高嶋ちさ子がいつでも「断言」できる理由を、「いい年こいたバカ女」の存在から想像してみる

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出典:「高嶋ちさ子 オフィシャルサイト」より

ネット版のデイリースポーツによると、いまやアラフィフ世代における毒舌キャラのトップを独走してやまないバイオリニストの高嶋ちさ子(51)が、トーク番組『ザワつく! 金曜日』(テレビ朝日系)に出演。近年の「美魔女ブーム」を「くだらない!」と、一刀両断した……らしい。そのおおよそな流れは以下のようなものであったという。

 

[アンケートで「日本人は化粧が濃い」とあきれる外国人女性の意見を番組中で紹介。それに対し、高嶋は「本当にそうだと思う。日本の女性は見た目で勝負しようとしすぎなんですよ」と賛同した。

さらには「自分の内面を磨くことよりも、まつ毛を1ミリでも2ミリでも伸ばすことが重要なの。40代、50代になってくると、生活を充実させることよりも、胸が垂れないようにすることが大事なんですよ。だから“美魔女”とかくだらない言葉が出てくるんですよ」とまくしたてつつ、「50超えて(エクステで)こんな(長い)まつ毛してたら吐き気しないですか。イタイ、イタイ」と淀みない論調で持論を展開し、(場を)盛り上げた。]

 

要は「イイ年こいて外見ばっかに囚われているのはバカ女! もっと内面に目を向けましょう」ってことなんだが、その後、共演者の長嶋一茂(53)に、高嶋が「ブサイクで面白い女と、キレイでつまらない女と、どっちがいい?」と質問。すると、一茂は「キレイでつまらない女」と即答し、高嶋が「ウッソ〜! こういうバカな男がいるから日本の女は!」と嘆いた……のだそう。

 

たしかに、加齢に抗い「アンチエイジング」オンリーにベクトルを向けた美容法はいかがなものかとも思うけれど、私も一茂同様の「バカな男」のれっきとした一員であり、40〜50代の美魔女から20代のギャルまで……年齢を問わず「キレイなだけしか能がない女性」と、ディナーの時間くらいを共にするのは、決して嫌いじゃない。いくら会話がつまらなくて内容がなかろうが、“目の保養”という意味では、やはりそれなりの恩恵にあずかることができるからだ。あと、「正しい・間違っている」「有用・無用」は抜きにしても、そんな彼女らの「外見“のみ”に全神経を集中させる」そのモチベーションは、私にとっては“未知の世界”であって、そこから得られるものは殊のほか多かったりもする。これもまた解釈のしようによっては、立派な“内面”のあらわれ──単に、高嶋にとっての「バイオリン」が、美魔女にとっては「長いまつ毛」や「ボトックス注射」なだけなのである。

 

だが、私は高嶋のこういった偏見混じりな(というか、偏見でしかない)放言のスタイルも、決して嫌いじゃない。たまに炎上こそすれ、世間的にも案外「嫌いじゃない」ヒトは一定数潜んでいるに違いない。だから、あらゆるメディアでも“タレント”として引っ張りだこなんだろう。

 

とにかく、最小限の情報から直感のみで良いか悪いかを二択でぶった斬ってしまうところが素晴らしい。美魔女一つについて語るときも、高嶋が持ちあわせる美魔女情報はあまりにも適当で薄っぺらい。おそらく「派手なエクステでまつ毛をバサバサさせている中年女性=美魔女」程度の認識なのではなかろうか?

 

情報はたくさん集めれば集めるほど、“例外”の数も増え、“断言”はむずかしくなっていく。たとえば、専門家による“例外”について長々と補足された医療コラムより、素人がツイッターにアップした、なんの裏付けも検証も行われていない「男の子が欲しければ激しい挿入・女の子が欲しければ優しい挿入が効果的らしい」みたいな、たった数十ワードのつぶやきのほうが何十倍、何百倍ものビュー数を稼ぐことだってある。

 

「一刀両断」のコツとは「なるべく情報を集めない」──悲しいかな、コレに尽きるということだ。 

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(※citrus限定肩書き。たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッショ...

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