PTAは「任意」団体って知ってた? それでも安易に「非加入」を選択すべきでない理由

ライフスタイル

 

■PTAは、非加入でもOK

 

日本では1945年に誕生し、70年以上にも及ぶ長い歴史を持つPTA。これまで、

 

子どもが入学したら、保護者は自動的にPTAに加入し、会員になる

会員になった保護者は、PTA活動の財源となるPTA会費を払う

 

という流れが一般的でした。

 

しかし、このPTA、ルーツをさかのぼると、もともとは「任意団体」。同じ目的を持つ人々でつくる、法的には存在しない任意の集まり。かみくだいていうと、「入りたい人は入って活動する、入りたくない人は入らなくて良い」団体です。

 

つまり保護者には、「PTAに非加入」「PTA会員にならず、PTA会費も払わない」という選択肢があるのです。

 

 

■「非加入」だと卒業記念品がもらえない!?

 

このことに注目した識者やメディアが、PTAの運営方法やそのあり方に対して、問題提起を行ってきました。これにより、従来の「保護者が自動的に加入しPTA会費を支払う」というシステムから、「PTAが保護者に『入会届』を配布して加入の意思を確認し、加入の意思を示した保護者がPTA会費を支払う」というシステムに変更する学校も、少しずつ増えていています。

 

その一方で、PTAに「非加入」の意思を示し、PTA会費を払わずにいたら、

 

  • 子どもが登校班のリストからはずされた
  • 卒業記念品をもらえなかった

 

……など、不当な扱いを受けたという話も聞きます。

 

 

■子どもが通う学校のPTAを知ろう

 

子どもたちがのびのびと、すこやかに育っていくためには、地域に住む大人の目や手が必要不可欠です。PTAは、その一端を担っていると思います。

 

PTAは、「子どもが真ん中にある」団体です。保護者がなんらかの理由で「非加入」の意思を示したとしても、その保護者の子どもだけに異なる対応をするのは、PTA本来の目的からはずれているのではないか、と、私は思います。

 

また、保護者のほうも、「PTAに加入するとPTA活動に協力しないといけないから…」「PTA活動は大変そうだから…」などの理由で安易に「非加入」と決めてほしくないと思います。

 

「活動に時間がかかりすぎる」

「人間関係が面倒」…など、PTA活動についてはネガティブな声も多く聞きます。

 

確かに、PTA会長をはじめ「執行部」の活動はハードかもしれません。しかし、「執行部」の下部組織の委員活動は、

 

  • 2カ月の一度の定例会に参加
  • 基本、他の委員さんと協力しながら活動を行う

 

など、その負担は意外と軽く、やってみると意外と楽しいものです。

 

もちろん、「自身が闘病中である」「介護を一手に引き受けている」などの場合は、断るのもOK。時代の流れを受け、PTA組織のスリム化、活動の効率化に取り組む学校が増えてきています。

 

自分の子どもが通う学校のPTAが、「どのような組織でどのような活動を行っているのか」を確認し、加入、非加入についてはもちろん、保護者が気持ちよく参加できる組織としてのあり方や活動内容について、主体的に考えていきたいものです。

この記事が気に入ったらいいね!しよう

citrusの人気記事をお届けします

SNSで記事をシェア

エディター&ライター

長島ともこ

エディター、ライター。明治大学経営学部経営学科卒業後、スターツ出版株式会社、株式会社扶桑社等を経て、フリーエディター&ライターとして活動。育児、妊娠&出産を中心に、教育、医療、生活実用などの分野で雑誌...

長島ともこのプロフィール&記事一覧
ページトップ