“メイド”と“バンド”を融合させた『BAND-MAID』という逸材

エンタメ

出典:「BAND-MAID」公式サイトより

メイドファッションをステージ・コスチュームとする5人組の女性ロックバンド『BAND-MAID(バンドメイド)』が、にわか話題になっているらしい。

 

11月16日にはメジャーファーストシングル『YOLO(ヨーロー)』をリリース。観客を「ご主人さま」、ライブを「お給仕」と呼ぶなど、メイドワールドを展開するいっぽう、ズバ抜けた演奏能力に裏打ちされたハードなロックサウンドに、とくに海外のファンが注目。Facebookに公開したインディーズ時代の楽曲『Thrill(スリル)』は、MVの再生回数が2週間で約200万回を記録し、現在は320万回を突破。また、今月からバンド初のワールドツアーも開催。11月9日のメキシコを皮切りにドイツ・フランス・ポーランド・香港など世界8カ国、全9公演を行うのだそう。

 

東スポの取材に応じた某音楽関係者は『BAND-MAID』について、以下のような見解をコメントしている。

 

「ジャパンカルチャーが世界各国で隆盛しているが、海外ウケのいい“メイド”と“バンド”の融合はありそうでなかった。それに加えて彼女たちは、高い演奏スキルとのギャップによって海外ファンを引きつけている。世界的な人気を獲得しつつある『BABY METAL』の“アイドルとメタルの融合”というコンセプトにも通じている」

 

「“メイド”と“バンド”の融合はありそうでなかった」というのは、たしかにそうだ。おそらく、過去にコレを思いついた人は幾人かいただろう。さらに、ソレを実現にこぎつけようとした人だって、いや、すでに実現にこぎつけた人すらいたのかもしれない。ただ、「実現にこぎつけ、成功させる(=メジャーにする)」にあたっては、絶対不可欠な3つの要素がある。そして、その3つすべて備えた“逸材”がこれまで発掘できなかったことが、(我々の目からすれば)「ありそうでなかった」理由なのではなかろうか。

 

「絶対不可欠な3つの要素」とは、説明するまでもなく「そこそこ可愛い」「高い演奏能力がある」「メイドコスプレという道化を受け入れられる」ことである。もちろん、うち“2つ”しかなければブレイクの確率はぐんとダウンする。「そこそこ可愛くて演奏能力の高い女子バンド」なんて、今どきは掃いて捨てるほど転がってるし、「そこそこ可愛い下手くそメイドコスプレ女子バンド」は、ギターやベースやドラム……といった楽器自体も“単なるコスプレ”と成り果てる。

 

なかでも一番ネックとなるのが「高い演奏能力」であるのは間違いない。「そこそこ可愛い女子」はメイクやダイエットや、極論は美容整形でどうにだって仕立て上げることができる。「メイドコスプレを受け入れさせる」のも「売れるための早道」の一言で、たいがいの場合はことが済む……はず。だが、「高い演奏能力」だけは“一夜漬け”ができない。どんな先天的な才能の持ち主でも、ある一定量の“修練期間”を経てなければ、“演奏”という特殊技能を身につけることは不可能。逆に言うと「メイドバンド」なるアイデアさえ温めていれば、「高い演奏能力を持つ女子」を数人寄せ集められた時点で、そのプロジェクトはもはや成功したも同然なのだ。

 

あと、これら「3つの要素」に、一部の層が生理的な拒絶反応を示す「気持ち悪さ」みたいな“キャッチ”があれば、もう完ペキ。そういう意味で、秋葉原のメイド喫茶で働いていたというボーカルの小鳩ミク(年齢非公表)が操る「鳩語」は、まさにうってつけだと言えよう。

 

「夢は世界制覇ですっぽ〜」

 

「東京五輪の開会式では小池百合子都知事がメイド姿で登場してほしいっぽ〜」

 

「そこで一緒に私たちが歌えたら…マリオじゃなくて、メイドですっぽ〜(※解読不能)」

 

書いてて鳥肌が立ってきた。

オーサーの個人サイト

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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