 

 

ホンダが第2期となるF1参戦を果たしたのは1983年。そして’84年には復帰後初優勝を成し遂げます。3代目となるワンダーシビックが登場したのは’83年。ちょうどF1復帰と重なるため、特に1.6Lエンジンを積んだSiに憧れた人も多いでしょう。

 

全長3810mm、全幅1630mmと現代のクルマと比べたらかなりコンパクトなのに、室内は驚くほど広い。これは人間のためのスペースを最大限確保し、メカニズムスペースは最小限にというホンダのM・M思想(Man-Maximum,Mecha-Minimum)によるもの。M・M思想は現代のホンダ車にも受け継がれています。

 

ワンダーシビックの中古車はほとんど見かけなくなり、現在流通しているのは全国で5台ほど。そのため専門店が成り立つのは難しい状況です。ただ、80年代のホンダ車を中心に扱っているお店はいくつかあるので、そういうところに購入を相談してみるのもいいでしょう。

 

 

■三菱ジープ
 

 

三菱がジープのノックダウン生産をスタートさせたのは1953年。’82年にパジェロが登場し、乗用車感覚で乗れるクロカン・RVがブームとなりますが、三菱ジープは’98年(平成10年)に生産終了が決定するまでひっそりと生産され続けていました。

 

ご存知の通り、現在は空前のクロスオーバーSUVブーム。高級感があり快適性が重視されたモデルが街に溢れると、逆にとことん無骨なジープが新鮮に見えます。垣根涼介氏の『ヒートアイランド』という小説の中で主人公のアキとカオルがジープで渋谷の街を走るシーンもカッコいいんですよね。

 

そんな三菱ジープの中古車は全国で70台ほど流通しています。’80年代までのジープを専門に扱うショップもあるので、中古車は比較的安心して買えるはず。それでも古いものだと不安なら、元号は平成になりますが最終モデルを探してみましょう。

 

 

■フォルクスワーゲンゴルフカブリオ

 

 

フォルクスワーゲンは、ジウジアーロが生み出したゴルフ1(1974年デビュー)にカブリオを設定します(’79年デビュー)。そしてゴルフは’83年にフルモデルチェンジしゴルフ2に。しかしゴルフ2にはカブリオが設定されず、ゴルフ1のカブリオが継続販売されました。

 

そして’92年、ゴルフ1をベースとしてカブリオの最終モデルとなるクラシックラインを発売。ボディカラーはグリーン、ワインレッド、ブルーの3色が用意され、インテリアには本革シートが奢られました。

 

クラシックラインを含め、中古車の流通量は約15台。価格帯は50万~150万円でした。古いオープンモデルということで、幌の状態はしっかり見ておきたいところ。また、ゴルフ専門店や80年代の欧州車専門店など、安心してメンテナンスを任せられるお店で買うのがオススメです。

 

 

■メンテナンス先も探しておこう

 

冒頭でも触れたように、今回紹介したモデルはもうすぐ元号が2つ前になります。いうなればクルマのおじいちゃん。だからこそ、定期的な健康診断を含め、身体の調子をしっかり診てくれる医師(メンテナンス工場)を見つけておきたいところ。購入したお店がその後の面倒も見てくれるのがベストですが、遠方で見てもらうのが難しいのであれば、事前に地元で整備工場を探しておきましょう。

 

また、車種によってはパーツの入手が困難になっているケースもあります。不具合が起きた場合にどのように対処すべきかも、お店や工場と話しておきたいですね。そして古いクルマだからこそ、長く付き合えるよういたわりながら乗っていきましょう。

 

文:高橋 満<ブリッジマン>

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