保育園ママは、立ち話するほどヒマじゃない

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平田志帆

 

保育園建設の反対運動が起きるたび、反対理由のひとつとして「保護者の立ち話」があげられます。邪魔だしうるさいと。

 

あの……。ひとつ言ってもいいですか?

 

働くママはそんな時間ないよ!無駄話する時間くれ!!!

 

どう考えても、幼稚園と保育園を混同してるでしょ。近所の幼稚園には、「送迎時の立ち話はご遠慮ください」と貼り紙があるけれど、そんな保育園は見たことがありません。朝は、グズグズしたり遊びたがる子どもをなだめながら保育園に到着するころには、時間ギリギリ。保育園のドア占めた瞬間、駅に向かってダッシュです。ちなみに昨日は、8時1分に預けて8時5分の電車に飛び乗りました。

 

夜は、一刻も早く夕飯を作って1分でも子どもとの時間をつくるために即帰宅。立ち話をする時間があれば、スーパーに買い物に行きます。そもそも幼稚園と違って送迎の時間がバラバラだから、保護者にまったく会わない日もめずらしくありません。

 

「保育園に預けて働く」ということが、まだ市民権を得ていないと感じます。

 

保護者がどんな手続きをしてどんなタイムテーブルで動いているかが、まったくイメージできない。保育園を利用して働いているお母さんが、会社の人に「お子さんは来年幼稚園ですか」と聞かれ、「日中、だれが子どもの面倒を見ていると思っているんだろうか」と唖然としたというエピソードを読んだことがあります。先日の「保育園落ちた日本死ね」ブログに対しても、「そんな言葉遣いだから落とされるんだ」的な意見も散見されました。面接で保育園の選考が行われると思っているんでしょうかね……。

 

自分と違う世界に生きる人に対して、勝手な想像をして批判する。批判される側には、まったく響きません。苛立ちと腹立ちを生むだけです。せっかく反対するのなら、もっと市場をリサーチして納得度の高い理由を持ちだしてくれ。

オーサーの個人サイト

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平田志帆

1978年生まれ。一児の母。正社員、派遣社員、契約社員、パート、日雇いアルバイト、フリーランス、独身貴族、専業主婦、DINKs、産休・育休、ワーキングマザーと、あらゆる働き方と生き方を経験。 33歳の時、勤めてい...

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