「できる子」に育てる、超戦略的な極意とは

人間関係

 

「できる子」に育てる極意は、「できないこと」を認めること。

 

「あ~それ、できない!」。やりもしないうちから、文句を言って、やろうとしないお子さんにイラっとされたことはありますか? どんなことでも「初め」があり、どんなプロにも「初心者」がある。だから、初めからうまくいかなくて、当たり前。きっと、お子さんに何度も話されたことがあると思います。ですから、そういうことは、「知識」としては、お子さんの頭の中には入っているのです。

 

でも、できないことはしない。それは、誰でも初めはできないけれど、やっていればできるようになるよ、ということが、ハラ落ちしていないということです。

 

だいたい、私自身が、できないことにも果敢に挑戦していこう、というタイプではありません。できない自分、ダメな自分は隠しておいて、スマートな自分を見せていたい。そう思って憚らない私です。もちろん、私はそんなスマートな人間ではありません。スマートに見せよう、と必死に演出しているわけです。スマートに見せるために、できる何か、すごい何かをアピールするなんて、まさに張りぼてですね。

 

ところが、そんな張りぼての自分も、子どもの前ではバレバレです。私の勤めている学校には、職員室がなく、担任は朝から晩まで、教室にいます。1週間近くにもわたる臨海学校が2年生からあり、当然、寝起きも一緒にします。ということで、一生懸命、張りぼてを作っている自分もバレバレなんですから、もう、仕方ないと、裸の自分でいるしかありません。そんな「できない自分」をどうにか、認めようとしている「自分」。大人でさえそうなのですから、子どもは、もっと「できないこと」を自分で認められないのではないでしょうか。何かをやってはみたけれど、できなかった自分。そんな自分を自分で見たくないからこそ、やらない。

 

ならば、できない自分を認めてあげることが、スタートになるのではないかと思います。私の経験上は、「できないこと」を子どもが想定している以上に認めて、どんどんやってあげると、そのうち、「もう大丈夫。自分でやる」と言い出す子がほとんどです。ですから、「できないことを認めること」も、「初めはやってあげること」も、全く甘やかしではありません。むしろ、戦略的な取り組みなんです。何より、自分自身が何かを始める時、そうしてくれたら、心のハードルは、ずいぶん下がるだろうな、と思います。一度、試してみませんか?

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私立小学校校長

青木洋介

1976年生まれ、都内私立小学校校長。 2013年「むさしの学園小学校の母親を変える教室」出版。 低学年から高学年までの担任を経験する中で、子どもが安心して活躍するためには、まず、母親がイキイキしていることが大...

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