キモイ? それとも成功? 「クロちゃんのキスシーン」をめぐる賛否

エンタメ

出典:「安田大サーカス クロちゃん ツイッター」より

 

総合情報サイト『しらべぇ』によると、……らしい。

 

ちなみに、同コーナーは、クロちゃんを含む男女6人の共同生活を観察する恋愛リアリティショーといった体裁の企画主旨なんだが、その“とある行動”とは、大雑把には以下のような流れである。

 

想いを寄せる女性・蘭と二人きりになる千載一遇のチャンスを手にしたクロちゃん。お酒の力も手伝い「本当は一番最初にいいと思ったのは蘭ちゃんだよ」と口説き始める。すると相手も「私も興味なくはないよ」と、まんざらでもない様子を見せ、二人の距離はどんどん近くなっていく。そこから「やっぱ、手握ったりとかキスしたりとか、そういうのは別に付き合ってなくてもできるとか言ってたじゃんか。俺とキスできるの?」と畳みかけたクロチャンは、ついに口づけを計三度交わすことに。さらに、蘭が部屋を出て行った直後、クロちゃんは彼女が座っていたソファに頭を押しつけ、残り香を嗅ぎはじめたり、彼女がお酒を飲んでいたコップに口を付け、舐めまわしたりした。

 

そして「どう話題になっているのか?」と言えば……案の定(?)、

 

「クロちゃん(とは)ほんと無理。行動が気持ち悪いわ」

 

「サラッとキスする感じなんかやり慣れてる感あるのが逆に気持ち悪い(笑)。まじで見ててぞわぞわするけどもう3回は見た(笑)」

 

「その後のグラス舐めと匂い嗅ぎ始めんのがキモすぎる。やべぇ」

 

……みたいな感じなんだが、私はたまたまこの放送をリアルタイムで見ていたのだけれど、とても切なくて甘酸っぱい気持ちになった。次に、リモコンを探してすぐチャンネルを変えたくなった。だが、それは「キモイ」からでは決してなく、いわゆる「共感性羞恥」みたいなヤツで、つまりが、私だってこういうシチュエーションになればこういう口説き方をして、相手に去られてしまったら同じような潔くない悶々としたアクションを起こしかねない、凄まじいまでのリアリティがあった……ということだ。

 

、同番組の演出を務める某氏が、自身のツイッターで

 

「ま、キスシーンに関しては、イケメンだったら別に普通のシーンだから、気持ち悪いって言ってる人はただの外見差別ですけどね」

 

……と釘を刺し、そんな論調に共感する声も意外と多いと聞くが、現に「ぞわぞわするけどもう3回は見た」なんてヒトが実在するのだから、外見差別だろうがなんだろうが、結果として“イケメンじゃない”クロちゃんの起用は大成功だったわけである。言うてもクロちゃんはプロの芸人サンなんだし、自分の容姿を客観的に見すえたうえで、ソファの残り香を嗅いだりグラスを舐めまわしたりするくらいのサービス精神を付け加えるのはお手のものだろう。

 

ただ、三度のキスシーン中、「私も酔ってるよ、(キスしたことを)明日はおぼえてないかも」とささやく蘭に「おぼえてないとダメじゃん。もう一回キスしないと…」と再びロマンチックにキスをする……ようなやりとりがあったが、ここらへんは少々危ういな……とも思った。今回はテレビ上の企画ってことで、これらの一部始終が“証拠”として公の電波に流れているから良いものの、この手の女子が往々にして「酒の勢いでキスしてしまったこと自体、(酒の勢いとはいえ)ちゃんと同意の上だったのに、その“同意”の部分だけがごっそり記憶から抜け落ちて、無理やりキスされた…などと後日騒ぎ出す」のではなかろうか? もはや、相手が“完全しらふ”の状態でしか“初の粘膜交換”は、そう簡単にせがめない世知辛い世の中なのであった。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

山田ゴメスのプロフィール&記事一覧
ページトップ