「御社」と「貴社」の使い分け方って? たった一言で印象を変える“デキる大人の日本語”

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人の印象は見た目に左右される。そのため、ビジネスシーンでよい印象を与えるために身だしなみを整え、清潔感に気を配ろうと考えている新社会人の方は多いはず。しかし、人に与える印象は見た目だけではなく、あなたが普段使っているなにげない一言によっても大きく変わる。いくらよい第一印象を与えることができても、言葉で損をしてしまうこともあるのだ。

 

そんな失敗を防ぐために役立ってくれるのが。本書はビジネスシーンでどう伝えればよいのか悩んでしまいやすい言葉を“デキる大人の日本語”に変えてくれる1冊。

 

知性や品性を感じさせられる日本語を使っていけたら、クライアントからの信頼がより厚くなり、自分の価値が高まっていく。言葉づかいを磨くことは、自分の人柄を磨くこと。そこで本稿では、ビジネスシーンで使える“デキる日本語”をいくつかご紹介していきたい。

 

 

■意外に知らない!「御社」と「貴社」の使い分け方

 

「御社」と「貴社」は、どちらも相手の会社を敬っているときに使う表現。だが、同じ意味であるからこそ、どんな風に使い分けたらよいのか知っている方は意外に少ないのではないだろうか。実はこの2つの言葉は、伝える手段が口頭か書類上かによって使い分けられる。

 

「貴社」は言葉の響きから、「記者」や「帰社」などが連想されやすい。そのため、口頭で伝えたいときは「御社」を使用し、誤解を招かないようにするとよい。一方、書類の場合は目で見て理解しやすいため、「貴社」を使用するのが一般的。お店の場合は「貴店」、学校の場合は「貴校」、協会は「貴協会」などと表記できるので、こちらも併せて覚えておこう。

 

また、多くのビジネスパーソンが悩みがちな敬語への疑問を解決してくれるのも本書の醍醐味。大切なクライアントに対しては失礼がないよう、敬語を使って話すもの。しかし、時に丁寧に接したいという想いが強すぎるあまり、間違った敬語を使ってしまっていることもある。例えば、あなたは「存じる」と「存じ上げる」の使い分けができているだろうか。

 

「存じる」と「存じ上げる」はどちらも「知る」の謙譲語。だが、相手に敬意を示したいか、単に丁寧な印象を与えたいのかによって、使い分ける必要がある。クライアントに対して敬意を表したいときは「存じ上げる」をセレクト。対して、自分の動作を説明したいときは「存じる」を使っていくのが正しい使い方なのだ。

 

なお、この考え方は「行く」や「言う」という言葉にも応用させられるので、本書を参考にしながら正しい謙譲語を使えるビジネスマンになってみてほしい。
 

 

■メールを活かしてワンランク上のビジネスマンに

 

ビジネスの場では、メールで遠方のクライアントと連絡をとることも多い。メールは電話よりも手軽な連絡手段であるが、人柄が伝わりにくいのがデメリット。だからこそ、大切なクライアントから誤解されないためには、ワンランク上の日本語で信頼関係を紡いでいこう。

 

そのためにぜひとも覚えておきたいのが「取り急ぎ」という、メールの定型フレーズ。大切なクライアントからのメールには誰だって即返信したくなるが、時には自社での確認が長引き、クライアントに待ってもらわなければいけないこともある。こうしたときは全てが決まってから連絡すればいいと思うのではなく、メールを受け取り、概要を確認したという意志表示をすることが大切。「取り急ぎ」という言葉には「大変急いで」という意味があるので、返信に時間がかかりそうな場合は「取り急ぎ、受領のご連絡にて失礼いたします」と伝える習慣を身につけていこう。

 

また、自社内では「取り急ぎ」と同じ意味を持つ「いったん」や「ひとまず」を活用していくのもおすすめ。例えば、社内向けの資料を荒削りのまま確認してもらわなければならない場合は「急ごしらえで不十分な点もあるかと存じますが、ひとまず現状をお送りいたします」と伝えると、上司からの評価もアップする。自分の印象は、TPOに合った日本語をセレクトしていくことで、ガラっと変化させていけるのだ。

 

普段使う言葉をほんの少し変えるだけの“印象アップ作戦”は新社会人だけでなく、自己PRが苦手な方にもおすすめ。語彙力は自然に身につけることが難しいからこそ、能動的に吸収していこう。

 

 

文=古川諭香
 

 

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