夏菜が“ちょうどいいブス”を演じるという違和感

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スポニチアネックスによると、……らしい。お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイ(36)の同名エッセイをドラマ化したもので、夏菜・高橋メアリージュン(31)・小林きな子(41)の3人が演じるイケてないOLが、仕事も恋愛もスマートにこなす「ちょうどいいブス」を目指すコメディー……なのだそう。山崎自身も「ちょうどいいブスの神様」役で出演し、3人にその生き様を指南するという。

 

ちなみに、夏菜は「思ったことを口に出せない自己表現下手くそのブス」である彩香役。「私にとってもかなり挑戦の役で、未知数なドラマ。どう成長していくのかを応援してくださるとうれしいです」とコメントしている。

 

さて。私は過去にここcitrusへと寄稿したコラム『』で、山崎ケイが提唱する「ちょうどいいブスができなきゃいけないこと」

 

・  ユーモアのある下ネタ

・  ほどよい自虐

・  エッジが利いた悪口

 

……の3つを紹介し、それらにゴメス個人としては猛烈に同感の意を示したわけだが、はたして! この夏菜なる女優がこういった素養を持ちあわせた「ちょうどいいブス」を演じきることができるのか……については、一抹の疑問を抱かざるを得ない。

 

正直な話、彼女がどれくらいの演技力を秘めた女優なのか、私はよくわからない(噂によるとなかなかの演技派だとも聞くが…)。ただ、なにかのバラエティ番組で彼女がしゃべっているところは何度か見たことがある。

 

「ちょうどいいブス」というよりは「鼻持ちならない美人」って感じだった。そりゃあ、私が彼女の人間性を判別できるのはあくまでメディア上のことだけで、素の性格の良し悪しなんて、つかめるはずもない。「鼻持ちならなさ」だって、バラエティ用のキャラクターづくりにすぎないのかもしれない。

 

だがしかし、一つだけ絶対に動かせない“真実”がある。それは「夏菜がどこから見てもブスとは呼べない美人、しかも相当な美人である」ということ、すなわち「全然ちょうど良くない」ということだ。

 

「ちょうどいいブス」とは「まずビジュアル在りき」の形容であって、そういった外見を持つ女性がユーモアのある下ネタや、ほどよい自虐や、エッジが利いた悪口を駆使してこそ、はじめて「ちょうどよい具合」になるのではないか。いっぽう、美人、しかも相当な美人が下ネタや自虐や悪口にチャレンジするのは、いくらそのセンスが優れていようとリスクでしかない。「マイナスを補うための処世術」と「プラスにあと一盛りを加えるギャンブル」とでは、スタート地点からベクトルの向きまで……すべてが別物であり、そこらへんを安易にごちゃ混ぜにしてしまったら、結局は「タイトル勝負」なだけの支離滅裂なドラマとなり果ててしまうのではなかろうか?

 

私は、やはり「ちょうどいいブス」の発案者である山崎本人が「芸能界一のちょうどいいブス」と太鼓判を押す指原莉乃を主役に添えるべきだったのではないか、と考える。もしかすると指原サイドがそのオファーを断った可能性もなくはないけど……?

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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